5月12日 月曜日
[ラポール千寿閣]5大陸のワイン飲み比べ
ワインアドバイザー迎え27日に開催
ホテルラポール千寿閣(相模原市上鶴間本町3−11−8、岩崎正社長)は5月27日午後6時30分から社日本ソムリエ協会認定のシニアワインアドバイザーである堀内俊氏を講師に迎え、「5大陸のワインを楽しむ夕べ」を開く。
中国で開くオリンピックイヤーにちなみ、5大陸のドイツ、オーストラリア、南アフリカ、日本、アルゼンチンのワインを飲み比べて楽しむもので、料金がフランス料理を含めて7000円。予約と問い合わせは電話042−749−1121。
【トップセールスに挑む】
伝承した酒まんじゅうを名物に高める
さがみ野夢工房「ふっくら」/安藤弘子代表に聞く
開業まではごく平凡な農家・酪農家の嫁としての生活を送った。地域の農協の婦人部長を務めていた義母の後について、野菜作りや酪農の勉強を重ねるうち新戸に伝わる酒まんじゅう作りも自然に習い覚えた。
その義母が倒れ、介護しながら自分が地域の農家の女性リーダー役を務めていた1993年、当時の小川市長から「相模原の名物になるものを開発できないか」と相談され、試行錯誤を重ねながら行き着いたのは、やはり地場産の小豆と地粉を使った酒まんじゅうだった。
「20年ほど作り方を教わったお陰で、どうにか自分自身の味を出せるようになった。これを相模原の名物として売り出そうと決心した」と回想する安藤さん。酪農をやめ、自宅敷地内の物置を壊して約80平方メートルの多目的和室付きの店舗、製造所を新築した。
当初は自家栽培の小麦と小豆を素材に使った。こうじは米こうじと水、冷ご飯をかき混ぜて作る。この「まんじゅう酒」をこして小麦粉と混ぜ合わせ、しばらくねかせた後あんこを包んで蒸し上げるのが製法の骨子。
レシピ通りに作れば誰がやっても同じ味に仕上がりそうだが、そうではない。1個45グラムの皮、30グラムのあんこを次々に寸分の違いもなく、手秤(てばかり)で量る熟練の妙技が相模原名物の名に恥じない味を支える。
創業当時から評判を呼んだが最近、若い客層が増えている。価格は1個100円。普段は1日500個から700個、地域のイベント時などには1200個程度を生産する。周辺だけでなく県央や横浜、東京、さらに電車で茅ヶ崎方面から訪れるリピーターも少なくない。
安藤さんのもう一つの顔は県の「ふるさとの生活技術指導士」。地域の小学校や公民館で伝統の味覚の作り方を講義し、保育園や幼稚園で地域産の野菜の大切さとおいしさを教える食育にも携わっている。
実は昨年、大事なスチーマーが故障した。「始めたときは10年続けば上出来と考えていた」と真情を明かす安藤さん。10年目の危機に臨んでどうしようかと迷う気持ちがあったが、「よし、あと10年」と自分を奮い立たせた。
自然素材の安全・安心な食品で、生産者の顔が見える地産地消のおいしいおやつ。「本物を作れば、必ずお客さんはついてきてくれると感じる」という安藤さんの言葉に自信と強い説得力の響きが伴うのは当然。最近発刊された市名産品ガイドに掲載されたが、そのキャッチコピーが地域での高い評価を示している。「伝承の味は今、郷土のお宝に」
[女子美アートミュージアム]
5月17日から6月29日、収蔵作品を中心に
「脇阪克二テキスタルデザインの世界」展
女子美術大学と同大美術館は5月17日から6月29日まで女子美アートミュージアム(相模原市麻溝台)で同大美術館が収蔵する作品を中心にした「北欧の夢 ニューヨークの洗練 日本の情緒」をテーマにした「脇阪克二テキスタルデザインの世界」展を開く。
脇阪氏は日本のプリント布のほとんどが無難な柄だった約40年前に欧米に渡り、1968年から1976年までフィランドのマリメッコ社、1976年から1985年までニューヨークのジャック・レノア・ラーセン社のデザイナーを務めた。また、1976年から1996年まではワコールインテリアファブリックと契約して斬新なデザインのテキスタイルプリントを発表、テキスタイルで世界有数の3社に在籍した日本人は同氏だけとされており、現在はデザイナーとして活動する一方、京都造形大学の染色テキスタイルコース客員教授も務めている。
展覧会ではそうしたキャリアを持つ同氏の布と手描きによるデザイン原画を展示し、フィランド、アメリカ、日本のそれぞれが持つ文化を投影したデザインの原点とかプリント布の魅力に焦点をあてる。
入館料が300円で、6月6日には午前10時から「フィランドのプリントテキスタイルの歴史」をテーマにしたスライドレクチャー、午後3時30分から脇阪氏を囲むトークイベントが行われる。
火曜日休館、公式HPはwww.joshibi.ac.jp/jam/。
5月13日 火曜日
[ジュエルベーネ]貴金属を高価買い取り
投機と需要増で価格高騰
相模原市の西門商店街で25年の営業実績を持つ、宝石・貴金属の専門店「ジュエルベーネ」(相模原市相模原6−23−9、松藤頼子社長)は、地金買取りフェアを行っている。
貴金属の世界的な高騰を背景に、同店のスタッフが不要になった金やプラチナのアクセサリーなどを無料査定し、現金買取りしているもので、同店の原田裕明専務取締役は「家庭に眠っていたり、使えなくなったりしたネックレスやチェーン、指輪などをぜひ売ってほしい」と話す。
金の価格高騰はアメリカに端を発したサブプライムローン問題に伴い、投資が株から貴金属や石油などにシフトした結果で、日本でも1999年に1グラム917円の底値を打った小売価格が最近、3000円以上の値をつけている。
それに加え、自動車やハイテク製品の素材として金やプラチナへの需要が高まっている反面、金の産出量そのものは限られており、また、掘削の困難な場所に埋蔵されていることもあって、リサイクル利用の需要が高まっている。
同店は専門店の強みを生かし、買取りのほか再加工や修理、買替えなども行っており、「持って来ていただいた貴金属のベストの生かし方をアドバイスしている」と原田専務。
今年になってから目立って貴金属の買取りを求める客が増え、3年前に同店で1キロ140万円で金を買い取った人の求めに応じて査定を行い、300万円で買い取ったケースもあるという。
「現在の世界の金産出量は年間約2500トン、リサイクル量は約1500トンとされているが、これからはリサイクルの比率が高まるのは必至。貴金属に関することなら何でも相談してほしい」と同専務は話している。問い合わせは電話042−751−2626。
[さがみはら教育応援団]第3回ナツガクの講師募集
小学生以上対象・25から30講座を予定
NPO法人さがみはら教育応援団(文京2−4−9、吉川和代理事長)は今年で3回目を迎える「夏休みみんなの一日大学(通称ナツガク)」の講師を募集している。
今年は8月23日に麻布大学で開き、一般市民、高校・大学生、企業、大学提供の講師により25から30講座を予定しているが、その講師を募るもので、受講者が小学生以上で年齢制限をしていないので、その点を考慮して応募して欲しいという。
ジャンル、テーマは問わず、午前9時から午後4時までに1コマ80分(2コマ連続も可)の講義が条件だが、ボランティアとして募るので交通費、謝礼は支給されない。応募の締め切りは5月16日必着で、所定のエントリーシートを使用する。
ちなみに、過去2回のナツガクでは「電車大好き人間集まれ!」「朝食の大切さ〜食べ物と脳とのリアルな関係」「犬と仲良くなる方法」「倒幕の志士・坂本龍馬は〇〇〇〇だった」などのユニークな講座が組まれ、受講者の最高年齢が84歳だった。問い合わせは電話042−853−8844。e-mailはsess@jcom.home.ne.jp。
[県産業技術センター]製品化支援で19件採択
開発で9テーマ/一般のテーマは10件に
県産業技術センター(海老名市下今泉)はこのほど、県内中小企業の技術と経営両面をサポートする製品化支援事業で2008年度は39件あった応募の中から19件の開発テーマを採択したと発表した。19件のうち10件が一般テーマで、9件は同センターの製品開発室を拠点に取り組むが、このために同室を8室から9室に増やした。
この支援事業は「創業期・製品化支援モデル事業」として2004年度から開始、当初は15件の応募に9件が採択される程度だったが、それ以降の2005年度は27件に対し12件、2006年度が28件のうち15件、2007年度が32件のうち17件と、応募および採択件数とも増え続けている。
支援内容は資材の提供や分析試験・機器使用料負担による技術支援と、資金調達相談やビジネスプラン作成にあたる事業化支援の両面にわたるが、2008年度からは同センターに設けられた財神奈川産業振興センターのスタッフによる相談センターが経営と技術の両面でワンストップ・サポートする。採択された製品開発室の九テーマは次のとおり。
[製品開発テーマ]
①窒素アルミにポリイミド樹脂含浸の複合素材を活用した耐電圧機器用「高熱伝導・絶縁・放熱シート」の商品化
②ナノ粒子による植物関連成分検出方法・機器の開発
③コイン型燃料電池を活用したブロック式組立自在燃料電池の試作・商品化
④ガラスと樹脂との接着に関する速硬化仕様の開発
⑤ガラス基材への回路形成技術および積層技術の開発
⑥ゴンドラ安定走行装置の事業化と壁面走行ロボットへの適用
⑦コンパクト化による簡単設置のアクティブノイズコントローラー
⑧コンクリート補強用再生PET繊維のハイブリッド化および応用の研究開発
⑨鉛フリー半導体セラミックスPTCの開発。
5月14日 水曜日
[セレモニーホール永田屋]法要と会食が可能に
富士見3丁目に法事会館新設
創業95周年を迎えた、セレモニーホール永田屋(相模原市橋本)が経営する富士見斎場(富士見3−1−1)敷地内に4月29日、法事会館がオープンし、お披露目の見学会と多彩なイベントが行われた。
完成した法事会館は軽量鉄骨平屋建て、床面積は70平方メートル。祭壇、会食スペースと簡易な厨房、トイレを備える。収容能力は約40人。
同社の田中大輔常務は「読経と会食が1カ所でできるのが最大の利点。葬儀や法事の後、レストランなど別の場所に席を移して会食するのは面倒だから同じ場所で一度にできるようにしてほしいという希望が以前から多かった。当社が重視しているお客様へのアフターフォローの一環として新設した」と話す。
斎場と同じ敷地内というだけでなく国道16号に面した旧相模原市の中央部という立地上の利点もあるため、使い勝手のよさが評判を呼びそうで、月平均5件から6件の需要を見込んでいる。駐車場も増設して合計40台分を確保した。
29日の見学会は、歌手Ruuの歌や器楽演奏、フラワーアレンジメント教室、葬儀なるほど教室など盛り沢山な催しを併催。模擬音楽葬では女性3人による器楽演奏も行われた。このほか、100円での食べ放題、子ども向けの風船プレゼントなども実施。多くの近隣住民らでに賑わった。
やまとふれあいの里レンゲまつり
4月29日・大勢の家族づれなどで賑わう
大和市南部地区の名所を結ぶ「春の香りを訪ねて花めぐり」のファイナルイベントにあたる「やまとふれあいの里レンゲまつり」が下和田の県営いちょう団地西側の水田耕地で4月29日に行われ、大勢の家族づれなどで賑わった。
地元の自治会や下和田水田組合などによる実行委員会(石井一夫会長)が主催したもので、会場になった約4ヘクタールの水田には昨秋種まきしたレンゲがピンクの花を咲かせ、家族づれなどが綿菓子や焼きそばなどの模擬店に立ち寄ったり、レンゲの花摘みなどを楽しんだ。
また、会場の西側では地元住民が持ち寄った鯉のぼり約150ぴきが水田の傍らで下和田鼓親会による太鼓のリズムにあわせるかのようになびく光景も見られた。
相模原市中央4丁目の競輪場外車券売場
周辺住民の反対で白紙撤回に
アイワールドセンタープラザ(相模原市中央4丁目)の3階に開設する準備を進めてきた会員制の競輪場外車券売場「サテライト相模原」の計画が周辺住民の反対で白紙撤回になった。
同計画を巡っては周辺の地区子連や子ども育成会が4月11日に反対を表明、市および市議会に署名を添えて要請する一方、中央4丁目の自治会が臨時総会で反対を決め、22日にアイワールドに文書で白紙撤回を要請した。このため同社が撤回を決め、25日に同自治会に回答した。
5月15日 木曜日
[酒菜・まさ蔵]「緑提灯」運動に共鳴し4つ星
国産食材にこだわる/旧相模原市内で第一号
2005年4月に北海道の小樽運河前屋台団地のかき専門店を皮切りに始まった国産食品にこだわる「緑提灯店」が全国に拡大、相模原市内でもこのほど、「酒菜・まさ蔵」(橋本3−15−17、高橋政志店主)が4つ星の緑提灯を掲げた。市内で2店目だが、旧市内では第1号店で、高橋店主は「野菜、魚介、肉類とできる限り国産品にこだわり、そのために食材は自分の目で確かめて買い付けしているので、この運動に共鳴し、掲げた」と話している。
日本の食料自給率はここにきて40パーセントを切ったが、「緑提灯」運動は2004年4月、こうした状況を憂う北海道農業研究センターの丸山清明所長の「自給率を上げよう」という発案で始まった。
地場の野菜、魚、肉などを積極的に使うレストランや居酒屋の店頭に、「地場産品応援の店」と星印をしるした緑色の提灯を掲げる運動で、40パーセントの自給率を高めるため、地場産品50パーセントを使っていれば星1つ、60パーセントならば2つという形で星が増える仕組みで、90パーセント以上になると最大の星5つになる。
しかし、星の数は店主の自主申告で、違反した場合は「反省と書いた鉢巻を締める」といったユニークな“罰”を課しているが、「正直による信用」に基づいた星印なので、嘘の申告をしたら「その店は客に見放され、鉢巻を締める前に店を閉めるはず」と“警告”している。
こうした運動をネットで知って共鳴した「まさ蔵」はそこで、国産の食材にこだわっているため5つ星の申告を考えたが、ネックになったのが外国産材料の食用油。ならば国産に切り換えれば済む話だが、食用油の自給率はわずか2パーセント程度だから入手も困難なうえに値段も高く、それを使うとなるとメニュー価格も大幅に引き上げざるを得ない。
食材自体には5つ星の自信を持つ同店はこのために悩んだ。この食用油で星を1つ落として「4つ星で申告するならかえってお客様に誤解を与えるのではないかと思い、申告を断念しようと思った」(高橋店主)というのだ。
しかし、そんなふうに悩む心自体が「正直と信用を重視する態度」と常連客らが薦めたり、「緑提灯運動の趣旨が大切」という思いも重なり、提灯を掲げるに至った。
同店は「質の高い居酒屋」をコンセプトに刺身をはじめ季節料理、黒毛和牛の朴葉焼き、わっぱめし、味噌風味たれの手羽先から揚げ、地場卵のだし巻などが人気メニューで、予約で満杯になる日もしばしば。また橋本駅周辺に数あるチェーン店の居酒屋を凌ぐ常連客も多い。
ちなみに、緑提灯店はここにきて全国に拡大、4月28日現在850店(申請中を含む)にのぼっており、1000店に達するまでは提灯・送料など無料だったが、NPO法人の運営に切り替わったのを機に5月15日から有料化(実費1万円)になる。神奈川県内は40店を数えるが、相模原、大和両市は各2店にとどまっている。「まさ蔵」以外の店は次のとおり。
[相模原市]▽富士屋(相模湖町千木良179、ラーメン店)[大和市]▽しゃぶしゃぶでん・やまとつきみの本補(つきみ野2−8−1、しゃぶしゃぶ店)▽やきとりおじさん(福田2020)。
大和の切り絵サークルが作品展
彩り豊かな繊細な表現に感動
大和市内で活動する切り絵サークル(渡辺恭一郎代表、会員20人)による第14回きりえ作品展が4月27日まで福田の桜丘学習センターギャラリーで開かれ、訪れたひとたちの感動を誘った。
会場には「こいのぼり」や「ぼたんの花」など大小様々な作品60点が展示され、中にはA2サイズの大作や、白い台紙に色紙を張りつけたカラー作品も見られ、渡辺代表は「無心に取り組み、紙をうまく切り抜けた際が最も充実した時」と笑顔で切り絵の楽しさを語ったが、会場に足を運んだ主婦の内野和子さん(福田在住、62)は「繊細な表現が素晴らしく、感動しました」と話していた。
[相模原市]児童虐待把握人数が過去最多
1565件(こども家庭支援センター2007調べ)
2005年4月に開設したこども家庭支援センターが2007年度に受けた児童家庭相談件数の集計結果は1565件で、前年度比で58.2パーセントと急増。
このうち児童虐待の相談は通告を含めて309人(2006年度は301人)で、食事を与えなかったり、長時間放置するネグレクトが147人(全体の47.6パーセント)で最も多く、次いで身体的虐待が86人(27.8パーセント)、心理的虐待71人(23.0パーセント)、性的虐待5人(1.6パーセント)だった。被害者の年齢別では就学前幼児135人(43.7パーセント)が最も多く、次いで小学生99人(32.0パーセント)、中学生38人(12.3パーセント)、1歳未満29人(9.4パーセント)、その他5人(1.6パーセント)、不明3人(1.0パーセント)の順だった。
5月16日 金曜日
[和食・四季]相模原市下九沢にオープン
うな重や蒲焼重ほか、昼限定の松花堂弁当も好評
県道厚木城山線の内出信号横にこのほど、うなぎ料理を看板にした和食の店「四季」(相模原市下九沢2908−2、山中茂美店長)がオープンした。
山中店長(48)は大和市つきみ野で11年間、同じ店名の割烹を経営してきたが、実家に近い場所に拠点を移して開業したもので、店舗の広さは59平方メートル。六つのテーブルに合わせて25席を備える。駐車場は4台分。
素材を厳選したうなぎ料理はうな重、蒲焼重が主な献立。ともに並が1890円、上が2300円。白焼(1680円)も用意している。
また、昼限定の松花堂弁当(1050円)も看板メニューの1つ。六角四季弁当、牛すき弁当、白身魚弁当(いずれも1260円)といった弁当や、旬の素材を生かしたおすすめ料理もリピーターを獲得しそうだ。
「うなぎが中心だが、女性にも親しんでもらえるようにお弁当をそろえた。味で勝負する」と同店長は熱く話す。営業時間は昼が午前11時から午後3時、夜が午後5時から午後8時。電話042—760—2556。
5月24・25日に藤野ぐるっと陶器市
地元陶芸家の窯場やアトリエを巡る
相模原市の「芸術のまち」藤野町で今年も5月24日と25日に「藤野ぐるっと陶器市」が開かれる。
同町の名倉を中心に山里に点在する陶芸家の窯場やアトリエ15カ所を巡り歩く個性あふれる陶器市で、今年で9回目を迎えるが、例年500人を越す人たちで賑わうという。同市には約40人の陶芸家やクラフト作家が参加する。窯場やアトリエは次のとおりで、問い合わせは事務局の静風舎・電話042−687−5235。
▽柴代直樹陶磁器スタジオ(沢井栃谷)▽シーゲル蛍(JR藤野駅前)▽静風舎(名倉)▽FOREST MARKET青空Cafe(名倉)▽カフェレストランShu(日連)▽アトリエ1/f(日連)▽県立藤野芸術の家(牧野)▽ギャラリーゆめさき(牧野堂地)▽中村藤平陶スタジオ(牧野小澤久)▽Keramos7(牧野篠原)▽妙心窯(牧野篠原)▽高橋安子アトリエ(牧野篠原)▽篠原の里(旧篠原小)▽陶釉舎(牧野篠原)▽アカセ・クレイワーク・スタジオつちつち窯(牧野牧郷)
[大和市]市制50周年で記念ドラマ
オーディションで出演者を決定
大和市は2009年2月1日の市制50周年を記念して神奈川大和阿波踊りをまじえた映像作品(ドラマ)を制作する運びになり、この出演者を決めるオーディションが4月26日と27日、市役所の会議室で行われた。
これに先立ち出演者を募集した結果、3月末までに0歳から84歳までの78人の応募があり、このうち主役の女子高校生役には14歳から24歳までの13人が応募、スタッフ希望も9人いた。
ストーリーは高校卒業後の進路に悩む女子高校生の理沙(17)が大和阿波おどりのボランティア活動を通してふるさと大和の素晴らしさに気づくという内容で、監督、プロデューサら3人の審査員によるオーディションでは3人から5人のグループが約40分かけて自己紹介、質疑応答、自己アピール、演技テストなどを行った。
その自己アピールでは一人芝居やパントマイム、弾き語りなどユニークな特技などを披露、演技テストでは簡単なシナリオが配られ、割り当てられた役を一生懸命にこなすひと幕も見られた。審査の結果は5月下旬に本人に通知され、6月下旬から撮影を始めて12月末に完成する予定で、作品は来年の50周年記念式典で発表される一方、各施設などで上映し50周年を広くPRする。
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