6月30日 月曜日
【とぴっくトーク】市民の共感呼ぶ行政を
2人目の大和市副市長に就任した
井上昇氏に聞く
就任の所感をお聞かせ下さい。
「これまで35年間、一般職として市政の一端に参画してきました。立場が変わり、責任も重大ですが、市政発展のために引き続き、微力ではありますが全力を傾注したいと思います」
これまでの経歴をどう生かしますか。
「行政の業務は多岐にわたります。また、時代の潮流を見据えて施策展開を図る必要があります。これまでの行政経験を強みに、市民の皆様に対して説明し説得する行政から、納得してもらい共感を呼ぶ行政運営を職員とともに心がけていきたいと考えています」
市の抱える主要な課題と対応策は。
「個人的な考えですが、これからは人間の知恵と勇気、忍耐力が求められる厳しい時代になると思います。市としても、長期的にはこういう状況に的確に対応する施策を実行していくことになると思いますが、その一方で、少子高齢化問題や環境問題、安全安心なまちづくりなど、対応しなければならない様々な現実的課題があると認識しています。厳しい財政状況下ではあり、業務の優先順位や重点配分など、メリハリをつけた予算編成が求められます。そのための基本的な方向性は、健康を基軸にした第八次総合計画で明らかにしていくことになると思います」
副市長の役割をどうこなしますか。
「質と量の両面で変化する行政需要に即応するため、迅速かつ効果的に施策を展開する必要が生じることは言うまでもありません。円滑な行政運営を進める上で、私の役割は大木市長、平松副市長とともに市のトップマネージメント体制の一翼を担うことだと思います。この役割を誠実に果たしていく所存です」
[県立相原高校]あいはらポーク店頭販売
近くの市立橋本小では給食の献立に
神奈川県立相原高校(相模原市橋本2−1−58、鈴木芳行校長)の農業クラブ畜産科学分会が「相こっこプロジェクト」として2007年度から生産を始めたオリジナルブランドの豚肉「あいはらポーク」の販売が地元の精肉店ミートショップ寿々木(橋本3−14−13)で6月4日から始まり、11日には市立橋本小(橋本1−12−20)の給食でもポークを使ったスープが献立てになった。
同ポークは通常の餌をそのまま与えるのではなく、近隣のパン屋から出るパンくずを乾燥させて加えており、これにより脂肪の質が向上し、まろやかな「霜降り豚肉に仕上がっている」という。
「相こっこプロジェクト」としてはやはり2007年に、地域の食品残渣を飼料化して与えた鶏の「相こっこ卵」を地域に還元するため同校で直売する一方、橋本小の給食にも提供している。
[小田急電鉄]箱根の割引クーポン冊子発行
ロマンカー特急券等購入者に
小田急電鉄(株)(東京都新宿区、大須賀頼彦社長)はこのほど、7月1日から9月30日までの間に利用する「箱根フリーパス」または「小田原・箱根湯本までの小田急ロマンカー特急券」の購入者に箱根の温泉や美術館など64施設の割引優待が受けられるクーポンつきの小冊子を配布するサービスを始めた。
「小田急箱根夏の想い出クーポン」と題した体裁が縦21cm、横10cmの28頁の冊子で、箱根ベゴニア園・ひめしゃらの湯、小田急山のホテル、箱根小涌園ユネッサンス、ポーラ美術館など64施設のエリアマップに割引利用や記念プレゼントの内容などを盛り込んでおり、このほかロマンスカーや箱根海賊船の時刻表、箱根の交通案内、花火大会などのイベントも紹介している。
また、ディズニーDVD発売を記念した「リロ&スティッチ」のスタンプラリー用のシートも添付。箱根湯本駅や大涌谷駅など6カ所に設けたスタンプを4つ以上集めるとオリジナル携帯クリーナー付きストラップをプレゼントする案内も行っている。
同社はこの冊子を60万部発行、フリーパス券や特急券を販売する小田急線各駅と小田急トラベル各営業所、主な旅行代理店などで配布している。
7月1日 火曜日
[相模女子大]食に関するアンケート結果発表
ギョーザ事件などで「食の不安高まった」8割
相模女子大学(相模原市文京2−1−1、小泉典子学長)はこのほど、人間社会学部社会マネジメント学科の2年生を中心にした75人の学生を対象にした食に関するアンケートの結果を発表した。
総合講座の講義の中で実施した「食への不安」などを問うアンケートで、「不安は1年前に比べて高まった」と回答した学生が8割にものぼり、食品不祥事の中で最も印象に残っている問題は「中国製ギョーザ事件」が69・3パーセントでトップ、次いで「船場吉兆」の10・7パーセントだった。
そうした不祥事の大きな原因として挙げたのが「企業の過度の利益追求」で73・3パーセントを占め、「国の食に対する安全対策の不備」が18・7パーセントだった。
また、不安の増幅に関しては「もっと不安が大きくなっていく」が44・0パーセント、「変わらない」が38・7パーセントで、その主な理由としては「メディアが騒いでも解決されていない食品問題はいくらでもあるから」「日本はほとんど輸入品なので、本当に安全なのかわからない」「信用できるものがなくなり、不安はどんどん大きくなる」「自給率の低さや世界的な食糧不足など」を指摘する意見が目立った。
さらに「船場吉兆の廃業」については「有名だから報道されたが、小さな店でも同じようなことをしていると思う」と疑念をつのらせる声もあったという。
[三菱重工]エンジン式フォークリフト
68機種モデルチェンジで明日から発売
三菱重工業(株)(東京都港区)は汎用機・特車事業本部(相模原市田名)が製造する荷役性能1・0から3・5トンのエンジン式フォークリフト「GRENDiA(グリンディア)」シリーズ全68機種をモデルチェンジし、7月1日から発売する。
9月1日から実施される新排ガス規制(国内特殊自動車排出ガス平成19年規制)に適合させたモデルチェンジで、このほかの環境負荷の低減ではディーゼルエンジン車の黒煙排出量を50パーセント以上低減(1トンクラス)、ガソリン車は全車電子制御式エンジンと三元触媒マフラーを標準装備し、Nox(窒素酸化物)とHC(炭化水素)排出量を約99パーセント低減(対従来キャブレター仕様車)した。
これらにより有害物質の大幅な削減と低燃費・高出力による作業効率の改善を両立させ、安全性ではデジタル式スピードメーター(一部機種を除く)とスピードオーバー警報機能も標準装備した。また、オプションとしてオペレーターID認識による車両管理システムも導入できるようにした。
さらに、効率的な荷役をサポートするためTMS(車両管理システム)の活用で稼働状況の正確な把握を可能にしたほか、車両の稼働状態とメンテナンス費用を総合的に分析し最適な車両提案を行うFMS(フリートマネジメントサービス)による維持費低減サポートも提供する。
ちなみに、グリンディアシリーズは2003年6月にデビューし、未然の事故防止機能としてIPS(マスト・走行インターロック機能)を業界でいち早く採用。エンジンオイルの交換、可動部への給脂インターバルを二百時間から五百時間に延長し廃油量を60パーセント低減してきた。
モデルチェンジ車の希望小売価格は217万9000円から444万9000千円(税込み)。
亀井衆院議員が津久井線引きで相模原市に要望書
「当面の間の留保」求める
旧津久井郡地域を含む神奈川16区選出の亀井善太郎衆院議員(自民)は6月6日、相模原市の加山俊夫市長に対し、政令市移行に際して導入が予定されている線引き(区域区分)について「当面の間、留保する」よう求めた要望書を手渡した。その中で同議員は①導入が不可避な場合の激変緩和措置②固定資産税、都市計画税増収分の津久井地域のまちづくりへの優先的使用③農地の生産緑地への円滑な移行④生産緑地以外への農家に対する宅地並み課税増収分による支援⑤土地利用の規制に対する弾力的な対応もあわせて要望した。
この要望活動には津久井地域選出の市会議員の小野沢耕一、大神田日本、栗原大の3氏が同行した。
一方、この線引き問題を巡っては開会中の市議会定例会に2件の陳情が出ており、相模湖町千木良の都市計画研究会(石井信男会長ほか1763人)が「相当区間の留保」、藤野町日連の同町都市計画区域区分検討協議会(小嶋鶴久代表ほか2171人)が「陳情」を求めている。
これに対し市都市建設局は市街化および市街化調整区域の素案を7月下旬にも提示する。
7月2日 水曜日
【トップセールスに挑む】
ブランク克服し、楽しい理美容店づくり
クレックスKs代表/鎌田勝彦さん(理容師)に聞く
その道一筋という理容師は多いが、途中で一度ほかの職業に転じ、長いブランクを経て復帰した理容店経営者は珍しいかもしれない。クレックスKs(相模原市星が丘3—8—15)の鎌田勝彦さんはその一人だ。
高校生のとき、客として通っていた理容店、クレックスライオン(同市下九沢)の橋本和弘店長から「理容師をやってみないか」と声をかけられたのが、理容師の道を歩むきっかけになった。
とはいえ、その道は平坦ではなかった。職業病である手荒れに悩まされ22歳のときにサラリーマンへの転身を余儀なくされた。勤め先は自動車製造の上場会社。材料の発注・管理部門で働き、「一人で億単位の金を扱う仕事はやりがいがあった」と回想する。だが、不景気の波に洗われて会社の業績は下降。リストラや格下げも始まる。「それを見て、また自分のために働きたいと思う気持ちが強まった」。
橋本さんから「もう一度やってみないか」と声が掛かったのはちょうどそのころ。店を辞めてから7年、元理容師は29歳になっていた。
師匠の店に戻った直後は技術で後輩に追い抜かれてしまったと感じたが、技術の再習得に精進。「橋本先生とお客さんに信頼してもらっているという感触を得るまで7年かかった」と言う。ブランクと同じ長さの時間をかけて、かつて築いたものを取り戻した訳だ。
そして、サラリーマンの経験は、鎌田さんに技術とは別の視点から理容業を見る面白さを教えた。それは、マネジメントする面白さと言えばいいだろう。1997年12月に独立して現在の店を構えてからその本領を発揮する。
「お客さんのデータを分析したら、半径2キロ以上離れている所から来店する『わざわざ客』が多いとわかった。どうしてだろうと考えたら、この店に来るのが楽しいからだという結論になった。低料金を売り物にするのでなく、お客さんに楽しいと感じてもらえる店にしようと決めた」
どんなサービスも決して手を抜かず、自分も含めて4人の従業員が心を込めて接客するという鉄則がここから生まれた。
仕事を終えた後のミーティングが反省会ではなく、道徳の本を読んで感想を述べ合う形にしたのも「自分たちがきちんとした道徳観を持てば、その気持ちが客さんに伝わるはず」という鎌田さんの信条の表れだ。
昨年、10周年を機に内装を一新し、PRチラシをまいて反応を観察。客席も3席から5席に増やした。愛犬のブログを通じた友達の輪も広げ、店に足を運ぶ新客も獲得している。5月にはネットショップを立ち上げた。
「頭の中に浮かんだアイデアを実行するのが私の流儀。お客さんといっしょに焼肉パーティーや愛犬の集いといった催しを楽しむイベント型の理美容店にしたい」と鎌田さん。その快活な表情に「楽しい店づくり」が楽しくて仕方ないという色が浮かぶ。
[相模原市]道路境界整備業務の入札中止
落札予定業者を明らかにした匿名の談合情報で
相模原市財務部契約課は5月30日に予定していた道路境界整備業務委託(基準点設置)の入札を談合情報により中止した。
情報は落札予定業者を明らかにした匿名によるもので、参加企業や予定金額など具体性に欠けていたが、入札を延期したうえで29日と30日に指名業者11社の代表者に対する事情聴取の結果、一部業者から寄せられた「自社が落札するよう協力を持ちかけられ、具体的な金額の提示もあった」という情報の信ぴょう性が高いと判断し中止した。
また、同日行われる予定だった道路境界整備業務委託の入札でも「落札の協力を持ちかけられた」という情報があったため入札を延期、6月4日に指名業者11社の代表者から事情聴取を行った。しかし、談合の事実を確認出来なかったため10日に参加企業から誓約書を提出させたうえで参加者3社(5社が辞退したため6社が対象)をくじ引きで決め入札を実施した。この結果、㈲フジ設計事務所が予定価格の76・6パーセントにあたる3334万円(税抜き)で落札した。
【イベント情報】
●陶器の絵つけ教室
7月5日午前10時から相模原市立あじさい会館1階のハンドメイドショップ・バオバブ。自分だけの皿やカップに絵を描く教室で、先着10人まで受けつける。無料。電話042−757−6772。
●万華鏡づくり
7月13日までの毎日(6月毎週火曜、7月第1週の火曜日休館)、県立藤野芸術の家。カレイドスコープ、テレイドスコープのどちらかを選んで制作。費用が各1000円。申し込みは当日受けつける。また、同日までの毎日、「木とビー玉で遊ぼう」も行っている。
●相模ダム建設展示会
7月26日から8月1日まで相模原市立相模湖記念館(交流センター2階)。相模湖ダムの組写真や勝瀬写真集、中国人が描いたダム建設当時の絵、モニュメント写真など展示、テレビビデオも上映する。追悼会事務局・電話042−684−3514。
7月3日 木曜日
[ラポール千寿閣]7、8月ブライダルフェア
8月29日は夏イベント「お笑いエンタバトル」も
JR町田駅南口のホテルラポール千寿閣(相模原市上鶴間本町3−11−8、岩崎正社長)は7月と8月、ブライダルフェアを行う。
独立型チャペル「セントラポール教会」のチャペルセレモニーをまじえて7月13日午前11時から婚礼料理試食会&ドレス試着・撮影会、8月24日午後1時からドレス試着披露宴を行うもので、共に先着10組20人限定で申し込みを受けつけている(試食会無料)。
また両月の毎週土曜と日曜、祝日には体験型のドレスアツプストーリー〜花嫁物語、平日はブライダル相談会を開く。
さらに、2008年12月までに挙式するカップルに限定したサービスのウェディングプランメニューの提供も行う。①トータルプランのプリンセス・ハートⅠ・Ⅱ②英国調ガーデンを眺めながらのレストランウェディングスタイル「アニー」(30人で24万8325円)③アットホームウェディングの「きずな」(20人で52万8675円)④教会式挙式プラン(17万9550円)⑤ウェディングとおめでたが同時の「ジュエル」(ベビーカーかベッド、デジタルカメラのいずれかをプレゼント)を紹介するもので、このほか料理とフリードリンクによる1人5500円と6500円コースの二次会プランも紹介する。
一方で同社は8月29日に夏のイベント「お笑いエンタバトル」も行う。タレントの狩野英孝、ビューティーこくぶ、ミラクルひかるが出演するショーで、第一部が午後5時30分、第二部が午後7時30分から。食事、フリードリンク付きで1万2000円のチケットを前売りしている。これらの問い合わせは電話042−749−1121。
[相模原市]
産業集積促進方策STEP50で新たに企業認定
「焼肉のたれジャン」で知られるモランボンなど4社
相模原市は6月23日、STEP50(さがみはら産業集積促進方策)で新たに4社を認定した。
「焼肉のたれジャン」で知られるモランボン(株)の工場の新設をはじめ移転や増設を行う4社で、それぞれの事業概要と①投資額②奨励金交付額は次のとおり。
▽モランボン(株)(橋本台2−7−25)1979年に発売した「ジャン」で、韓国・朝鮮色文化を日本に定着させたいという熱い思いから今はステーキソース、調味料、餃子の皮、春巻の皮などモランボンの味を提案、これまで賃借してきた神奈川工場を買収し、餃子の皮の需要拡大に伴う生産体制の拡充をはかる。①約18億8000万円②約1億9000万円。
▽日吉電装(株)(田名3039—18)電装品の設計から製造まで手がけ建設機械用のワイヤー・ハーネスを製造する相模原第2工場が老朽化したうえに住居系に立地しているため清水原工業団地内に移転し、生産効率の向上と事業拡大をはかる。同社は相模原第1工場(橋本台)の新設でも認定を受けた。①約3億4000万円②約2300万円。
▽大栄工業(株)(橋本台1—15—7)薄・中板の精密板金を主力に工作機械の部品やカバーなど製造、外注先と連携し塗装から組み立てまで行い、現工場の隣接地に工場を増設し、市内中小企業では珍しいパンチレーザー複合機の導入で生産能力を高めて受注増をはかる。①約1億6000万円②約1600万円。
▽ソニック・フェロー(株)(田名3039—37)精密洗浄に関わる超音波応用機器の開発・製造等に取り組み、世界的なフロレンス化の流れの中でいち早く純水乾燥装置(スーパードライシステム)を開発。工場新設で応用機器の研究機能の拡充と共に内装化によるコスト削減をはかる。①約1億8000万円②約1800万円。
[津久井町商工会]「つくい逸店昼市」に1100人
毎月開催/地元の特産品やフリーマーケット出展
地域の産業振興を目指す津久井町商工会主催の「つくい逸店昼市」が6月7日、県立津久井湖城山公園花の苑地で開かれ、1100人の来場者でにぎわった。
同じ名称の催しを昨年から試行してきたが、6月からは毎月第1土曜日の午前11時から午後2時まで同苑地で開催する。初回のこの日は25店舗とフリーマーケットが出展。地元の特産品を買い求める観光客らの姿が多く見られ、同センターの売り上げも通常の土曜日の2倍に上った。
同商工会事務局は「幸先のいいスタートが切れた。津久井町の逸店に親しみを持ってもらえるよう、七月以降もさらに充実した内容で昼市を開催していく」と話す。
7月4日 金曜日
[サンライズ]9月期売上げ20%増見込む
IT技術者派遣が好調/来期売上高10億円に挑戦
ソフト開発の受託やIT技術者の派遣を主力業務にする(株)サンライズ(相模原市中央3−14−12、紙透七蔵社長)はこのほど、今期(9月期)の売上高が前期比20%増の6億5000万円になり、連結子会社を含めると、7億5000万円を越す見通しになると明らかにした。前期に約40人の新技術者を採用し育成したのが結実したもので、これを弾みに15周年にあたる来期は売上高10億円に挑戦する。
同社の社員数は現在110人で、本社の事務職を除く約100人がソフト開発の受注を担ったり、技術者として大手企業に派遣されている。
このうち中国人の技術者が11人で、大連に構える同社の現地法人を通して受け入れている。このため同社は市内に社宅を賃借し、在宅勤務でソフの開発にあたっており、「彼らはJavaの技術者として優秀なので、期待できる人材」と紙透社長は話す。
また、同社は子会社としてIT技術者を派遣する(株)ヒューマンシステム(同所、同社長)を抱えており、20人のスタッフで年間売上高は約1億円という。
これにより今期の連結売上高は7億5000万円を越す見込みで、受託、派遣の両業務は今後も伸び続けると見て、15周年を迎える来期は10億円に挑戦するという。
一方、同社が昨年から注力しているのが観光施設などを上下左右360度のパノラマムービーで紹介する「テイク・イン」事業で、これまでに相模原市観光協会の委託を受けて小田急相模大野駅周辺、JR相模原駅周辺と宮ヶ瀬湖、陣馬山、長野県立科町にある自然の村の作品を手がけた。
これを機に現在は近隣の観光協会などにも営業を展開しており、ほかにもホテルや旅館施設の紹介、不動産物件の案内などにも利用できるので、これらの拡販を目指して来期は、この事業で1000万円の売り上げを視野に入れている。
[アスペア]7月16日にITビジネス経営塾
講師はアイワールド創業者の五十嵐由人氏
インターネットwebを活用したシステムの開発を主力業務にする(株)アスペア(町田市森野1—35—1、加藤雄一会長)が手がけるITビジネス経営塾が7月16日、アイワールド創業者の五十嵐由人氏を招いた講演会を午後6時からホテルラポール千寿閣で開く。
「天国と地獄を味わった経営者」として五十嵐氏が「意志あるところ道有り〜人間とは?人生とは?働くとは?」をテーマに講演するもので、会費は5000円だが、初回参加者は無料。
アスペア社は1991年に加藤社長が相模原市大沼で創業、本社を現在町田市に置き、(株)エクサ、(株)NEC情報システムズ、(株)NTTデータ、(株)オージス総研などを主要取引先に業務展開してきた。その加藤社長は相模原市小山に居住、町田、相模原の経営者とも幅広く交流がある関係で、ITビジネス経営塾を2008年に立ち上げ、講演による「町田/相模原の経営者から学ぶシリーズ」を行っている。講演会の問い合わせは電話042−724−3312。
【イベント情報】
●第33回こもれびコンサート「ブエノスアイレス慕情・煌くアルゼンチンタンゴ」
7月6日午後2時、5時からの2回、相模原市立大野台公民館。アマチュア・タンゴ楽団のオルケスタ・プリマベラの演奏と唄で「ラ・クンパルシータ」など披露。大人前売600円、当日700円、小中学生前売当日とも300円。電話042−755−6000。
●三遊亭好二郎・王楽の二人会
7月6日午後1時からおださがプラザ多目的ルーム。円楽一門若手実力派が競演、前座でかっ好。入場料1000円。三遊亭好楽師匠および演者からのお楽しみ抽選会あり。保坂敬三氏主催。電話042−745−2014。
●相模原市立博物館日曜講演会「丹沢山地の地質」
7月27日午後2時から大会議室。独立行政法人海洋研究開発機構の青地寛氏が丹沢山地形成の謎に迫る。入場無料で定員200人。電話042−750−8030。
●須加原コレクション「郷土人形の美」
7月5日から27日まで県立歴史博物館。全国各地の土人形や郷土玩具の素朴で味わいのある作品を展示。電話045−201−0926。
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