2008年(平成20年)
相模経済新聞社
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6月2日 月曜日

[(株)ノジマ]県と連携キャンペーン
関東61店舗で電球蛍光灯をプレゼント

 県が地球温暖化防止のため地域発の「クールネッサンス宣言」の一環として推進している“NO”白熱球プロジェクトに家電量販店の(株)ノジマ(横浜市中区、野島廣司社長)が連携、6月1日から同社の県内20店舗と東京、埼玉を加えた計61店舗で電球形蛍光灯をプレゼントするキャンペーンを始める。
 県のプロジェクトは、県内の家庭で使用している白熱球が約835万個と推定、これを全部電球形蛍光灯に替えると1年間でCO2が約26万トン削減でき、森林約3700万本(35年生の杉)が一年間に吸収するCO2の量に相当するとして、その使用を呼びかけているもので、ノジマがこれに賛同した。キャンペーンでは同店で省エネ基準を達成した冷蔵庫を購入すると、「クールネッサンス」のロゴをあしらったパッケージ入りの電球形蛍光灯を3個プレゼントする。
 その計画で同社は同蛍光灯を1万5000個(冷蔵庫5000台分)を用意し、この配布終了までキャンペーンを続け、このため店頭に「クールネッサンス」のポスターやPOPを掲出、蛍光灯割引券を発行する「マイアジェンダ登録」もPRする。
 同社はまた、エアコンの販売でもこのキャンペーンを検討している。

 

[横浜線100年]沿線4市議会で議員連盟
アイデア募集し、記念事業計画

 JR横浜線が今秋9月23日に開通100周年を迎えるのを機に沿線の横浜、八王子、町田、相模原の4市議会による議員連盟が5月8日に発足した。
 2度の発起人会を経てこの日、新横浜グレイスホテルで開いた4市10人の議員による設立総会で規約や役員の承認、設立宣言の採択を踏まえて発足したもので、会長には横浜市会の藤代耕一議長が選出された。
 設立時の会員議員は横浜4人、八王子2人、町田5人、相模原4人の計15人(前議員一人含む)で、すでに100周年記念事業のアイデア募集、4市の歴史を学ぶ勉強会、ネクタイ・スカーフ等の記念グッズの作成活動を立ち上げたほか、ホームページやメディアによる4市の100年継続店舗の紹介など地域情報の発信、開通日の記念イベント、記念キップやスタンプラリー等の立案、なつかしの茶色電車走行企画、ロゴの作成、4市長によるシンポジウムなどを計画している。
 会長以外の会員議員は次のとおり(敬称略)。[副会長]黒木一文(町田)▽佐原祐文(横浜)▽横山正人(同)▽沼倉孝太(相模原)[会長代行]大塚信彰(町田)▽両角譲(八王子)[幹事長]斎藤達也(横浜)[理事]渋谷武己(町田)▽小林弘幸(八王子)▽若林章喜(町田)▽河本文雄(相模原)▽金子ひろのり(町田)▽細谷政幸(前、相模原)[事務局長]阿部善博(相模原)

 

[横浜線100年]相模原では民間も
9月にミニSL運転等計画

 横浜線創業100年を祝う事業は相模原の民間ボランティア組織による実行委員会(石井篁会長)でも計画しており、9月13日から15日までの3日間、ミニSL運転などを行う企画を打ち出している。
 3日間にわたって市立図書館中会議室では明治42年の時刻表、市内各駅周辺を含めた今昔写真、横浜線の歴史に加えて小田急乗り入れやリニア新幹線の資料も展示、14日と15日には同図書館大会議室で同線の歴史や時刻表の読み方をテーマにした講演会や公募による思い出トークを行う。
 また、13日には市立鹿沼公園内児童交通公園で家族を対象にしたミニSLの運転も実施。このほか展示資料やSEEの漫画を盛り込んだ冊子の発行も計画している。さらに、日時未定だが鉄道音楽会や相模原市長による電車運転手への感謝の花束贈呈なども予定している。
 同実行委員会によると、横浜線沿線の各市では行政主体で記念事業を計画する動きが見られるというが、民間主体は稀という。

6月3日 火曜日

よちよち歩きの幼児が森デビュー
5月16日/大和市草柳・泉の森は大盛況

 自然観察センター・しらかしの家の主催により定員15組を大きく上回る申し込みがあったため1回の予定を2回に増やす形で行われ、5月16日には1歳半から4歳までの幼児と保護者が散策をしながら虫の観察や植物を使った遊びを楽しんだ。
 講師を務めたナチュラリストの高柳芳恵さんの指導で、最初に小さなしゃくとり虫を見せると幼児たちはびっくりしたが、順番に手に乗せてもらい、緊張した面持ちでのぞき込むひと幕もあり、自生するたんぽぽの茎やささの葉を使った笛吹きやアカメガシラの葉を使ったシール遊びなども行い、最初は不安そうに保護者に抱かれてしがみついていた幼児たちも次第に遊びに興味を示し、時折楽しそうな声をあげていた。

 

[JR東日本]橋本駅近接に駅前保育園
定員50人で2009年4月開設予定

 JR東日本横浜支社は2009年4月、橋本駅近接に駅前保育園として認可保育園分園を開設する。
 JR東日本は東京メガループの武蔵野、京葉、南武、横浜各線の沿線価値向上や駅型保育園などの育児支援施設により魅力ある沿線づくりに取り組んでおり、2008年8月現在で21カ所の保育園を開園、横浜支社管内では京浜東北線鶴見駅、横浜線小机駅など5カ所で展開している。
 この延長で2009年4月には橋本駅と横浜線大口駅、南武線武蔵小杉駅の近接3カ所に開設するもので、橋本の場合は駅から徒歩7分の東橋本1−19に社会福祉法人菊清会の橋本りんご保育園分園を開設する。本園とは約500メートルの距離に立地し、本園と一体的な運営を目指すとしており、定員は50人。

 

【イベント情報】

●板刻と陶芸—冨田兄弟展
 6月4日から8日まで相模原市千代田2−2−15のギャラリースペース游。遊人房主の冨田保男(弟)と板刻の冨田梅吉(兄)2人の作品展。電話042−756−3960。
●浦野幸一「幸果工房〜新窯陶芸展」
 6月11日から15日まで相模原市相模大野6−18−11のギャラリーサガン。電話042−765−2908。
●2008布えほん展
 布おもちゃサークルピノキオ&相模原市立図書館の共催により6月7・8日午前10時から相模大野図書館、7月23日午後1時、24日午前10時から市立図書館。電話042−754−3604。

6月4日 水曜日

[焼肉の順天楼]ミニ韓定食1000円が好評
お好み肉の700円ランチも人気呼ぶ

 相模原市津久井町で31年間の営業歴を持つ焼肉の老舗「順天楼」(太井608—3、金本載善店長)のスペシャルランチ「ミニ韓定食」が品数の豊富さと味の良さで好評だ。  ㈲順天楼が経営する同店はすぐ近くから現在地に移転して15年。地域の人たちに愛され、町内の常連客が多い一方、八王子や旧相模原市、上野原などから休日に足を運ぶ家族連れや中高年カップルも少なくない。
 津久井湖東端に近い国道413号線沿いという立地のよさがある半面、近くに企業や事務所が少ないため昨年、話題性の高いランチで昼の客足を伸ばそうと予約制のミニ韓定食を始めた。
 品目は肉(カルビまたはロース)、キャプチェ、トッポッキ、チヂミ、ナムルなどの韓国家庭料理と韓国のり、豆腐、日替わりの一品料理といった多彩な味に加えて、手作りキムチ、サラダ、スープ、ライスが付く。これで1000円(税込み)。女性のリピーターが多いというのもうなずける。
 もう1つの定食は700円ランチ。お好み肉(上カルビと上ロースを除く)とナムル、キムチ、サラダ、スープ、ライスのセット。金本さんは「価格を抑えたためか、通りすがりのドライバーや近隣の工事現場で働く職人に好評」という。夜は840円のカルビとロース(上は1260円)が主力だ。
「料理の味には自信がある。宴会にも利用してもらえれば」と飾り気なく店の姿勢を話す金本店主。その表情に味と品質への自信があふれる。
客席数はテーブル、座敷合わせて70人。営業時間は午前11時30分〜午後2時、午後5時〜午後10時。電話042—784—2981。

 

中世ロマンの津久井城遺跡
かながわ考古学財団が遺構発掘の成果を現地で公開

 中世の山城として知られる津久井城の遺跡を見学する催しが5月17日に行われた。
 (財)かながわ考古学財団主催、(財)県公園協会共催。同財団が行っている山頂部の「本城曲輪(くるわ)」の遺構発掘調査の成果を一般公開したもので、この日午前10時、したたるような新緑に囲まれた城山の登山道を歩み始めた約150人の参加者は、40分ほどで山頂に到達。発掘に携わっている財団職員から6カ所の発掘現場で説明を受けた。
 このうち、山の石で河原石を囲っている石敷遺跡では、参加者が「どこの河原の石をどうやって運んだのか」という質問の声が飛び、職員が「相模川から馬を使ったり、かついで運んだりしたと考えられる」と説明。
 その後も年代判定の方法、城主だった内藤氏の墓の所在などについて熱心な質疑応答が交わされる光景が見られ、市内から来たという30代の女性は「津久井の山城が大阪城や姫路城などと全く違うことがわかった」と感想を話した。

 

[大和市]市職員が踏切で人命救助
障害福祉課の山本剛さんに表彰状

 大和市は5月19日、急行電車が迫り遮断機が降りた踏切内に侵入した女性を突差の判断で救助した市保健福祉部障害福祉課職員の山本剛さん(31)を市職員表彰規定に基づいて表彰した。
 山本さんは5月17日午後3時ごろ、家族と行楽からの帰宅途中、小田急江ノ島線高座渋谷駅近くの踏切内に侵入した女性(71)を発見、自らの危険をかえりみず遮断機をくぐり、倒れ込むようにして女性を線路から引き出し、通過する急行電車にはねられるのを間一髪で防いだ。
 このため、山本さんの勇気ある行為が職員全体の名誉および信用を高めたとして表彰したもので、表彰状を手渡した大木哲市長は「市長としてこんなに嬉しいことはない。多くの市民に勇気を与えてもらいありがとう」と称えた。これに対し山本さんは「突差の判断で無我夢中だったので、その時の状況はあまりよく記憶にないが、自分の行為が役に立てて嬉しい」と語った。

6月5日 木曜日

地球規模で考え、相模原で行動しよう!!
6月8日/麻布大キャンパスでさがみはら環境まつり

 2008年度のさがみはら環境まつりが「地球規模で考え、相模原で行動しよう」をテーマに6月8日午前10時から麻布大学8号館および周辺の屋外を会場に開かれる。
 産学官に市民を加え50を越すグループ(5月16日現在)が環境問題に取り組む姿を披露するもので、プレゼテーション、実験教室、パフォーマンス、スタンプラリーありと家族が楽しみながら環境を学ぶイベントとあって、話題を呼びそうだ。プログラムは次のとおり。
①ホールプログラム(大教室で10:30〜16:30)オリンパス(株)製作の環境映像「地球温暖化の目撃者」北極編・アフリカ編を上映。
②ブースプログラム(8号館1・7階と屋外で10:30〜16:30)環境保全等に取り組む各団体が体験型・参加型の環境学習や展示をブースで披露。
③企画・発表プログラム(3号館1階で11:00〜16:30)参加団体が環境活動や環境対応型商品のプレゼンテーションなどを行う。
④みんなで科学実験(8号館1階実験室で10:30〜16:30)子どものために高校の先生と生徒たちが体験型実験教室を行う。
⑤屋外イベント(ステージと8号館周辺で10:00〜17:00)全国各地の環境保全団体のマスコットキャラクターを「元祖!エコキャラ大集合」で紹介。地域の団体や学生による演奏などのパフォーマンスを予定。
⑥「エコキャップ」キャンペーン 県立神奈川総合産業高校(定時制)との協力で、ペットボトルのキャップを集めて同高を通しNPO法人に渡して再資源化するもので、会場でキヤップの提供を受ける。
 [その他]各ブースが出題する課題をクリアしたスタンプ数に応じて景品を渡すスタンブラリー、環境学習と地域の再発見につなげるアイコン(絵文字)を使った麻布大構内のグリーンマップ作成、「地産地消」の即売、環境のための「FBF募金」などを行う。
 問い合わせは市立環境保全センター・電話042−769−9248。

 

[日本JC神奈川ブロック協議会]市民参加で憲法学ぶ
国会議員の福島(社民党)、河野(自民党)両氏が討論

 (社)日本青年会議所神奈川ブロック協議会(神奈川JC)主催の「市民参加型憲法タウンミーティング」が5月17日、相模原市立産業会館で開かれ、福島みずほ(社民党)、河野太郎(自民党)という知名度の高い2人の国会議員をパネリストに迎えたためか、会場は市民、JC会員ら210人の参加者で埋まった。
 初めに、神奈川JCの柴田正隆理事長が「地域についても憲法についても市民が自分で考え、行動しなければならない時代。この催しを通じて子どもたちのためにこの国の形がどうあればいいのかを考えたい」と趣旨説明。次いで、「平易な言葉で憲法観を」とパネリスト2人に求めた。
 これに応じて福島氏は「憲法は国民の権利を守り、権力の暴走に歯止めをかけるもの。人が生きていて良かったと実感するための体系として憲法がある」と強調。
 河野氏は「憲法は権力にタガをはめると同時に、この国の統治の形を定めたものでもある。使い勝手が悪ければ直せばいい」と改憲に前向きな姿勢を示した。
 その後9条を変えることの是非がテーマとなり河野氏が「現行の9条2項をそのまま読めば自衛隊は違憲になり、『建前はこう、本音はこう』という裏表が生じる。これを無くすため国を守るためなら戦う、そして世界平和のために責任を果たすと書き改めるべき」と持論を展開。
 一方、福島氏は9条が果たしてきた平和のための効用を力説。改憲はアメリカの世界戦略の中で要求されたもの。9条改正は日本に基地があった方がアメリカにとって都合がいいから。自民党の憲法草案は違憲の上塗り」と、護憲の考えを強調した。
 また、改憲について河野氏は「改正点を絞り込む必要がある」として、9条2項、私学助成の容認など3点を挙げ、「9条だけでなく統治機構をどうするかの論議を国民全体でしなければならない」と述べた。
 これに対し福島氏は「憲法は国民のためにある」と再説し、「改憲して日本が戦争をするようになれば、貧しい若者が戦場に行くことになるのを忘れないでほしい」と改憲反対を強調した。
 最後は柴田氏が「憲法に対する人々の関心は高まっている。お2人の発言を通じて憲法を守るべきなのか、変えるべきところがあるのかを考える貴重な機会になったと思う」と謝辞を述べて閉幕した。

 

[西武信用金庫]経済産業省の地域力連携事業
中小企業支援のノウハウを踏まえ約600社で展開

 西武信用金庫(東京都中野区、山崎正芳理事長)はこのほど、小規模企業をはじめとした中小企業の経営力の向上、創業、再チャレンジ、事業継承といった課題を支援する経済産業省中小企業庁の2008年度地域力連携拠点事業を行うと発表した。
 同事業に係わる公募に提案を行い採択されたもので、同金庫がこれまでに培ってきた中小企業支援のノウハウと、TAMA協会や中小企業診断協会などの支援ネットワークを最大限活用しながら同金庫の営業エリア(東京都西部、埼玉・神奈川両県一部)における小規模企業など約600社を対象に中長期的に発展する経営基盤の強化に向けて、問診表による経営診断、経営課題解決のための専門家派遣などの事業を展開する。

6月6日 金曜日

【トップセールスに挑む】
「客は仕事への私の誠実さを見ている」
(株)ショー・ホーガン/関山聖司社長に聞く

 22歳の時相模原市内の広告会社に転職したのが広告業界に足を踏み入れるきっかけだった。企業まわりの営業もすれば看板製作も手がけ、デザイン専門学校卒という経歴を生かしてポップ作りもこなした。30年前でも安く、早く客の要望に応えるのが至上命題であるのは今と変わりはなかったが、あるとき取引先の重役に言われた言葉が胸にしみた。
 「嘘をつくな」「失敗したらまず客のところへ行って顔を見せ、客と相談して最善の策を講じろ」、そして、「何より、まじめに仕事をしろ」
 それまではもっぱら値段が高い安いの目先勝負にとらわれていた若い営業マンにとってこの言葉は重かった。「客の満足は価格抜きでは語れないが、その前段として客は私がどれだけ誠実に、まじめに取り組んでいるかを見ていることを知った。目からうろこが落ちる思いだった。今でも私のモットーにしている」。
 フリーを経て28歳で別の広告会社に転職。受け持ちは日の出の勢いを誇ったアイワールド。仕事は忙しく、朝の8時半に出社して早くて夜中の12時、ときには翌々日の朝まで仕事ということもあったという。
 「それでもその忙しさが楽しかった。アイワールドの社員も取引業者としてではなく一緒に仕事をする仲間として付き合ってくれた。おたがいに言いたいことを言っていいチラシ、いいポップを作ろうと一丸だった」
 14年の間には失敗もあった。チラシで時計の写真のはずがペットの缶詰になっていたことがある。これでは缶詰一個を高級時計の値段で売ることになる。「すぐに担当者に謝り、お詫びのポップを作って売り場に立った」。当たり前のことだが失敗したときこそが客の信頼をつなぎ止められるかどうかの正念場という心構えは出来ていたのである。
 その後、体をこわして退職。業界に復帰したのはアイワールドの販促部長から「企画を手伝ってもらえないか」と誘われたのがきっかけだった。以前の仲間に声をかけて2000年に(株)ワンズデザイン広告研究所を立ち上げて社長に就き、多いときには社員8人を擁したが、アイワールド食品館の廃止が大打撃になり、解散に追い込まれた。
 しかし、関山さんが築いた人脈と企画力を買う企業があり、「事務所を社内に置かないか。一緒にやろう」と声がかかった。現在はこの企業と連携して会社案内や小ロットのチラシの作成、色校正などの業務を行っている。
 そして別の分野でもデザイン力を生かす。3年前に趣味が高じて開設したウエスタングッズの店「ショー・ホーガン」を拠点にしたマグネットタイプの看板やタペストリーの製作と、ダンスや乗馬、早撃ち用ファッションの提案型販売である。
 「2つの仕事をきちんと両立させていきたい」と語る関山さん。もちろん、どちらの仕事にも誠実に取り組む気持ちは若い頃と変わらない。

 

[高校通り商栄会]
結束強く、ゴルフ大会34年で通算200回
5月20日に記念パーティー開催

 県立相模原高校に隣接する横山2丁目と3丁目の高校通り商栄会(下薗照記会長)の商店主を中心に1974年に結成されたゴルフ愛好家の横山マスターズ倶楽部(同会長)のゴルフ大会が5月20日に200回目を迎え、この日は台風による大雨と強風のためプレーは中止したが、夜に清新8丁目のベルヴィ相模原でこの記念パーティーを開いた。
 同商栄会が発足したのは1971年で、最盛期には25店が加盟していたが今は19店舗で、外食FCなどが加盟しない悩みを抱えている。それでもゴルフを通した結束は根強く、マスターズ倶楽部の大会は年に6回行い、34年目にして200回を数えるに至った。この間、親から子へと世代交替したメンバーもいれば、商店会の飲食店などに通う外部の人もいるので、商店会より数多い会員になるが、これだけ長期にわたってゴルフで親睦をはかっている商店会は市内で類をみないという。
 それだけの歴史を持つだけに、県アマチュアゴルフ大会に出場するほどの会員もいるが、倶楽部大会で優勝するとハンディが高くなるため、200回のうち優勝回数が最も多い人でも16回が最高で下薗会長も15回という。
 その下薗会長は200回記念パーティーで、「これからも300回、400回と続いて欲しいし、過去を含めて64人のメンバーを数えたが、このうち10人が亡くなった。その冥福をお祈りしたい」とあいさつ。2回目から不定期に参加している地元市会議員の佐藤賢司氏も祝辞を述べ、乾杯したあとは200回の歴史を振りかえりながら懇談した。

 

[大和市]市内の小中学校対象に「緑のカーテン事業」
温度抑制効果と環境意識の向上をねらい
中央林間小で苗付け

 大和市が2008年度から市内の小中学校を対象に始めた「緑のカーテン事業」のつるものネットやゴーヤ、ヘチマ、キュウリなどの苗づけが5月21日、市立中央林間小学校(滝澤正校長、児童数640人)で行われた。
 同事業は市がつる性植物の苗を小中学校に配布し、同植物を校舎の窓や壁に這わせて夏の強い日差しを和らげて温度の上昇を抑制する一方、児童や生徒に緑化の推進を通して地球温暖化の防止を学んでもらう試みで、2007年度の市役所本庁舎などにおける実証試験の結果、一定の成果を得たため小中学校に参加を呼びかけた。
 この結果、12校が参加する運びになり、その1校である中央林間小で苗づけが行われたもので、この日は校舎屋上から吊り下げた幅約5メートルのネットを地上の花壇に固定し、同小環境委員会のメンバー4人(6年生)が花壇にシャベルで穴を掘り、ゴーヤなどの苗を一つひとつ丁寧に植えつけた。
 これを機に同委のメンバーが毎日の水やりを行っており、順調なら7月には2階、8月には3階までつるが伸びるという。これに伴い同委が温度抑制効果を測定して、環境意識の向上につなげる。

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