12月15日 月曜日
[相模原市]保育料滞納者財産差押え
高額者31人に開始、他滞納者も1300人強
相模原市はこのほど、市保育所に子どもを預けながら保育料を滞納したうえ、督促状や催告書を送っても自主納付や納付相談にも応じない高額滞納者31人に対して今年8月に財産調査を開始、このうち10人に財産の差し押さえ執行通知を送り、指定期日までに連絡がない滞納者4人の財産として預貯金2件(13万4094円)と生命保険3件(40万2720円)の計5件を差し押えたと発表した。
高額滞納者31人は会社員22人、自営業7人、その他2人で、1人あたり70万8700円から172万9150円で、総額で3310万2339円にのぼっており、引き続いて給与、預貯金、生命保険および不動産などを差し押さえる。
また、高額滞納者以外でも年度をまたいだ滞納者を含め延べで1300人強にのぼる人が滞納しているため、こうした人にも催告書等を送り、指定期日までに納付されない場合は勤務先、金融機関、生命保険会社などに財産調査を行い、財産が判明次第、差し押さえていくという。
こうした保護者への強行策については、国が昨夏、通達を出したのに対応したもので、相模原市はこのために今夏、税務部納税課職員2人を保育課兼任に任命し滞納処分の実施に踏み切った。
[県優良小売店表彰]
相模原、大和でパン店
津久井と藤野では創業102年の店も
2008年度の県優良小売店の表彰式がこのほど県庁舎で行われ、県知事・県商工会議所連合会会頭連名で24店・県知事・県商工会会長連盟で10店の計34店舗が表彰された。
このうち知事・会頭連名では相模原市のパン工房パン ド クルー(中央6—7—4)、大和市の中央林間パンの家(中央林間5—7—21)が表彰され、知事・商工会長連名では相模原市のNARAYA(津久井町長竹1185)と日相園四季亭(藤野町日連754)が表彰された。
このうち営業年数でいうとNARAYAが102年で、34店中最長の歴史を刻んでいる。
【Sokei短信】
●第26回相模川絵画コンテストで相模台小6年生の瀬戸山陽奈さん
と清新中3年生の種市北都くんが金賞
応募作品は小学生の部816点、中学生の部四拾点でこの中から入選作12点の表彰式が11月16日に相模川ふれあい科学館で行われた。これらの作品は1月12日まで同科学館、2月2日から13日まで市役所本館1階ロビーで展示される。金賞以外の銀賞入賞者は次のとおり。
▽ペレラハンダラガマケ弟蘭(麻溝小4年)▽山崎香奈子(横山小5年)▽勝田顕光(大野南中1年)▽深迫千鶴(大野北中3年)
●大和市で11月15日にクリーンキャンペーン一斉行動
市は11月を環境フェア月間とし、市民や事業者と協働で様々な環境活動を展開、15日の一斉行動では市内8駅の駅前で行われたクリーン活動に約850人、北部の慈緑庵を訪れるコース、中部の城山史跡・境川コース、南部の引地台公園・引地川川下りコースのウォーキングコースに約160人が参加、ごみ袋を手にごみや空き缶などを収集。大和駅東側プロナード開会式に臨んだ大木哲市長はあいさつしたあとクリーン活動に参加したほか、平松副市長が南部コース、井上副市長が北部コースに参加した。
●西武信用金庫が環境保全活動のNPO法人5団体を助成
同金庫(東京都中野区)がこのほど、専門家による選考を経て都内のNPO法人5団体に総額85万円を助成した。環境問題への取り組みとして今年7月から「eco定期預金」の販売を開始、預金者の受け取り利息の一部と同金庫による同額の助成金を合わせてNPO法人を助成するという趣旨で始めたが、今回に限り同金庫が全額を助成した。この事業はまた、預金者が希望すればNPO法人の環境保全活動に参加でき、助成対象に選ばれたNPO法人はグリーンTVジャパンの協力を得て世界に発信することもできる。
ちなみに、7月から10月まで行われた「eco定期預金」の販売は目標10億円に対し11億5200万円に達したという。次回は2009年2月頃から販売、7月頃に助成金の贈呈を行う予定。
12月16日 火曜日
[三菱重工業]
大連でフォークリフト生産へ
ロシアなど新興市場向けの供給拠点に
三菱重工業(株)(東京都港区)は11月26日、中国・大連にフォークリフトを製造する三菱重工叉車製造大連有限公司(仮称)を設立すると発表した。
中国のエンジン式フォークリフト市場は現在、北米を凌駕し世界シェア22パーセントに達しており、世界最大の市場でコスト競争力のある自前の生産拠点を立ち上げ、為替リスクを回避しながら成長市場に密着した事業を展開するのが狙いで、将来的にはロシア・CIS(独立国家共同体)、東南アジア新興市場向けの供給拠点にする。
新会社の資本金は同社が100パーセント出資する約39億円で、大連市の大連経済技術開発区に設立、2009年3月から工場を建設し9月には竣工する予定で、同年中の量産開始を目指す。
当初は中国市場向けにフォークリフトの最新モデルである1〜3トンクラスを生産、基幹コーポネントは同社汎用機・特車事業本部(相模原市)が供給、溶接主要部品は自前で製造し、その他の板金部品などは大連および近隣地域に立地する日系企業から調達する。
同社はこれにより、従来の3カ所生産拠点である汎用機・特車事業本部本工場米国MCFA(ヒューストン市)、オランダMCFE(アルメア市)に大連新拠点を加え、ワールド・ワイドな最適生産、調達体制の構築を目指す。
[相模原市行政区画等審議会]
政令市の3区名候補を選定
相模原市行政区画等審議会は11月25日、政令指定都市になった際の3区の区名を市民から募集したのを踏まえて、各区5つの区名候補を選定した。
市民から応募があった5894件の区名候補についてできるだけ簡潔で、特定の地名(津久井、橋本、大野など)は住民感情を考慮として候補としないなどの条件をつけて選んだもので、今後は12月15日から2009年1月14日まで市民による区名意向調査を行い、この結果を重要な判断材料として織り込む方針。
3区の区名候補は次のとおり。
[A区]①北区②けやき区③西区④緑区⑤みどり区[B区]①桜区②さくら区③中央区④中区⑤ひばり区[C区]①あじさい区②東区③光区④ひばり区⑤南区
[相原高校]
チャレンジショップで同校生産の野菜など販売
今年8月に文部科学省の「目指せスペシャリスト(スーパー専門高校)」に指定された県立相原高校(相模原市橋本2—1—58、鈴木芳行校長)は12月17日と18日、JR橋本駅北口のmewe橋本の地下食料品売場特設会場で、同校生産の野菜などを販売するチャレンジショップを開設する。
同校が「スペシャリスト校」の指定を受けたのは、全国でも珍しい農業科と商業科の併設の専門高校で、農業科の生徒が研究開発した生産物を商業科の生徒が授業の一環として販売実習に取り組んでいるためで、8月の橋本七夕まつりでは3年前からmewe橋本の協力を受けて野菜や卵など販売してきた。
今回はそのチャレンジショップをバージョンアツプし、今年度の第2弾として行うもので、今後も研究開発によるオリジナル商品の販売に注力していくという。
両日の販売するのは同高が生産する大根などのフレッシュ野菜と新鮮卵「あいこっこ」と、銀河連邦都市の秋田県能代市、岩手県大船渡市、長野県佐久市、鹿児島県肝付町の特産品と相模原市内の(株)オギノパンによる丹沢あんぱんをはじめ、あじさいサブレ、りんごパイなどで、営業時間は午後3時から5時まで。
文部省のスペシャリスト校指定は2003年度から始まり、これに関わる研究開発期間は3年間になっており、2008年は国立1校、公立39校の40校が応募し、相原高など公立12校が指定された。ちなみに、県内で指定を受けたのは相原高が初めてという。
12月17日 水曜日
[相模原市]STEP50で新たに2件認定
ユニオンマシナリとNECトーキン
相模原市は12月4日、STEP50(さがみはら産業集積促進方策)で新たにユニオンマシナリ(株)(上溝1936—22外)とNECトーキン(株)(下九沢1120)の工場増設など2件の認定式を行った。
自動車や電子機器の配線の要となるコネクター、ハーネスおよび関連部品を製造するユニオンマシナリは環境意識の向上による電気エネルギーの代替が進む中でハーネス・コネクターの市場拡大を見込み、約1億9000万円を投じて本社工場隣接地に工場を増設するもので、奨励交付金は1900万円になる見込み。
また、電池やコンデンサーなどを製造するNECトーキンはNEC相模原事業所内に最先端の製造ラインを整備し、自動車用リチウムイオン電池の電極の量産化をはかるため約137億円を投じて新工場を新設するもので、奨励交付金は約5億円になる見込み。
同社は日産自動車、NECと共に出資して設立したオートモーティブエナジーサプライ(株)(座間市)に製品を供給する。
[大和市]
踏切内の女性助け、警察庁長官賞
大和市職員の山本剛さん
今年5月17日に小田急江ノ島線高座渋谷駅付近の踏切内に侵入した女性(71)を間一髪で救助した大和市障害福祉課職員の山本剛さん(31)に警察庁長官賞が贈られる運びになり、11月27日にこの伝達式が大和警察署で行われ、黒木一郎署長から感謝状が贈られた。
この表彰に山本さんは「とっさの判断で無我夢中だったので、その時の記憶はあまりないが、自分の行為が役に立てて嬉しい」と語った。勇気あるこの行為に対し、大和市は職員表彰規定に基づき表彰している。
【イベント情報】
●伊勢丹相模原店が全館クリスマススペシャルセール
12月17日から25日まで本館・A館・B館各階で行う。17・18・19日限りの特別提供品としてプチボックス&時計セット(30セット限り2100円)、フォンデュセット(30セット限り3675円)、寄せ鍋セット(各日100点限り880円)、福岡、栃木県産いちご(各日200点限り630円)などを販売。また、本館2階のギャラリースクエアではクリスマスウィーツコレクション、23日と24日に同スクエアで予約なしに持ち帰れるクリスマスケーキの販売も行う。
一方、本館5階のプロモーションでは12月31日まで迎春ステーションを開設、祝い飾りや干支の置物、重箱、酒器など迎春用品を販売している。
●桜美林学園が12月22日にオビリン・クリスマス
町田市常盤町の同学園荊冠堂で午後6時から第1部でクリスマス・キャンドルサービス、第2部で同学園卒業生の歌手、本田路津子クリスマス・コンサートを行う。参加申し込みは不要で、問い合わせは電話042−797−1695。
●金子國義展〜小さな天使たち
12月17日から24日まで伊勢丹相模原店本館6階アートギャラリー。故渋澤龍彦氏の薦めで画壇にデビューした画家の「小さな天使たち」とアリスをテーマに新作を含む油彩、版画50点余を展示。21日と23日1時からサイン会も行う。
●やまなみクリスマスコンサート〜森の歌が聞こえる
12月21日午後5時から相模湖交流センター多目的ホール。「ロックの女王」と呼ばれていた鎌倉市在住のシンガソングライターで、2008年3月から神奈川環境大使も務める白井貴子のコンサート。前売2000円、高校生以下同1500円、当日2500円と2000円。電話042—682—6121。
12月18日 木曜日
[相模原市幼稚園協会]
設立40周年を迎え記念式典
就園率も6割に
社団法人相模原市幼稚園協会(富士見、川井俊幸会長)が今年で設立40周年を迎え、11月29日午後に相模原市民会館でこの記念式典を行った。
県と市および国会、県会、市会議員、近隣幼稚園関係者ら、それに協会会員幼稚園の教職員や保護者らを招いて行ったもので、市内の幼児人口のうち約60パーセントを占める幼稚園の幼児教育を称える祝辞が相次いだ。
同協会は1968年、相和私立幼稚園協会から分離独立する形で発足。当時は17園だったが、今では倍以上の39園に増え、3歳児から5歳児まで1万1049人の就園児を抱え、就園率は保育所の25.3パーセントを倍以上に上回り、59.3パーセントになっている。
しかしながら、定員充足率は民間保育所(零〜5歳児)が108.0パーセント、公立保育所が101.5パーセントなのに対し、私立幼稚園は86.0パーセントにとどまっており、これが幼稚園経営のひとつの課題になっている。
そうした中で同協会は行政との協働で、相模原型の「預かり保育(夏期)」の制度化や市幼児教育振興プログラム制定にあたる一方、「認定子ども園」の検討も行っており、この日の式典における祝辞で県私立幼稚園連合会の渡邊眞一会長もこれらを評価して「県内でも先進的な取り組み」として、「相模原幼稚園協会に地域に開かれた元気なエネルギーを感じ、大きな期待をしている」と称えた。
その式典では国歌斉唱などのあと川井会長があいさつに立ち、「今後、幼児教育の役割は大きくなる一方、取り巻く環境は少子化で厳しくなる。それでも夫婦が子どもを持つ喜び、生命の尊さ、神秘さは大いに啓蒙する必要があり、幼稚園に通う園児は実に素晴らしく、実に楽しく、子どもはみんな、なんらかの役割を担って生まれてくる。その役割を見つけ、それを手助けする、援助するのが私たちの役割。それを重く受け止め、保護者と教職員を車の両輪に日本の未来のため、子どもたちの幸せのために私たちは努力していきたい」と語った。
このあと、歴代会長を務めた永井固紀、古木幸一、澁谷武男の三氏に感謝状の贈呈があり、松沢成文県知事(代理)、加山俊夫市長(代理)、赤間二郎衆院議員、榎本与助県議会議長らが祝辞を述べた。
また、式典に先立ち、白梅学園大学長の汐見稔幸氏による「子育ては楽しい!が生きる力ってなに?」をテーマにした記念講演も行われた。
[相模原交通安全協会]
創立60周年迎え、式典と祝賀会
相模原交通安全協会(富士見1—1—1、田所文雄会長)が今年で創立60周年を迎え、11月27日午後5時30分から市けやき会館でこの式典と祝賀会を開き、来賓の加山俊夫市長、相模原警察署の松浦正寿署長ら来賓を迎え、盛大に祝った。
同協会は1948年4月、相模原警察署管内交通安全協会として発足、当初は1950年10月に現市民会館裏手に自動車運転練習場を開設、1953年10月には同練習場を閉鎖するかわりに自動車検査所を開所した(1983年に閉鎖)。翌54年11月には市制施行に伴い名称を現協会名に改称した。
その後、1974年8月に相模原南警察署、2006年4月に相模原北警察署がそれぞれ開署したのに伴い、交通安全協会も分離したが、60年という歴史は県交通安全協会と同じ道のりを辿っている。
その式典で式辞を述べた田所会長は、こうした歩みを振り返って先人の功績を称えながら、「先輩が築いた輝かしい伝統を守り、関係機関の指導を引き続きお願い申し上げ、この日を相模原の安心安全のまちづくりの一翼を担う決意を固く誓う記念日にしたい」と強調した。
このあと感謝状贈呈があって加山市長や松浦署長らが祝辞を述べ、さらに10年ごとに行っている安全の宣言を行った。
【イベント情報】
●JR相模線原当麻駅東口の落書き被害で相模原市が告訴
11月16日未明に市が管理するエレベーター周辺の壁面と公衆トイレの壁面に落書きされたもので、犯人不詳だが悪質な犯罪と判断し相模原警察署に器物損壊罪で告訴した。被害額は8万5050円で、今後の対応策として同署に駅周辺の深夜巡回強化を要請、落書きを防ぐ表示を行った。
●相模原市16ミリ映画研友会の藤井市四郎市が県視聴覚教育連盟の視聴覚教育功労者賞を受賞
11月14日に相模原市民会館で行われた2008年度県視聴覚・放送教育研究会合同大会相模原大会で表彰された3人のうちの1人に選ばれたもので、藤井氏は1987年に「研友会」に入会、1997年から2002年までは地区幹事として映写活動を行い、2002年4月から現在まで会長を務め、16ミリ講習会の講師などにも携わり、津久井地域との合併では主催事業の拡大にも尽力し、今回の受賞に至った。
●11月29日に第3回緑の書道コンクール表彰式
財かながわトラストみどり財団県北地区推進協議会がみどりに関する啓発活動として行っているコンクールで、県相模原合同庁舎でこの表彰式が行われた。応募があったのは小学校83校、中学校18校の延べ101校から寄せられた2394点で、各部の金賞入賞者は次のとおり。
[小学3・4年生の部]瓜生舞結(相模原市立南大野小3年)[同5・6年生の部]鈴木幸(相模原市立橋本小5年生)[中学生の部]村松麻耶(相模原市立若草中3年)
12月19日 金曜日
【トップセールスに挑む】
「次世代に資源を残し、地球環境の保全のために」
(株)清和サービス総務課兼清掃課長
春山浩さんに聞く
「エコロジック リサイクラー」を社是に掲げる、(株)清和サービス(相模原市宮下3—9—18、原正弘社長)は、道路側溝清掃、公共下水道管清掃、河川しゅんせつ工事、一般廃棄物・産業廃棄物処理、資源リサイクル事業を手がけている。現場作業が主体の企業だが、その中で営業と事務職を担っているのが入社19年目の春山さん。8年ほど前この業務に就いた。
それまでは現場での作業に従事していた。入社当時はステーション方式での粗大ごみの収集作業が仕事の軸。「公園や広場が粗大ごみで山のようになった」。冷蔵庫、オートバイ、自動販売機、屋根瓦など何でもありの状態で、「1カ所で50トンから60トンにもなったこともある」と回想する。それが変わったのは、分別回収による資源の再利用が始まってからである。
道路の側溝のしゅんせつ作業では冬は放水による厳しい寒さ、夏は道路からの容赦ない照り返しに耐えて働いた。最近は側溝自体の構造が変わり、「清掃よりメンテナンスの比重が高まっている」と言う。
こうした現場体験があればこそ、「営業担当として、仲間のために仕事を取らなければという気持ちは強い」という言葉に力がこもる。午前中は書類の整理、午後は発注元の官庁や事業系一般ごみの収集を受託している企業などへの打ち合わせに出向くことが多い。「競合他社に負けないようにフットワークのいい動きを心がけている」と話す。事業系のごみ収集は4、500社から請け負っており、ここ数年は増加の勢いが続いている。
それでも、他社との見積もり合わせで連戦連勝という訳に行かないのは言うまでもない。「入札で仕事を取れなかったときの責任感は重い。当然ながら、何とかほかの仕事を取ろうと努力している」と営業職ならではの本音を語る。
清和サービスは月間約900トンの資源を処理しているが、資源ごみを収集して分別、製品化して問屋に卸す仕事の比重が高まるほど、リサイクル資源の市況が売上高に影響する。この点で今は頭が痛い。「北京オリンピックの前後で鉄やアルミニウムなどの価格が大きく変わった。たった3カ月で7分の1にまで下がっている。10年前より低い相場で、いつ元に戻るのか不安」と苦笑する。
現場と営業の両面から資源のリサイクルに携わている体験を踏まえ、「市民の資源回収に対する意識は高くなっている。その分、処理業者として作業の安全性確保などについての意識を高めていかないと時代の流れに遅れてしまう」と業界の今後を展望する。
そして、「限られた資源を再利用するために私たちがしていることは、次の世代に資源を残し、地球環境の保全に直結する大事な仕事だという誇りを持ち続けていたい」という言葉は、自社の社会的な役割の有用性への自信と、そこで働く自分と仲間たちを支えている思いを伝えている。
[小田急電鉄]特急ロマンスカー
大晦日から元旦にかけ11本が終夜運転
小田急電鉄(株)(東京都新宿区)は大晦日から元日にかけて初詣で用などにロマンスカー11本による終夜運転を行う。
東京メトロ千代田線乗り入れのロマンスカー・MSEや箱根観光専用の同・VSEを使い、全席指定の臨時特急ロマンスカー「ニューイヤーエクスプレス」として新宿—片瀬江ノ島・小田原間で上下合わせて11本を運航するもので、上り1本は明治神宮最寄りの参宮橋駅、下り1本が大山阿夫利神社最寄りの伊勢原駅に停車する。
また、湯島天神への初詣で用に東京メトロ千代田線「初詣号」を唐木田→綾瀬間、江の島方面への初日の出参り用に「初日の出号」を綾瀬→片瀬江ノ島間でそれぞれ1本運転する。
なお、この「ニューイヤーエクスプレス」の運転では使用する電力すべて(7500Kwh)をグリーン電力で賄う。同社は今年6月、地球温暖化対策の一環として、鉄道運行で国内初となるグリーン電力によるロマンスカーの運転を行っており、今回が2度目になる。
一方、今回初めて小田原線の伊勢原—小田原間で各駅停車を運転、これにより小田急線小田原線、江ノ島線、多摩線の全区間で終夜運転を行い、年末・年始以外のダイヤは12月30日から1月4日まで土・日ダイヤで運転、1月5日から通常ダイヤに戻す。
[イオンモール大和]チャリティ募金活動
ユニセフ(国際連合児童基金)に寄付
イオンモール大和(大和市下鶴間1—2—1)など全国のイオンモールは11月22日から今年で6年目を迎える「世界のこどもたちに幸せのおくりもの」をテーマにしたクリスマスチャリティ募金を開始、同大和店では22日と23日、100円以上の募金協力者にオリジナルエア人形の「だっこサンタ」をプレゼントする一方、同サンタ釣りゲームに参加できるイベントを行った。
この募金活動は、武力紛争や干ばつ被害、深刻な栄養不足などで生きる希望を失ってしまった子どもたちを支援するため行っており、募金は日本ユニセフ協会を通してユニセフ(国際連合児童基金)に寄付され、昨年の募金でイオンモールは1887万9692円を寄付した。
Copyright (C) 相模経済新聞社