2008年(平成20年)
相模経済新聞社
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12月22日 月曜日

[相模原商工会議所青年部]
創立40周年を祝って記念事業
ダンスコンテストやフリーマーケット、講演会など

 相模原商工会議所青年部(西條政夫会長、43人)の創立40周年を祝う催しが11月24、25の両日、市民会館と周辺を会場にして行われた。
 同青年部は商工会議所の前身にあたる市商工会の内部団体として1968年に設立され、市内産業の若い担い手の交流と親睦、研修、全国の青年部との交流などを活発に行っている。またてるて姫伝説をキーワードにした和菓子の共同開発、さがみの大凧まつりでの凧揚げなど地域文化発掘事業にも積極的に取り組んでいる。
 記念事業のプログラムは24日が「てるてフェスタ2008」、25日が記念式典と西川史子氏(女医)による講演会、最後が祝賀会。
 てるてフェスタは、DANCE1コンテスト、相模マジうまっ!GP、さがみはら物産展、フリーマーケットという盛り沢山な内容。
ダンスコンテストには市内のさまざまな年代の16団体が参加。フラダンス、日本舞踊、よさこい、ヒップホップなどを披露した。また、飲食店主体のグルメ決定戦となった「マジうまっ!」にはラーメン、串焼き、たこ焼きなど25の模擬店が出店。審査の結果、ダンスでは小学6年生8人と高校生4人のダンスチーム「S・N・D・F」、グルメでは特製ラーメンを出品したJNファミリー(相模原市)が1位に選ばれ、記念品などが贈呈された。
 物産展では津久井地域を含む市の名物が展示即売されたのを初め、青年部がカカオと津久井在来大豆を素材にして市内のケーキ店と共同開発したばかりの生チョコレートも初お目見えし、担当者がPRに声を枯らした。
 25日の記念式典には多くの来賓が出席し、西川氏の講演は会場の市民会館ホールいっぱいの来場者を集めた。祝賀会では西條会長が「祝いの席に出ることなく裏方として働いている仲間も含めて部員全員で喜びを分かち合いたい」とあいさつして拍手を浴びた。

 

[アトリエヨシノ]
初の新作衣裳展示会開催
衣裳コンテストの表彰式も

 バレエ衣裳のレンタルで国内最大手とされる(有)アトリエヨシノ(相模原市相模湖町寸沢嵐858—6、吉野勝恵社長)は11月29、30の両日、都内で第1回新作衣裳展示会を開き、約800人が来場した。また、これに先立ち同社が初めて開催した公募による衣裳コンテストの公開最終審査と表彰式も行った。
 展示会場には「白鳥の湖」「ピーターパン」などバレエの名作4作品のために自社制作した衣裳約130点、それに初公開の衣裳15点などを展示したほか、両日とも午前、午後の2回ずつ、華やかなフットライトのもとでバレリーナモデルによる新作衣裳のファッションショーを実施。華やかな色彩あふれる約50点の衣裳が次々に披露され、招待客ら200人余りで埋まった会場から賛嘆のため息が漏れた。
 29日午前11時からは390点の応募作品の中から第1次、第2次審査を通過した26作品によるコンテストが行われ、テーマである「くるみ割り人形」に登場するキャラクターがそれぞれの作品を身に着けてステージ上を1分間ウォーキングした。
 吉野社長を委員長とする8人の審査員による選考の結果、グランプリには山岸加奈子さん(東京都、学生)がピンクを基調に金色と白をあしらってデザインした、「デコレーションクリームの精」の衣裳が選ばれ、賞金100万円とトロフィーなどが贈られた。山岸さんと準グランプリの原美奈子さんには副賞として同社との年間契約権も贈呈された。
 グランプリを獲得した山岸さんは「バレエの衣裳をデザインしたのは初めて。とても驚いています。胸元の飾りに工夫を凝らしました。将来はデザイナーの道を歩みたい」と喜びを語った。
 また、主催者としてあいさつした吉野氏は「応募作品は質が高いものが多く、狙い通り多くの若い人たちが参加してくれた。これからも舞台衣装の制作を目指す人たちのため2年に1度のペースで続けていきたい」と述べ、昨年夏に開催して大きな反響を呼んだ相模湖畔の野外バレエフェスティバルを2009年8月8日と9日に再び開催することも明らかにした。

 

[相模原市]
STEP50で新たに2件認定
ユニオンマシナリとNECトーキン

 相模原市は12月4日、STEP50(さがみはら産業集積促進方策)で新たにユニオンマシナリ(株)(上溝1936—22外)とNECトーキン(株)(下九沢1120)の工場増設など2件の認定式を行った。
 自動車や電子機器の配線の要となるコネクター、ハーネスおよび関連部品を製造するユニオンマシナリは環境意識の向上による電気エネルギーの代替が進む中でハーネス・コネクターの市場拡大を見込み、約1億9000万円を投じて本社工場隣接地に工場を増設するもので、奨励交付金は1900万円になる見込み。
 また、電池やコンデンサーなどを製造するNECトーキンはNEC相模原事業所内に最先端の製造ラインを整備し、自動車用リチウムイオン電池の電極の量産化をはかるため約137億円を投じて新工場を新設するもので、奨励交付金は約5億円になる見込み。
 同社は日産自動車、NECと共に出資して設立したオートモーティブエナジーサプライ(株)(座間市)に製品を供給する。

12月23日 火曜日・祝日

 

 

 

12月24日 水曜日

[菊屋浦上商事]
中学生の体験学習受け入れで
同社オリジナルのプログラム導入

 文房具や事務用品などを販売する菊屋浦上商事(株)(相模原市相模原6—26—7、浦上裕史社長)が中学生の体験学習受け入れで、自ら考案した職場体験学習プログラムを導入、「学校、生徒、店の三方徳」という成果をあげており、新たな試みとして話題を呼びそうだ。
 同社が近年、毎年受け入れているのは市立小山中(小山4—3—1)の2年生の3人で、今年も11月17日から21日まで体験した。
 しかし、中学生の職場体験はある意味学校側の丸投げで、企業や商店の対応もそれぞれ異なるため、双方で効果が見えにくいという課題を抱えている。それでなくても不況のまっただ中にあって「受け入れる余裕などない」といった本音も洩れる。
 そこで同社の浦上裕生チーフは昨年から独自の職場体験学習プログラムを考案、導入した。その骨子は生徒が体験する店をPRするポスターの制作。生徒たちにとって店をよく知り、考えないとポスターは描けない。そこでどんな商品があるか、初めて触れる商品はなにかと、生徒たちは当然、自らが関心を抱く商品に目を向け、店の雰囲気などいい点の発見につとめ、それをポスターに表現する。
 一方、店側にとっては手とり足とりの手間が省けるし、浦上チーフも「子どたちの管理がずっと楽になる」と話す。しかも、生徒たちの感性による発想で逆に教えられるケースもあり、同専務は「ポスターを見たお客の共感から、好感度があがり、素晴らしい成果をあげている」と言う。また、学校サイドにとってもポスターが提出物になるので、「三方徳のプログラムになる」という仕組みだ。
 同社はこのプログラム導入の成果を今年から市教委や学校に包み隠さず報告、これによって体験した生徒たちもやり甲斐を感じているという。

 

[三菱重工業]TBKと資本提携
ターボチャージャー増産に向けて

 三菱重工業(株)(東京都港区)は12月1日、汎用機・特車事業本部(相模原市田名)が製造するターボチャージャーの増産に向け、東証一部の(株)TBK(町田市南成瀬4—21—1、墨谷裕史社長)グループと資本・業務提携で合意したと発表した。
 排ガス規制の広がりやエンジンのダウンサイジングを背景にターボチャージャーの需要が成長しているのを踏まえ、重工がターボチャージャー用部品の品質や納期、コストなどを考慮して安定した調達をはかるための資本提携で、重工がTBKの発行済普通株式4.6パーセントを取得、重工のタイ子会社Mitsubishi Turbocharger Asia(MTA)がTBKのタイ子会社TBKK(Thailand)の株式2.5パーセントを併せて取得する。
 この提携でTBKKは今年1月設立のMTA敷地内に分工場を設け、MTA向けの部品を加工し、安定的に供給する。

 

【Sokei短信】

●大和市安全安心ポスターコンクールの最優秀作品決まる
 交通安全や防犯の啓発で市内の小中学生を対象に行っているコンクールで、小学生による「交通安全部門」の最優秀賞には、市立中央林間小2年の二上大悟くんの「つけて安心ヘルメット」の標語をつけた作品が選ばれ、中学生による「防犯部門」の最優秀賞には市立鶴間中3年生の成田紗智恵さんの「STOP!万引き」の標語をあしらった作品が選ばれ、優秀賞など含めて12月6日に市生涯学習センターで行われた安全なまちづく推進大会で表彰された。最優秀作品はポスターに印刷され、公共機関や学校などに配布される。

●相模原市電設協同組合が「さがみっ子クラブ」に10万円の図書カード寄贈
 同組合役員(大野則夫理事長)らが11月27日、加山俊夫市長を訪れて寄贈したもので、小学生の放課後子ども教室として市が今秋開設した同クラブの子どもたちの読書活動に役立てて欲しいというのが趣旨。市は同クラブのモデル実施校として中央小、上鶴間小、根小屋小で開設したが、2010年移行市立小全校普及を目指している。

12月25日 木曜日

【とぴっくとーく】
「町産業の活性化目指して」
創立20年の城山町商工経済同友会
平栗文夫・代表幹事に聞く

−−同友会設立のきっかけと現況は。
 「商工会青年部を卒業した人たちがコミュニケーションの場作り、青年部の活動支援を主な目的に設立しました。青年部は40歳が定年ですが、まだ若いんだから一緒に遊ぼうという気持ちもあったようです。卒業生を中心にした組織は珍しいようですね。設立時は13人がメンバーでしたが、現在は43人に増えています。町の産業を担う、幅広い業種の経営者、2代目がほとんどです」
−−これまでどんな活動を。
 「町もみじまつりのアトラクションとして行うクイズの企画、実行を10年あまりにわたり担当しています。今年で18回目になる町チャリティーゴルフ大会が始まったときにも中心的な役割を担いました。平成17年からはプルトップを回収して町内の福祉施設に車椅子を寄贈する地域貢献活動を行っています。町民の協力を得てこれまでに3台寄贈しました。また、商工会や青年部の事業に積極的に参加しています」
−−会員にとってのメリットは何でしょう。
 「仲間とざっくばらんに話せるため、心のよりどころになっています。情報交換という点だけでなく、自分と自分の事業を別の観点から見直すことができるという点でも貴重な場ですね」
−−今後はどんな活動に力を入れますか。
「プルトップの回収などこれまでの事業を継続していきます。それと、自分たちの手で経営しやすい環境を作るため、商工会、青年部と一体になって町産業の活性化につながる活動をしたいと思います。そのための一歩として町の産業を新しい相模原市に強くアピールし、行政にも目を向けてもらえるようにしたいと考えています」

 

[大和市]
地場農産物料理教室に親子21人が参加
野菜の収穫体験も

 大和市地場農産物消費拡大協議会が1999年から毎年行っている地場農産物料理教室が11月29日、深見の畑と光丘中(大和南)で行われ、小学1年から5年生の児童と親8組の21人が参加、主食のさつまいもごはん、主菜の白菜クリーム煮などに挑み、味わった。
 地場の農産物をより身近に感じてもらおうと今年は野菜の収穫体験を行い、深見の山口正明さん(63)の畑に集まった一行は、大根、キャベツ、プロッコリー、にんじんなど各野菜を収穫、お土産として持ち帰った。
 このあと光丘中で行われた料理教室ではさつまいもごはん、白菜のクリーム煮のほかフルーツサラダ、豆腐白玉のはちみつかけの4品の調理に取りかかった。市食生活改善推進協議会の会員4人を講師に、レタスとしめじ以外はすべて地元産を使い、30分かけて作りあげた。
 この教室に参加した上和田の小川英子さん(38)は長女亜実(つぐみ)さん(市立桜丘小2年生)と参加、栄子さんは「地場野菜はふだんから食べていますが、やっぱりおいしい」、亜実さんは「畑で抜いた大根はとても重たかったけど、すごく楽しかった」と話していた。

 

介護予防サポーター講座を開催
「大和市オリジナル健康体操」が話題に

 大和市は介護予防と認知症の正しい知識の普及と地域における自発的な介護予防を目的に今年度から地域包括センターで介護予防サポター講座を開催、9月から晃風園で始めたのを皮切りに7カ所で行っている。
 各センターで保健師、医師による「心とからだの老化を防ぐ健康づくり」、歯科医師による「お口いきいき健口づくり」など6日間にわたる講座を開き、先着20人程度が受講しているが、この中で5日目の講座として設けられた東海大学の学生による「大和市オリジナル健康体操」が話題を集めている。
 介護予防サポターの活動ツールとして要介護状態になる骨折を予防する健康体操を考えていたところ、東海大学の「高齢者いきいきプロジェクト」を協働で行う取り組みになり、そこで大和らしさを出すため夏に開催している「阿波おどり」の動きを採り入れた体操にしたもので、この種のご当地体操を考案して作成したのは県下で初めての試みという。
 このため市は今回の講座だけでなく、この体操を広く市民に普及させる考えだ。

12月26日 金曜日

[相模原商議所]優秀拠点として経済産業局長賞受賞
中小・小規模企業の経営サポートで

 中小企業庁によりワンストップで中小・小規模企業の経営サポートを行う地域力連携拠点に認定された相模原商工会議所(河本洋次会頭)が同庁の顧客満足度調査による優秀拠点として経済産業局長賞52拠点の一つに選ばれ、12月3日に東京・港区の虎の門パストラルホテルで行われたフォーラムで表彰された。
 地域力拠点事業は2008年5月30日に認定を受けた全国316カ所で事業を開始、これに合わせて同庁がアンケートや覆面の訪問による顧客満足度調査を行い、優秀拠点として中小企業長官賞10カ所、経済産業局長賞52カ所を選定したもので、関東経済産業局管内で長官賞を受けたのは草加商議所と静岡県商工会連合会の2拠点、局長賞には相模原商議所など10カ所が選ばれた。また、県内でこの拠点になったのは県商工会連合会、横浜・川崎・小田原箱根各商工会議所など7カ所だったが、相模原商議所が唯一受賞した。
 この受賞について河本会頭は「この事業で重要なのは事業承継支援や優れた事業所の発掘と連携支援など『つながり力』で、今後もこれをより強固にし、『選ばれる拠点』から『選び続けられる拠点』を目指したい」とコメントしている。

 

相模原6丁目に新築・高齢者住宅
ヘルパー派遣やデイサービスも完備

 相模原市で初めての新築の高齢者住宅が12月10日、相模原市相模原6丁目にオープンした。  高齢者住宅「ムート相模原」で、4年前から同市上溝で「ムート上溝」を運営している(株)エクシオジャパン(相模原市東林間1−4−17、但野光良社長)が管理運営する。
 建物は鉄骨3階建てで延べ床面積は428.57平方メートル。1階には2つの風呂やリビングルームがあり、2、3階に7.4から9.9平方メートルの個室19部屋がある。
 料金は食事代も含め5畳が月額13万9千円。入居時にかかる費用は入居金や敷金、仲介手数料、前家賃を入れて49万150円。
 入居者には各々にケアマネジャーが付き、ケアプランを作成し、これに基づいてヘルパー派遣やデイサービスなどを受ける。
 同社はアクア訪問看護ステーションやアクア若松デイサービスを運営しており、これらのサービスを受けることもできるが、他の事業所でも可能。また、訪問看護や訪問医療も受けることが出来る。
 なお、同社では同市陽光台にも高齢者住宅を開設する準備をしている。

 

【Sokei短信】

●伊勢丹相模原店が新春祭
 1月2日に本館5階催物場で開運デラックスパックを売り出し、旅行・リフォーム・宝飾などのコースの申し込みを11時30分まで受けつける。このほか本館・A館各階で中身の見えるスペシャルパックも売り出し、本館・A館・B館各階でお年玉袋を販売する。さらに2日から5日まで本館2階ギャラリースクエアで新春こだわりの味フェア、2日から10日まで本館アートギャラリーで武田双雲展「生きる力」を開き、3日午後2時からトークショー、3時からサイン会も行う。

●㈱相模原ゴルフクラブが市社協に140万円を寄付
 同社(大野台4−30−1、五味丈夫社長)が12月9日、ゴルファーから寄せられた寄付金を市社会福祉基金積立金に寄付したもので、同寄付は1963年に始めて以来今年で39回目を数え、総額で6430万円になった。

●相模カンツリー倶楽部が大和市社会福祉基金に50万円を寄付
 社団法人の同倶楽部(下鶴間4018)が12月10日にプレイヤーから寄せられた額を寄付したもので、これにより1978年から行っている寄付金総額は1775万円になった。

●大和商工会議所運輸倉庫業部会が市社協に3万円寄付  同部会の鈴木茂雄部会長らが12月11日、交通遺児のために役立てて欲しいと寄付した。

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