2008年(平成20年)
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11月17日 月曜日

横浜開港150周年で「絹の道都市間連携会」発足
相模原、町田等37団体がイベント展開

 財団法人横浜開港150周年協会は10月22日、横浜港の繁栄に重要な役割を果たした「絹」および「絹の道」に関係する4県22市3町1村と横浜市6区に呼びかけ、同協会を含む37団体が連携し「Y150イベント」として、各地域の物産展や郷土芸能などを繰り広げる「絹の道都市間連携会」の設立総会をみなとみらい21クイーンズスクエアC棟のプレゼンテーション・ルームで開き、発足させた。
 横浜港は1859年(安政6)に開港し、幕末から明治時代にかけて日本の主要な輸出品だった絹がほぼ全量、同港から輸出された。その「絹」を通して横浜はもとより群馬県、埼玉県、長野県、山梨県、東京都の八王子や町田市、神奈川県相模原市など生産地や製造地、交易路(絹の道)沿線地域は都市としての礎が築かれ、開国後の日本の発展に大きな役割を果たした。
 そうした絆をもとに、「Y150イベント」として連携自治体が物産・郷土芸能などで参加するもので、これを契機に今後は道標等の歴史的資産の保存活動にあたるなど2010年以降の都市間の交流・連携を検討する。
 参加する自治体など37団体は次のとおり。▽群馬県▽同県前橋市▽同桐生市▽同伊勢崎市▽同沼田市▽同富岡市▽同安中市▽同下仁田町▽同甘楽町▽同六合村▽埼玉県▽同県本庄市▽同秩父市▽同入間市▽同熊谷市▽長野県▽同県上田市▽同岡谷市▽同須坂市▽同駒ヶ根市▽同辰野町▽山梨県▽同県富士吉田市▽同都留市▽同山梨市▽同甲州市▽東京都八王子市▽同町田市▽神奈川県相模原市▽同県横浜市▽同市中区▽同保土ヶ谷区▽同旭区▽同緑区▽同泉区▽同瀬谷区▽財横浜開港150周年協会

 

[横浜ゼミナール]上溝南高で進路指導
文科省の調査研究課題事業の一環

 予備校の横浜ゼミナールを運営する(株)ホームスクール(相模原市橋本6−5−10、吉良隆雄社長)は9月から県立上溝南高校(上溝269、古谷眞弓校長)の要請を受けて生徒の進路指導にあたるキャリアアドバイザーの派遣を始めた。
 同社の担当講師が同高の進路指導室や各教室におけるホームルームなどの時間を利用して週に1回から2回、指導にあたっているもので、2009年3月末まで続ける。
 キャリアアドバイザー制度は文部科学省が特に普通科高校のキャリア教育(進路指導)を充実させるための調査研究課題事業の1つで、その推進校の指定は都道府県教委が原則4校程度選定する。その1つに上溝南高校が選ばれて始めたものだが、横浜ゼミナールの講師派遣も初めてになる。

 

「地域貢献デー」に合わせ、
清掃活動やふれあい動物教室
大和南高校と相原高校

 県立大和南高校(大和市上和田2557)は10月23日午後1時30分から地域貢献デーとして地域団体などと協力し学校周辺道路の清掃活動や通学路などの花壇整備を行った。
 同高は2006年度から環境教育の推進やボランティア精神の醸成を目的に地域貢献活動を行っているが、今年度は地域との連携を強化するため、生徒や教職員、PTA保護者に加え、地域の明るい街づくりの会、大和市環境部環境保全課の職員、大和署生活安全課の署員などの協力を受けて境川サイクリング道路など4コースの通学路の清掃とパトロールを行う一方、学校正門横のフェンスのペンキ塗り、学校道路へ芝桜植栽などを行った。
 また、県立相原高校(相模原市橋本8—8—1)でも同日、地域貢献デーとして、近隣の橋本りんご保育園などの園児100人近くを招いて「ふれあい動物教室」を行った。
 同高畜産科学科の生徒たちが動物とのふれあいで命の大切さを知ってもらうため、園児たちとはつかねずみ、にわとり、しばやぎ、こぶたなどとのふれあう機会を設けたもので、園児たちは初めて見る動物たちに大はしゃぎだった。

11月18日 火曜日

[ラ・イモンチ]市販さつまいもの2倍の糖度
主力は種子島産安納芋と本場大阪直送のわらび餅

 今、話題の的になっている種子島産の安納芋と本場大阪の製造元から直送されたわらび餅を主力商品にする「ラ・イモンチ」(黒川和人店長)がこのほど、JR横浜線矢部駅近くの相模原市矢部4—18—11に開店した。
 黒川店長は最近2年間、同市の矢部、富士見、千代田などの地区でわらび餅を引き売りしてきたが安納芋にも着目して店舗を構えたもので、店の広さは約50平方メートル。
 同島の大脇光矢さん(鹿児島県認定指導農業士)の畑で無農薬栽培された安納芋は、「とにかく甘いのが特長。市販されているさつまいもの二倍の糖度がある」と黒川さん。焼いても、生でも販売しており、焼き芋は看板代わりにもなっている大きな素焼きのつぼの中で時間をかけて炭焼きしている。
 価格は焼き芋が100グラム100円、生芋が1キロ800円。同店長は「今、ブレイクしているため生芋が1キロ1000円から1500円というのが通販の相場。味だけでなく本場直送だからこその値段にも自信がある」と胸を張る。
 また、わらび餅は堺市の菓匠、美原製菓から毎日、宅急便でその日の分だけ直送してもらっている。「防腐剤や添加物は一切使っていないため、1日しかもたないから」(同店長)という。
 製造が難しいとされるわらび粉100パーセントの黒糖風味本わらび餅は250グラムパックが500円、半パックが300円。このほか、氷水に浸した「冷やしわらび餅」も看板商品にしている。「のど越しのよさを味わってほしいから」と同店長。価格は黒蜜、きなこ込み500グラムで500円、250グラムが300円。
 開店からの客は引き売りのときのリピーターが多いが、「冷やしわらび餅を売っている店はこの辺りには無いはず」(同店長)という物珍しさも手伝って、車で通りかかって立ち寄る人も出始めている。
営業時間は午前10時から午後9時。不定休。

 

[清水地域福祉奉仕会]12月14日午後〜
音楽主体の「ふれあいのつどい」開催

 相模原市内でひよこ保育園、老人デイサービスセンターおやどり、高齢者グループホームおやどりなどを経営する社会福祉法人、清水地域福祉奉仕会(清水紳一郎理事長)は12月14日午後1時30分から相模原市民会館で、音楽を主体にした「ふれあいのつどい」を開催する。
 30年あまりにわたり同会が続けている地域奉仕活動で、当初は幼児向けのイベントだったが、文化活動としての幅を広げるため最近は子どもたちだけでなく保護者や障害者、高齢者らもいっしょに楽しめる催しにしている。
 今回の出演は、地域の太鼓演奏グループ「雅武者」とミュージックグループ「もんご」。迫力ある太鼓の演奏と、多くの人に親しまれている歌の数々が楽しめるステージになりそうだ。
 〝ワンコインで楽しめる音楽祭〟のサブタイトル通り、入場料は中学生以上が500円、小学生が300円。
市、市社会福祉協議会など後援。問い合わせはひよこ保育園 電話042‐762‐1015。

 

【Sokei短信】

●国際ソロプチミスト相模が相模原市国際基金に10万円を寄付
 10月23日に同会(山田洋子会長)がチャリティゴルフコンペの収益金の1部として寄付したもので、13回目の寄付になり、総額で120万円になる。

●県央小売酒販組合大和支部がワイン「巨峰の雫(ロゼ)」と
 「鶴舞の里」を販売
 共に大和市推奨品で、「巨峰の雫」は750ミリリットル入り税込み1365円で1200本を限定販売。「鶴舞の里」は赤、白2種類のワインで、赤が750ミリリットル入り同1890円、白が750ミリリットル入り1575円で、共に500本を限定販売。同市内の黄色いのぼりがある酒販店で販売している。

11月19日 水曜日

【とぴっくとーく】行政に現場体験活かす
「教育を通じて子どもたちに
自身を持たせることが大事」
相模原市教育委員会教育長に就任した岡本実さんに聞く

−−就任のご感想は。
 「子どもたちが目の前にいる現場から、行政の立場で教育環境と財政を支える立場に変わり、現場で考えていたことと、政令指定都市への移行という重要な時期にある市全体の将来に向けた動きを結びつけていく責任の重さとやりがい、それに喜びを感じています」

−−市教育の特徴は何だとお考えですか。
 「知育、徳育、体育のバランスのよさにあり、全国に誇れるものだと思います。どの学校もしっかりとした理念を持って教育を実践しており、教員の研究活動も非常に盛んです。自分たちの研究を子どもたちの成長に生かそうという意欲が強く、その意欲が学校を元気にしていると思います」

−−課題はどんな点にありますか。
 「経験から言って幸せ感の薄い子どもたちをみんなで支えていく機運を高めたいですね。学校と家庭が連携することはもちろんですが、地域全体で子どもを育てていくことが課題だと思います。合併に伴う教育環境の平準化も順次進めていく必要があり、地域の実情に応じた教育を行いながら格差解消を進めます。ただ、連合運動会や風っ子祭りを通じて子どもたちの交流は進んでいます」

−−教育観と抱負をお聞かせ下さい。
 「教育を通じて子どもたちに自信を持たせることが大事だと思います。子どもは自分なりに考えながらいろいろなことに挑んでいます。大人がその成果としの成長を評価してやることが大切ではないでしょうか。校長としての九年間、何事も決して諦めずにやりとおすことを自分に課してきましたが、新しい仕事を誠実に果たしていくことが子どもたちの笑顔につながるという強い思いを持って職務に精励します」

 

[相武台高校]ミュージックセラピー授業
地元出身のシンガーソングライターを特別講師に

 県立相武台高校(相模原市新磯野468、片英治校長、生徒数572人)は11月4日、地元出身のシンガーソングライターで高校音楽教師の経歴を持つ大西亜里さんを特別講師に迎え、1年生の「音楽Ⅰ」で協働授業を始めた。
 NPO法人さがみはら教育応援団から紹介を受け、大西さんが所属する(株)オフィス・タッチの全面的な協力により始めたもので、大西さんが実践するミュージックセラピーを採り入れ、このあと火曜日の11日、18日、25日と12月2日に同高音楽室と視聴覚室で授業を行う。このオープニング授業で、大西さんのミニライブも行われたが、最終授業でも同様のイベントを行うという。
 同高は2010年4月に県立新磯高校と統合、単位制普通高校に変わるが、それを前に新校にふさわしい多様な選択科目の開発を行っており、「創作と表現」系の特色ある科目として「ミュージックアンサンブル」や「パフォーミングアーツ」といった専門家との協働による授業展開の準備も進めている。

 

[大和市]軽自動車税全額減免を09年から
電気自動車普及策・5年間の時限措置で

 大和市は2009年4月から電気を動力とする軽自動車関係に限った自動車税を全額減免する5年間の時限措置を始める。
 地球温暖化を防ぎ、石油などの化石燃料に頼らない取り組みの一つとして、ガソリン車の4分の1程度、ハイブリッド車の2分の1以下と二酸化炭素(CO2)の排出量が少ない電気自動車を市民が購入しやすくする措置で、同市が宣言した「健康都市」、県関連の2014年までに電気自動車3000台の普及を目指す施策にも合致すると判断した。
 このため市税条例でこの要綱または基準を作成するが、利用者は新規減免を受ける際は所定の申請書と車検証の写しを市長に提出、2年度以降は継続用の申請書を提出する。
 減免額は原動付自転車が1000円からミニカーの2500円まで、軽自動車は乗用自家用で7200円になる。それらの電気自動車の市内における2008年4月1日現在の登録台数は原付自転車が11台、ミニカー5台、小型特殊自動車(農耕作業用)2台、同(その他)61台の計79台となっており、これに照らした場合の減免税額は31万2200円になるという。

11月20日 木曜日

[市パン菓子工業組合]古淵でさがみはら菓子祭り
実物さながらの工芸菓子が人気

 相模原市内で造られている菓子を一堂に展示する、さがみはら菓子祭りが10月25、26日、同市古淵のジャスコ相模原店で開催され、多くの人でにぎわった。
 市パン菓子工業組合(中島明光会長)、市観光協会が毎年開いているイベントで、24回目。例年と同じく和・洋・パン菓子合わせて約70店舗が出展した。
 市推奨銘菓の「てるて姫物語」などを始め味自慢の逸品が勢ぞろいした会場は甘い香りがいっぱい。呼び物は、ひと月ほど前から職人が丹精込めて作った工芸菓子。菓子の材料で作った枯山水や柿、バラ、鳥、ウェデングケーキなど10点余りが展示され、実物さながらの色鮮やかさ。足を止めて感嘆した様子でじっと観賞する人の姿が後を絶たなかった。
 また、会場一杯に並べられた生菓子、あんぱん、おだんご、まんじゅう、どら焼きなどの逸品を熱心に見て回ったり、即売品を買い求めたりする家族連れや中高年の来場者が多く、団子の製造実演にも見物客の輪ができた。
 人出は例年並みで、中島会長は「この催しを通じて消費者に市内で製造されるパン菓子に一層の親しみを感じてもらえれば」と話していた。

 

[相模原]市立古淵保育園
川崎の福祉法人が民営化権

 相模原市はこのほど、2010年4月に民営化する市立古淵保育園(古淵3—1—8)の運営法人として、社会福祉法人すぎのこ福祉会(川崎市宮前区馬絹1899—5)に決めた。
 今年1月21日から3月末までの募集に対し市内4法人、市外4法人の計8法人が応募したのに対し、同保育園の民営化に係る選考委員会が書面および面接、実地の審査をした結果決めたもので、すぎのこ福祉会は川崎市内ですぎの子、こどものいえもも両保育園、横浜市内で笹山、六ッ川西両保育園の計四保育園を運営している。
 これにより今後は、今年度中に同法人と保護者、市による3者懇談会を開いたうえで2009年度には引き継ぎ保育を行い、定員を150人から10人増やして160人とし、2010年4月に開所する。

 

【Sokei短信】

●大和市内初の小・中学生による国際絵画展
 市内では外国籍の児童・生徒が数多く学んでおり、言葉ではなかなか伝えられない思いも絵画を通してなら伝わるとして、やまと国際フレンド委員会(IFC、長谷部美由紀委員長)が企画、「まもりたい、わたしたちの地球」をテーマに寄せられた作品約100点を10月25日と26日、イオンモール大和1階のウォーターコートで展示、同展では出身7カ国の児童・生徒たちによる作品27点も展示した。それらの作品は「題材、色使い、構図も様々で、とても魅力的」という評価を得たが、同時に来訪者にはペットボトルのキャップを会場に持参、そのキャップを好きな作品に投票して入賞作品を決める試みも行い、「ペットボトルを集めてエコ、それをワクチンに生かしてボランティア」と相乗効果をあげるイベントになった。

●相模原の小・中学生による安全・安心まちづくり標語・
 ポスターコンクールの入賞作品決まる
 交通安全・防犯に関心を持ってもらおうと行い、標語で316点、ポスターで187点の応募があった中で、標語の最優秀賞には市立橋本小3年生の渡部澄葵さんの「あ!あぶない 自転車ライト つけナイト」に決まり、ポスター小学生の部では星が丘小2年生の高橋ほのかさん、中学生の部では共和中2年生の服部準捺さんの作品が最優秀賞に選ばれた。これに優秀賞を含めた作品は11月10日から14日まで市役所本館1階のギャラリースペース、15日から12月4日まで橋本駅南口と相模川自然の村を結ぶコミニュニティバスの車内で展示される。

●中学生による尾崎行雄(咢堂)
 読書感想文コンクールの入賞者決まる
 郷土の偉人(相模原市津久井町)を末永く顕彰するため「尾崎行雄を全国に発信する会」が毎年行っているコンクールで53点の応募があり、相模原市長賞には市立若草中3年生の佐々木菜夏さんの「初志貫徹=咢堂」が選ばれた。このほかの主な受賞者は次のとおり。[相模原市議会議長賞]河崎未紗(内郷中3年)[市教育委員会賞]秋山奈七子(大野台中2年)[全国に発信する会長賞]石井古奈(若草中2年)

11月21日 金曜日

[イトーヨーカドーG]
日金工跡地に大規模ショッピングモール
2010年秋開店を目指す

 2003年7月に都市再生緊急整備地域の指定を受けて再整備を進めている日本金属工業(株)相模原事業所(大山町)跡地を利用した最終エリアとなるJR相模線以西の約12.6ヘクタールの再生計画が来年度から始動、核となるイトーヨーカドーグループによる大規模なショッピングモール「アリオ」が2010年秋の開店を目指して建築工事に着手する。
 その店舗面積は市内最大規模の約4万5000平方メートルになるだけに市が中心商業地に位置づけているJR橋本駅北口および相模原駅南口周辺の商業地盤にも大きな影響を与えそうで、両地域の商業者からは「これまでにも増して地盤沈下が避けられない」と懸念する声があがっている。
 同エリアはJR相模線沿いに拡幅整備された市道大山1号線沿いと同橋本大山線、同大山氷川線に囲まれた一角で、国道16号線からの道入路である同南橋本大山線が延長されて大山1号線に合流する。
 ショッピングモールの「アリオ」はその南橋本大山線以西の大部分を占め、商業施設は鉄筋鉄骨5階建ての1・2階部分で、店舗面積は約4万5000平方メートルになる。その3階から5階さらに屋上が駐車場になり、大山氷川線沿いの平面駐車場を含めた車の収容規模は約2700台になる。
 この規模は古淵国道16号線沿いに立地するジャスコとイトーヨーカドーをあわせた店舗面積4万5768平方メートル、駐車場規模2845台に匹敵するという。
 一方、大山1号線と南橋本大山線で区切られた一角には三菱地所と藤和不動産による共に地下1階で地上32階と23階の総戸数705戸にのぼる高層マンションが建設され、2010年12月の完成を目指す。
 このほか、大山氷川線東サイドには日金工が手がけてすでに完成している大山町ゆうひ公園と道路をはさんで同町あさひ公園がやはり2010年度までに整備、相模線をまたぐ小山公園前跨線橋も今年度に整備する。
 さらに大山氷川線東サイドに延長して新設される同線と相模線が交差する部分は地下道になり、市の事業として行われるが、JR東日本に委託して近々にも着工、2010年夏の完成を予定している。
 こうした中で核となるイトーヨーカドーグループによる「アリオ」はAriel(空気の精)をヒントに「常に新しい提案を行い、新しい風を送り続けたい」をコンセプトにした造語で、2005年4月に千葉市で蘇我店を開設したのを皮切りに同年11月には札幌店と川口店(埼玉県)、2006年3月に亀有店(東京都葛飾区)、同年12月に八尾店(大阪府)、2007年11月に西新井店(東京都足立区)、2008年3月に鳳店(大阪府境市)を開店してきた。
 橋本店はこれらに次ぐもので、神奈川県下では初めての出店になるが、駐車場規模では蘇我店の4500台に次いで2番目になり、札幌店の2670台とほぼ並ぶ。それだけに至近距離にある橋本駅北口、相模原駅南口周辺の商業地盤に与える影響は大きく、一方で国道16号線からの導入路となる市道南橋本大山線は買物道路と化す懸念から、同線沿いに集積する製造企業からは「製品出荷に支障をきたす」として不安の声があがっている。

 

[相模原お店大賞]2部門で8店が入賞
市民が投票/味や接客が好感呼ぶ

 相模原市内のお気に入りの店を消費者に投票で選んでもらう「相模原お店大賞」の入賞店がこのほど決まった。
 相模原商工会議所商業部会を中心にした同大賞実行委員会(上原泰久委員長)が毎年開催しているもので、5回目。昨年までは対象店舗の区分は設けず大賞、準大賞、入賞店を選定していたが、今回は「飲食部門」と「小売り・サービス部門」に分け、各部門で入賞4店舗を選定した。また、歴代の受賞店は対象外とした。
 WEBと携帯電話で7月1日から8月31日まで投票を受け付けた結果、4934票が寄せられた。推薦理由としては、飲食部門で味の良さやメニューの工夫、定員の接客、小売り・サービス部門では商品の豊富さ、親切なサービス、店員の感じの良さを評価する声が多かった。
 10月30日の受賞店発表会では、JTB旅行券3万円分、Wii、20インチ折りたたみ自転車、銀河連邦物産品3万円分のいずれかを投票者にプレゼントする抽選会も行われ、10人の当選者が決まった。
 この席上あいさつした阿部邦雄同商工会議所副会頭は「お店大賞の入賞店は必ず発展している。全国各地からどういう形で行っているのかなどの問い合わせもある。地域の商店街の発展のために長く続けていきたい」と話した。
受賞店は次の通り。
【飲食部門】▽築地山加=海鮮居酒屋(相模原2—9—1)▽順天楼=焼肉(津久井町太井608—3)▽鳥久=焼鳥(上溝7—10—9)▽麺工房笑門=讃岐うどん(富士見六—13—19)
【小売り・サービス部門】▽アンファンネージュ=ケーキ(下九沢1744—20)▽エヴァ ロッタ=雑貨(千代田2—2—15)▽セ・ラ・セゾン=ケーキ(矢部1—14—8)▽ヘアーサロンすずき=理容(旭町1—19)

 

【イベント情報】

●アートスポット展示・ギャラリースタッフセレクション26
 「鑓水青年美術館」展
 相模原市民ギャラリーで11月1日から始まった第1部「ときめき鑓水ランデヴー相模原SP」を12月2日まで行っており、第2部を「singles」として12月5日から2009年1月19日まで行う。電話042−776−1262。

●風のはらっぱ—坂元桂介木版画展
 11月26日から12月7日まで相模原市千代田2−2−15のギャラリースペース游。約25点と自作カレンダーを展示。電話042−856−1990。

●相模原市立博物館日曜講演会
 11月23日午後2時から「鈴木重光と内郷村調査〜民俗調査ことはじめ」をテーマに琉球大の小島瓔禮名誉教授が講演する。入場無料で先着200人。電話042−750−8030。

●第34回こもれびコンサート
 「クラリネットアンサンブルコンサート」
 12月7日午後2時から相模原市立大野台公民館。平山陽介率いるフリーダム・クラリネット・アンサンブルが演奏。前売600円、当日700円。小中学生当日前売とも300円。電話042−755−6000。

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