4月27日 月曜日
[春の緑化キャンペーン]
大和駅西プロムナードにフラワータワー
大和市スポーツ・よか・みどり財団による「春の緑化キャンペーン」が4月2日に始まり、大和駅西側プロムナードにフラワータワー2基が飾られた。
高さ2.5メートル、直径80センチのタワーにピンク色と白色のペチュニアの花約300株(1基あたり)を備えたもので、グリーンアツプセンターでは5月10日までフォトコンテストや花壇コンクールの入賞作品の展示に加え、押し花展、ボタニカルアート展、山野草展など「春爛漫!華・花・HANA展」を行っており、4月29日には鉢物交換会や竹炭コーナー、みどりのクイズなど盛り込んだ「春の花とみどりのフェスティバル」を行う。 また、引地台公園では同日、クイズに答えながらポイントを巡るウォークラリーも行う。
[小田急ホテルセンチュリー相模大野]
オールディーズを聴きながらビアパーティー
オールディーズからダンスミュージックまで60年代から80年代までの名曲の生演奏を聴きながらホテルの料理を楽しむ催しが5月27日午後6時30分から、小田急線相模大野駅北口の小田急ホテルセンチュリー相模大野で開かれる。
「ブッフェ ビアパーティー」と銘打った同ホテル恒例のイベント。オールディーズ、グループサウンドを得意にする、おなじみの「エディー田中&バックビート」に加え、今回はスペシャルゲストとしてライブハウスなどで活躍している女性3人のユニット「レディキューブ」が登場。歌とパフォーマンスで70年代のディスコサウンドを中心にしたヒットナンバーを披露する。
料理は同ホテル自慢のスタッフが腕によりをかけた和洋中のブッフェを堪能できる。
料金は1人6000円(食事、サービス料、消費税などを含む)。ビール、ワイン、焼酎、ウイスキー、サワー、ソフトドリンクは飲み放題。予約、問い合わせは電話042‐767‐1112。
[イベント情報]
●県自然環境保全センターが野生動物救護ボランティアを募集するための講習会
同センター(厚木市七沢657)で5月16日と17日の午前9時から午後4時まで開く。募集するのは①一般②短期飼養③長期飼養のボランティアで、一般は15歳以上(15歳未満は保護者同伴)、短期、長期飼養は県内在住の20歳以上で、定員が30人。講習会では野生動物救護に必要な知識・技術の講義が一日半、実習半日で学ぶ。申し込みは郵便、FAX、メールで5月11日まで(必着)。FAX046−248−0737。問い合わせは電話046−248−6682。
●第10回相模原市写真連盟展
4月30日から5月5日までJR相模原駅ビルNOW4Fの相模原市民ギャラリー。県観光写真連盟相模原支部など11クラブ会員が作品を展示。入場無料。
●藤井初江日本画展
5月6日から17日まで相模原市千代田2—2—15のギャラリースペース游。身近な植物を描いた作品約20点と短冊、色紙、扇面も展示。電話042—856—1990。
●庄司光里版画展—山笑う
5月7日から6月5日まで相模原市中央3—7—1のギャラリー誠文堂。旅で感じた人と自然と信仰のつながりによって守られてきた日本の風土を描いた作品を展示。16・23・30日に作家来廊。電話042−756−3178。
●相模原市民文化財団設立20周年記念・礒山雅presentsバッハの宇宙完結編「マタイ受難曲」
6月14日午後2時、16日午後6時30分から杜のホールはしもとホール。日米の若手が結集し、各パート1人ずつの編成で演奏。全席指定6000円。学生4000円。Move電話042—742—9999。
4月28日 火曜日
[大和市]
市立小19校の入学式にあわせ、交通安全呼びかけ
春の交通安全運動が始まった4月6日、大和市立小学校19校の入学式が行われ、これにあわせて各小で市交通指導員や交通安全母の会連絡協議会の会員が児童や保護者らにチラシを配りながら交通事故防止を呼びかける一方、大和署員も校門近くの路上で新入学児を誘導し交通安全に努めた。
市交通安全対策協議会が主催したもので、配布したチラシは①道路をわたる②自転車に乗る③車に乗るときの注意をマンガチックなイラストを配して「ぼくもわたしも守ろうね交通安全3つのやくそく」とか、交通標識を知るように促した「いってきます」が保護者と子ども一緒になって読めるよう優しい工夫を施した。また、保護者やドライバー向けに「新入学(園)児を交通事故から守るために」や「とび出し前線、接近中!!」のチラシも配布した。
このチラシを受け取った大和小(深見西、丸岡昭文校長)の入学児156人は保護者に手をとられながら交通指導員に「ちゃんと手を挙げて横断歩道を渡ろうね」と声をかけられると、「は〜い」と元気にこたえていた。
また、4月8日から私立小1校を加えた20校の周辺道路で新1年生歩き方教室も行っている。
[税理士法人りんく]
中期5カ年計画策定に5社参加
経営指針に活用
企業経営者が自社の5年後の見通しを数値で明らかにするためのセミナーが4月3日、税理士法人りんく(相模原市共和4—13—5、小久保忍代表)で開催され、相模原、東京、埼玉から五社が参加した。業種は製造、サービスが各2社、建設業が1社。
中期5カ年経営計画の立案がテーマ。タイムスケジュールは午前中がガイダンス、自社分析、目標設定、午後は数値計画、計画書完成。
最初に小久保氏が「5カ年の経営計画策定は未来からの逆算。自社の経営理念と目標を明確にし、存続と発展に向け自分で考えながら計画を作ってほしい。自分で考えることがいちばん重要」と趣旨を説明。
さらに、自社の企画、販売面での強みと弱みを5段階で評価し、この現状分析を踏まえて5年後の事業領域と規模について年商、利益、社員数を具体的な数字で示すようアドバイスした。
参加者は策定に必要な資料を用意しており、マンツーマンで補佐する同法人スタッフのアドバイスを受けながらコンピュータ画面上の計画表に数値を打ち込んだ。
この中には5年後の売上目標とそれを達成するための経費、損益分岐点、固定費、投資、キャッシュフロー、経常利益率、従業員1人あたりの限界利益、自己資本率など詳細な項目が並び、30歳代中心の参加者は次第に全体像が明らかになる経営計画の整合性を自ら点検しながら必要な修正を重ねた。
約8時間に及ぶ講義と実習を終えたある参加者は、「これからの経営の道筋が見えてきた。計画をしっかり実行していきたい」と意欲的に語り、小久保氏は「経営者が自分の力で経営サイクルを考えることが中小企業の生き残りのかぎになる。今後もこのセミナーなどを通じてサポートしていきたい」と話した。
[大和市]
在京ペルー総領事らが来庁
在東京ペルー共和国総領事のエドガル・ゴメス・サンチェス・グッティさんと、市内のペルー人に集いの場などを提供している大和ラテンアメリカコミュニティのウンベルト・ガバリエレ代表らメンバー7人が4月9日、大和市役所を訪れ、大木哲市長に市内在住ペルー人への日頃の支援に礼を述べた。
大和市民から日本語を教えてもらったり、生活支援を受けている礼と、「これからも支援を」と要請したもので、大木市長は「大和市は約70カ国の外国人登録がある国際色豊かなまちなので、お互いの気持ちを理解しながら仲よくしていきたい」と語った。
市内在住のペルー人は県内で横浜市に次ぐ約1200人を数え、市内の外国人登録で最も多い。このためガバリエレさんも「大和市民とタイアップしたフェスティバルなどの活動を大きくしていきたい」と意欲を示した。ちなみに、同市登録の外国人は4月1日現在、ペルー人の1192人がトップで、②中国1129人③韓国926人④フィリピン861人⑤ベトナム526人⑥ブラジル441人の順になっている。
4月30日 木曜日
[柏木学園]
実業校等2校が新校舎に
学校法人柏木学園(柏木照明理事長)が経営する、柏木実業専門学校と大和商業高等専修学校(大和市深見東1—1—9)の新校舎が完成し4月10日、落成を祝う式典が行われた。
同一敷地内に完成した新校舎は敷地面積が1833平方メートル、延べ床面積は3436平方メートル。
このうち既存校舎を改修した柏木実業専門学校は鉄筋コンクリート造り(一部鉄骨造り)5階建て。延べ床面積は2439平方メートル。普通教室10室を初め、パソコン教室、介護教室、調理教室、視聴覚室、図書室、体育館兼講堂などを備える。
新築の大和商業高等専修学校は鉄筋コンクリート造り四階建て、延べ床面積は997平方メートル。普通教室九室、会議室、バルコニーなどを備える。2つの校舎は渡り廊下で結ばれている。
2006年5月に事業着手し、新築部分を先に完成させた後、改修校舎の耐震補強などを行った。工事中は防音対策に力を入れたという。
式典に先立ちハンドベルによる生徒たちの校歌演奏、創作よさこいソーラン踊り、詩吟などが祝賀感を盛り上げ、来賓、保護者、地域住民ら約200人が出席した式典では柏木理事長が「本学園は、生徒たちが安心・安全に楽しく学び、地域と活発に交流する生き生きとした学校を教育モットーにしている。このモットーを実践するため、きょうから新校舎に魂を込め、教職員一同が新たな決意で将来の人材育成に取り組んでいく」と晴れやかな表情で式辞を述べた。
「とぴっくとーく」
(財)相模原市産業振興財団常務理事の矢島義明さん
中小企業支援に意欲
——財団の役割をどう認識していますか。
「地域経済の活性化に向けた産業情報の発信、中小企業支援の拠点であると認識しています。フィルムコミッション、SOHO支援、コミュニティビジネスの窓口、事務局としての役割も重要な事業だと考えています」
——中小企業支援の具体的な内容は。
「昨年度から市の制度融資の一部を受託しています。昨年4月から9月までの利用企業は1日平均4、5件でしたが、11月からは20件を上回り、最も多いときで39件に達しました。この業務への需要が非常に多いことを示しており、職員が全力で対応しています。今後、市の緊急経済対策とも連携して中小企業のサポートに努めます。また、市内企業の販売促進を図り国内見本市・展示会への出展料を助成しています。20万円を上限に半額を助成していますが、昨年は58件の利用があり、今年は更に増えると見込んでいます。」海外見本市への出展助成は年に2、3件です」
——財団も見本市でオール相模原のブースを出展していますね。
「これも財団の特徴ある事業だと思います。今年度は11月に東京ビッグサイトで開催される東京国際航空宇宙産業展に出展します。市内にはJAXAが立地しており、夢が広がる航空宇宙産業分野の企業が大きなビジネスチャンスを獲得するきっかけになればと願っています」
——抱負は。
「これまで経済分野とは縁がありませんでしたが、知らないからこそ新しい発想で仕事に取り組みたいという意欲を強く感じています。産業振興と地域活性化が政令指定都市を目指す相模原を支えるのは当然です。そのために微力を尽くしたいと思います」
[トップセールスに挑む]
「WEショップ相模原」
不要になった衣類や雑貨を寄付してもらい、それを廉価で売るのが「WEショップ相模原」の業態。ただし、この店が目指しているのは、利幅の大きい商売をすることでも、従業員の生活を支えることでもない。それはアジアの貧しい人々を支援することにある。
経営母体は2000年2月に発足したNPO法人WE21ジャパン相模原。発足と同時に1号店を若松4—13—3に開設し、現在は南台と淵野辺にも出店している。商品は100円から500円までが大半を占める。
創立メンバーの1人で副代表を務める高岡まさみさんは出店の経緯を「私は団塊世代。両親から戦争体験を聞き、戦争の悲惨さを知っていた。地域での環境活動を通じて平和で幸せな世界の形成に貢献できればと考え、同じ思いを持つ仲間と一緒にショップを開いた」と説明する。厚木市に同じショップがオープンしたのも刺激になった。
リユース・リサイクルによる地域循環型社会への寄与、アジアの女性の生活向上と自立の支援、さらに世界の環境と貧困問題を地域の人たちと共に学ぶ機会の創出といった理念を掲げての出発だった。
この理念を実現するためには当然、寄付してくれる人と買ってくれる客がいなければ成り立たない。また、ボランティアとして店番をしてくれる近隣の人、とくに女性の参加が不可欠だ。要するに地域への浸透が成否のかぎとなる。
当初は手探りだったが浸透度は高まり、2007年度は品物提供が5324件、客は2万4081人、収益金は547万3854円に達した。収益のうち総額73万8230円を日本国内に事務所を持つNGOを通じてパレスチナ、アフガニスタン、インドネシア、東ティモールに贈った。
「家賃や光熱費などの経費のほか、140万円の税金を収益から拠出した。もう少し税金が安ければもっと多くの支援金を贈れるのですが」と高岡さん。毎年、詳細な収支報告と支援先の使途説明会を開き、協力してくれる地域の人たちと情報を共有している。
無償のボランティアには現在、3ショップ合わせて45人が登録しており、2008年度は延べ2500人が従事した。
昨年4月、店舗に隣接して「スペースWEWE」を併設した。パネル展示やビデオ放映を通して支援先の情報を伝えるほか、衣類や小物などのリメイク教室として活用するためだ。「友だちやスタッフとのおしゃべりを楽しむ居場所としても利用されています」と、同スペース担当の向井愛さん。
支援の成果がすぐ目に見える形になるわけではないが、「地域でのリユース活動がアジアの人たちとつながっているという思いが活動の支え。10年続けられたのは地域の人たちが助けてくれたから」と2人は口をそろえる。寄付文化に根差し、利潤を超えた目標に挑むセールスもまた、あり得るのだ。
5月1日 金曜日
[ナチュラル]店主と客の写真展
個性豊かな25作品展示
若い喫茶店経営者が写真という共通の趣味を持つ客に呼びかけて初めて開催した作品展が、JR横浜線古淵駅近くの「ナチュラル」(相模原市古淵2—3—33)で開かれている。
「なちゅフォト展」と銘打った展示会で、以前は作品を持ち寄ってブログで公開していたが、「自分たちで楽しむだけでなく、写真展を開いて多くの人に見てもらおう」という機運が高まり、店内で実作品を公開することになった。
展示されているのは25点。風景作品が多いが、水の表面に映し出された色彩豊かな幾何学模様や野鳥、海中写真などテーマはさまざま。出品者は幅広い年代の14人。職業はプロカメラマン、デザイナー、美術教師、サラリーマンなど多士済々。
「自己紹介を兼ねた作品展。自分の持ち味や個性を生かした作品ばかりです」と呼びかけ人の鈴木哲史さん(32)。自身もカメラ雑誌に作品が掲載された実績がある腕達者で、「みんなで写真と写真展の可能性を追求するのが目標。統一のテーマを設定した作品展も開きたい」と意欲的だ。
4月中旬から展示しており、ブログを見て観賞に訪れた若い女性から「私も参加したい」との申し出があったほか、食事やお茶を楽しみながら作品に目を注いで感想を言い合う女性グループ客の姿も見られるという。
5月10日まで。ナチュラルの営業時間は午前11時から午後10時。月曜日定休。
http://nachufoto.exblog.jp/
「とぴっくとーく」
相模原商工会議所専務理事の座間進さん
市産業の支援と振興を
——就任のご感想は。
「厳しい経済状況の中で、地域総合経済団体である商工会議所の重要なポストを与えられ、職責の重さを痛切に感じています。まだ着任早々でこれから勉強することばかりですが、38年間の市職員としての経験と人脈を生かし、多くの方のご意見と助言に耳を傾けながら職務を果たしていきたいと考えています」
——市内の産業の現状をどう認識していますか。
「自動車、電気関係の下請け企業が多いだけに受注減少で厳しい状況にあると認識しています。その一方、定額給付金とプレミアム付商品券が市民の購買意欲を刺激し商業振興、ひいては地域経済の活性化につながることを期待しています」
——その中で商工会議所に期待されている役割は何でしょうか。
「もちろん、市内企業の経営をあらゆる方策で支えること、とりわけ中小企業を支援し、産業振興を通じて地域の活性化に寄与することが役割であり、使命だと思います。その実現のためには企業に商工会議所を活用してもらうことが必要でしょう。拡大されたマルケイ制度や小規模企業等の経営課題を解決するための相模原地域力連携拠点事業などを積極的に活用し、経営に役立てて頂きたいですね。また、産業立地推進の面でも商工会議所の果たすべき役割は大きいと思います」
——今後の産業の発展の道筋についてはどう考えますか。
「将来的には産業と環境が両立、共生する社会を構築しなければなりません。まちづくりもこの方向で進められていくでしょう。その意味で今後の産業はイノベーション、言い換えますと新しい時代の需要に応える不断の技術革新が求められると思います」
[フラワーショップ「HANAKURA」]
市役所近くに移転
新鮮生花を直仕入れ
相模原市役所に至近の中央3—7—6にこのほど、フラワーショップ「HANAKURA」がオープンした。
(株)花蔵が経営するもので、これまで約10年間アイワールド近くで営業してきたが、市民会館、産業会館など市役所周辺の施設からの受注が多くなったため移転した。
店舗の広さは約40平方メートル。バラやデルフィニュームフ、アネモネを初め、常時50種前後の花が店内を彩っている。「できるだけ平塚や秦野など県内の生産農家から直に仕入れています。新鮮さと長持ちはどこにも負けません」と同店の中川光代さん。
切り花は1本100円から1500円まで。一番人気はバラだが、草花系ではチョコレートの香りが楽しめるチョコレートコスモス(1本150円〜)の人気が高い。贈る人の想いが伝わるようにアレンジしたギフト用花束は2000円から。生け花を楽しむ人の注文に応じて花を取り寄せることもあるという。
中川さんは「お客さんから『今までこの周辺には花屋が無かったため、国道16号を渡った西門商店街まで行かないと好きな花を買うことができなかった。近くに出来てよかった』と言ってもらうこともあります」と話す。開店当初から客の反応は上々のようだ。
中川さんはまた、「一度でも体験すれば、花が身近にある暮らしの楽しさを知ってもらえるはず。今まであまり花を自宅に飾ったことのない方にも足を運んでいただければ」と話す。
5月10日は母の日。店頭だけでなく、ブログでもカーネーションを初め全国への発送に対応するおすすめの花を紹介している。営業時間は午前10時から午後7時。火曜日定休。http://www.garageherb.co.jp
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