3月31日 月曜日
[西武信用金庫]売掛債権保証企業と提携
イー・ギャランティ(株)に取引先企業を紹介
西武信用金庫(東京都中野区、山崎正芳理事長)はこのほど、売掛債 (株)権保証サービス(eG保証サービス)事業を行うジャスダック上場のイー・ギャランティ(株)(東京都渋谷区、江藤公則社長)と同サービスの顧客紹介に関するビジネスマッチング契約を締結した。
同金庫は地域の中小企業の経営課題の解決に向けて様々なネットワークを構築しており、その一環として企業が抱える売掛債権の貸し倒れリスクを軽減させるため、取引先の企業にイー社の保証サービスを紹介する。
同サービスはイー社が顧客と売掛債権にかかる保証契約を締結、あからじめ売掛債権の保証限度額を設定し、債権先が倒産した場合などに保証額を履行するサービスで、同社は地方銀行を中心にした金融機関との提携を進めてきたが、信用金庫との提携は西武信金が初めてという。
【トップセールスに挑む】
8年間でPRチラシ15万枚を自力配布
ボーシンシステム代表/小滝秀貴さん
脱サラした後、相模原市古淵6−11−12の自宅を事務所にして鍵と錠を扱う個人企業を立ち上げたのが1995年10月。初期投資は同市上溝の企業が募集した起業者向け講習の受講料、工具、1500ccのライトバンなど合わせて約500万円だった。
それまではこの業界に縁が無く、自分の病気、父親の他界など一身上の不幸が重なった時期に、「何か始めよう」と気力をふりしぼって新たな生きる道を探し始めたころ講習のチラシが目に飛び込んで来たのがきっかけになった。
「始めてみたら多種多様な錠があることを思い知らされ、その構造と開錠手順を必死で覚える毎日だった。PRのチラシを作り、自分で市内や町田、津久井、川崎市の一部にまいた。創業以来8年間で15万枚になったはず。ポスティングの数では日本一だと思う」
だからといってすぐに効果が上がったわけでもないが、旧相模原市内のある地区で驚くほどの反応があった。それまで6千枚配って受注が一件あるかどうかだったのに、この地区では300枚に一件という高い受注を得たという。
「地域性だと思うが、未開拓の市場は確かにある、ニーズは掘り起こせば必ずあると実感した。また、この地区にはB5やB6のサイズでなく、名刺判のチラシを中心にポスティングしたのも効果があったのかと思う。それ以来、チラシでいちばん効果があるのは名刺判の大きさと考えるようになった」
開業当初、錠の取り換えの料金を1万2千円前後に設定した。「ほかの業者の価格は調べなかった。この値段で注文が取れればやっていけると考えた」と小滝さん。忙しいときには月30件を超える受注を獲得し、売上高が70万円近くに上ることもあった。しかし、この価格設定が業界の常識外だったことを仕入先のひと言で知る。「小滝さん、料金が安すぎます。ほかの業者と同じ程度にしてもらえませんか」。
それでも、現在に至るまで料金を変えていないが、最も多い注文がマンションやアパートの錠の取り換えだけに、不動産業やリフォーム業の好不況の波に仕事量が左右されるのは避けようがない。「ここ一、二年、これらの業界からの注文が減っている」と率直に語る小滝さん。その表情に危機感が漂う。
「錠前屋として生き残るにはセンサー類などセキュリティ全般を扱う業態に変えてくか、全く別の業種との二本立で行くかしなければ難しいかもしれない。現に、どちらかの業態にシフトしている同業者が少なくない」
こう語る本人もパソコン整備技術の習得にビジネス拡大の道を求めているが、それも後半生を賭けた仕事を維持したいという思いが支えになっているのは当然だ。「創業したころと同じようにハングリー精神を忘れず、いつも背水の陣の覚悟で作業している」と語る『錠前屋』の心意気に衰えはない。
4月1日 火曜日
[女子美術大学]5日から同窓会企画展
「PHOTO+GRAPH展〜光の描画」
女子美術大学(相模原市麻溝台1900)のアートミュージアムで4月5日から5月6日まで2008年度同大同窓会企画展「PHOTO+GRAPH展〜光の描画」が開かれる。
同大OBでプロとして活躍する写真家などの作品を展示するもので、わが国の女性写真家の草分けである山沢栄子、日本写真協会会員で「女性だけの写真教室」を主宰し、卒業生2500人を出した佐藤仁重、東京国際ミニプリント・トリエンナーレ2005審査員賞を受賞した後藤冨美子、2005年コダックスーパー8賞を受賞、新作長編映画「ALBIREO」を制作中の高橋瑛、2006年度コニカミノルタ「フォト・プレミオ賞」を受賞した24人の中から年度賞3人に選出された木内美羽らが出品する。
同展はまた、5月に大黒屋ギャラリー(東京・銀座)、ギヤラリー同潤会(東京・神宮)、新宿パークタワーギャラリー1(東京・西新宿)、女子美ガレリアニケ(東京都中野区)でも行われる。問い合わせは同大同窓会・電話03−3381−1500。
[相模原市]橋本駅〜相模川自然の村区間
コミュニティバスにバイオディーゼル燃料
JR橋本駅南口と相模川自然の村を結ぶコミュニティバス3台のうち1台に4月から導入するもので、バイオディーゼル燃料について市は07年5月に実証実験として初めてごみ収集車6台に導入した。同燃料が植物バイオマスの燃焼により排出されるCO2が温室効果ガスの増加にカウントされないため、神奈川中央交通(株)の協力を得て行うが、一方で橋本ライフタウン地区で運行経路を変更し2カ所の停留所を新設するほか、大島地区と金属工業団地にも新たに停留所を設け、運行時間帯も朝夕1時間ずつ延長する。
[ギャラリー・二桜舎]世代超え2人展開催
テーマは「シベリアからそうぞうへ」/1日から
師弟関係もなく親類でもない30代の女性画家と80代の男性画家による野心的な二人展、「シベリアからそうぞうへ」が4月1日から13日までギャラリー「二桜舎」(大和市中央林間2−10−9)で開かれる。
門馬由佳さん(相模原市在住)と宮本惇氏(横浜市在住)の作品展で、二人はたがいの個展に足を運ぶうち芸術に関する本質的な対話を重ねるようになったという。
門馬さんは、第二次大戦後シベリア抑留と強制労働いう極限生活を土台にして独自の作風を確立した宮本氏との対話を通じて自分自身の感覚を根底まで掘り下げ、宮本氏が飢えに苦しむ凍れる手で摘んで食べた大雪原の野ばらの実を描いた作品に深く感動。同氏の手をモチーフにした「M氏の像」という作品を制作している。
二人展は同ギャラリーが企画し、2007年6月から異例の長さの打ち合わせと準備を経て実施する。参観者と芸術家との対話を通じて、作風のまったく異なる作家の作品に新たな光を投じる効果も期待される。
午前11時から午後7時(最終日午後五時)。月曜休廊。会期中、門馬さんは3、7日、9〜11日を除いて在廊する。問い合わせは同ギャラリー・電話046−273−5113。
4月2日 水曜日
[(株)インフォトップマーケティング]
ロゴデザイン募集
無料情報発信サイト「DI−VE(ダイブ)」
インターネット広告代理店業の(株)インフォトップマーケティング(東京都千代田区、笠浪哲社長)は2007年6月に創刊したトップマーケッターの生の声とネットビジネスの今を伝える無料情報発信サイト「DI−VE(ダイブ)」のロゴデザインを募集している。
同サイトは数多くのネットビジネスの中から第三者的な視点により良質の商材を取り上げて掲載しており、現在のアクセス件数は月間10万(ページビュー)だが、今後はリニューアルを機にネットビジネス以外のテーマも増やし、より多くの人に提供するためロゴデザインを募集するもので、6月16日まで募る(当日消印有効)。
その作品の中から6月下旬には20作品を選出、7月1日に同作品をサイトに掲載し、一般の投票で最優秀1点(賞金50万円)と優秀2点(同5万円)を選ぶ。応募要領などは同サイトhttp://www.di-ve.jp/
[(株)ゴルフパートナー]体脂肪計プレゼント
プロゴルファーとのスポンサー契約を記念
全国でゴルフショップ227店舗を展開する(株)ゴルフパートナー(東京都中央区、石田純哉社長)は2008年プロゴルフスポンサー契約を5人と結び、これを記念してペンダント型体脂肪計を100人にプレゼントするキャンペーンを4月30日まで行っている。
スポンサー契約を結んだのは、ファンサービス精神にあふれ、2008年のシード権を獲得したすし石垣、16年目にしてツアーに初挑戦し、2008年シード権を確保した篠崎紀夫、斬新な解説で同社のフリーペーパーでも連載記事を提供しているタケ小山、女子プロ界で今一番の伸び盛りと言われ、2008年シード権を獲得した土肥功留美、ポテンシャルなナンバーワンと言われ、来年のシード権獲得を目指す紫垣綾花の5人のプロ。
プレゼントの応募ははがきに郵便番号と住所、氏名、年齢と記入して〒103−0023新日本橋駅前郵便局止め、ゴルフパートナープレゼント相模経済新聞関係へ送る。当選は5月中旬から下旬にかけて行う賞品の発送で発表に代える。電話03−6667−8226。
[(株)オレンジページ]クイズ形式のドリル本2冊発行
「家事豆知識ドリル」「料理基礎ドリル」
(株)オレンジページ(東京都新宿区、小倉厚子社長)はこのほど、ムック版のオレンジ流「家事豆知識ドリル」と「料理基礎ドリル」の2冊を同時発売した。
双方ともクイズ形式で簡単に覚えられるようにまとめたもので、コンパクトサイズなので通勤途中などどこでも携帯して読めるようにしており、「家事編」は、1掃除、2キッチンのエコ家事、3洗濯、4衣類・小物の手入れに分け、例えば「洗濯物はひなたで干すのがいちばん?」といった168問の設問で正解かどうかを解く仕組みになっている。
一方、「料理編」は、1料理の常識、2野菜の下ごしらえ、3魚介の基礎と豆知識、4保存&電子
また、双方とも家事力、料理力アップレッスンと難易度別おさらいテストつきで、定価が共に860円(税込み)。www.orangepage.net/
4月3日 木曜日
[(株)D・F・S]日本初、大学院専用就職情報サイト
3月から「アカリクWEB」スタート
D・F・Sが国内初の大学院専用就職情報サイト開設
旧文部省の大学院重点化計画で博士号取得者は増加したものの、定職に就けない「オーバードクター」や身分が不安定の「ポストドクター」の増加による学歴難民の問題が生じている。同社はこのため大学院生と企業を結ぶインフラの構築を目指して、大学院生のためのフリーペーパー「アカリク」(アカデミー&リクルートの略称)を発行、全国の大学院50カ所で無料配布を行っている。
また、07年5月には京都大学キャリアサポートセンターと文科省によって採択された京都大学若手研究人材キャリアパス多様化計画で同大との事業提携を行った。
今回のサイト開設はそうした動きの一環で、同WEBでは就活に不安を抱く大学院生向けの呼びかけとか、大学院生が企業に、企業が大学院にメールできるプレミアムスカウト機能、興味津々クリック機能なども備えた。URLはhttp://www.acaric.jp/ 。
[ギャラリータグボート]
「現代アートのいろ・かたち」展
アンディ・ウォーホール、村上隆ら作品を展示
5月7日まで
マーケットアウトビジネスの創出・育成にあたる起業専業企業の(株)エムアウト(東京都港区、田口弘社長)の@Gallery TAGBOATは4月11日にオープンする複合施設青山Ms TOWER内のクレアーレ青山アートフォーラム記念展に協力し、5月7日までの期間中、「現代アートのいろ・かたち」のテーマでタグボートが取り扱う作品約25点を展示する。
奈良美智、村上隆、草間彌生、青島千穂、杉本博司、アレックス・カッツ、アンディ・ウォーホールらの版画を中心に約25点を展示し販売するもので、同時期に同フロアのカフェでアートサロンも開講。川村記念美術館でマーク・ロスコ、フランク・ステラなどの重要作品を収集、展覧会を企画した経歴を持ち、現在はタグボートのアート・ディレクターを務める広本伸幸氏によるトークイベント「いろって、かたちって」をテーマにした講演も行う。参加費が税込み3000円、定員が先着30人で、http://www.tagboat.com/で申し込みを受け付けている。
[(株)Gbless]
急な運送を無料で紹介するサービス
「Go!インタイム」事業を開始
(株)Gbless(ジーブレス、名古屋市、原田陽統社長)は3月24日、当日・翌日発という運送業務を無料で紹介する新サービス「Go!インタイム」を始めた。
製造業・商社などの荷主から「至急運んでもらえる業者を紹介して欲しい」というニーズに対応し、現在提供しているGoGoトラック物流マッチングサイトで提供するもので、日本全国の個人・法人から当日・翌日に運びたい荷物や運行情報をマッチングサイトに入力すると、全国の業者からその荷物を輸送するのに適した運送業者にFAXやメールなどで情報配信する仕組み。
その情報を受け取った運送業者は荷主と直接連絡を取って商談・契約できる。その利用料とか登録料は双方とも負担の必要がないという。
利用は日中の即時配信と夜間配信のどちらかを選び、即時配信は上限50社、夜間配信は上限200社まで配信数を指定できる。このため運送業者は自分で荷物(運送業務)を探す負担がなく、トラックの稼働率が高められる。
なお、この情報は「GoGoトラック」の会員にも配信される。http://www.gogotruck.com/
4月4日 金曜日
[フラワーマーチャントhanamasa]
「低価格」看板に、矢部駅北口にオープン
JR横浜線矢部駅北口のダイクマ前に3月15日、「フラワーマーチャントhanamasa」(相模原市矢部3−17−15)がオープンした。
「花が大好き」と言う経営者の高見沢正仁さん(35)は町田市出身。長い間、小売店や市場で花を扱う仕事をしてきたが独立を決心して同所の商業ビル1階にテナントとして入居した。
店の広さは43平方メートル。切り花、苗物、花鉢、観葉植物、蘭などが豊富にそろっている。「多くの人にもっと気軽に親しんでもらうため、安い値段で花を提供するのが店のコンセプト」と高見沢さん。「ラッピングや盛り花の相談などホームセンターやスーパーにはないサービスでも特色を出したい」と加える。
価格は切り花が1本100円台から、花鉢も200円か300円台中心の手頃な価格を設定している。近隣の主婦らが顧客の中心になりそうだが、矢部駅へのアクセス道路の入り口という立地のよさもあって、通勤帰りの若い女性が切り花を買い求める姿も多く見られる。
営業時間は午前10時から午後8時。当分の間定休日を設けない。
[相模原商工会議所]ISO入門の受講者を募集
9OO1が5月13日、14001は5月20日に実施日
相模原商工会議所はいま、ISO9001、ISO14001の一日入門講座の受講者を募集している。
ISOの導入を考えている企業などを対象にしたセミナー。従来はそれぞれ三時間の講座を行ってきたが、受講者からの「規格についてもっと詳しく知りたい」「内部鑑査員の下準備をしたい」といった要望に応えて一日コースに変更した。
実務に精通した現役の主任審査員がわかりやすく解説するため、初心者でも十分に知識を習得できる。
実施日は9OO1が5月13日、14001は5月20日。いずれも午前10時から午後4時30分。会場は市立産業会館大研修室。定員は40人で、定員に達し次第締め切る。受講料は会員企業が一人5000円、非会員企業が一人1万円。申し込みの受け付けは4月25日まで。
問い合わせは同所産業振興課・電話042−753−8136。
[相模原にJリーグクラブをつくる会]
「ブレッサ相模原」発進
相模原JC、津久井JC、商議所青年部らが積極支援
“相模原にJリーグチームを”という熱い思いを発信する集いが3月20日、市立けやき会館で開かれ、市民約150人が参加して熱気あふれる催しになった。
「相模原にJリーグクラブをつくる会」(荒俣大代表代行)が主催したもので、相模原青年会議所、津久井青年会議所、相模原商工会議所青年部、相模原ローターアクトクラブの協力を得て、Jリーグを目指す新チームをお披露目し、参加者から激励を受けた。
市内きっての強豪サッカーチーム、南FCを母体にして生まれた新クラブチームは「ブレッサ相模原」。ブレッサ(Brezza)はイタリア語で「風」の意味。大凧まつりや風っ子展など市の行事にちなんだという。ロゴのデザインもこの文字をイメージしている。 この日は主催者のあいさつに続いて、来賓の宮崎泰男副市長が「ブレッサが市に熱い風をもたらしてくれるものと期待している。市は麻溝台に1万5000人を収容する陸上競技場の整備を進めている。ここで満員の市民がブレッサを応援する光景を思い描いている」と激励し、Jリーグ立ち上げに貢献した森健兒氏(日本サッカー協会特別顧問)は「まず地域の人がチームをもりたて、選手がそれに応えてほしい」とエールを送った。
チーム誕生までの映像による説明、4種類のユニフォームのお披露目が行われた後、あいさつに立った原隆行監督は、感激の表情を隠さず「私を含め選手全員がアマチュア。4月からの県リーグ戦に全力で臨み、夢をめざして一歩一歩進んでいきたい」と決意表明。引き続き、20歳から29歳までの選手26人が一人ずつ紹介され、激励の拍手が会場を包んだ。
アトラクションとして照手姫伝説を基にしたオリジナル作品が話題となっているRuuのミニコンサートが行われた後、古橋裕一氏(相模原青年会議所理事長)が「これからもブレッサを支え、市民一人ひとりに応援していただけるチームにしていきたい」と市民にサポートを呼びかけるメッセージを述べて閉会した。
ブレッサ相模原がJリーグ入りするまでは最短でも5年が必要で、夢実現への第一歩になる今年度県一部リーグの初戦は4月27日に平塚市で行われる対平塚FC戦。
同会は法人、個人のサポーターを募集中。個人会員の年会費は3000円。チーム交流会への参加などの特典がある。問い合わせは同会事務局の荒俣さん・電話042−758−8405。
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