2009年(平成21年)
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7月27日 月曜日

[山王精工]
年中無休、24時間受注生産
精密加工にこだわり

 年中無休、24時間体制の受注生産。(有)山王精工(大和市下鶴間2787)の楠森久俊社長(70歳)は、この体制を維持している。社長自らが夕方から翌朝まで勤務し、休みなく機械を稼働させる。1日で18時間、1カ月で500時間の稼働だ。
 同社が得意とするのはワイヤーカット加工。直径0.25ミリ前後のワイヤー(真ちゅう製)と材料との間に1万ボルトの電圧をかけ、瞬間的に発生する高温で材料を切断する技術だ。開発の試験段階に携わる「金型」づくりが創業時からの仕事だ。
 夕方の5時頃になると、社長は昼間勤務の従業員と入れ替わり、早朝まで仕事をするのが日課だ。「昼夜逆転の生活は、思ったより楽ではないが、お客さんに喜ばれることをするのが商売」と 24時間サービスをやめる気はない。ほとんどの町工場は、夕方5時頃までが勤務だが、「迅速対応」がモットー、24時間、フルタイムに近い形で機械を稼働させている。
 不況のため受注量は5割まで落ち込んだが、それでも自動車、精密機械関連の部品づくりの仕事が毎日のように舞い込んでくる。
 深夜、顧客からデータを受け取り、日の出の時間までに完成させた商品は、工場の郵便ポストに入れておくと、宅急便が配送してくれる。緊急時は顧客が直接取りに来ることもある。過去に発注トラブルに遭い、翌朝までに納品しなければならなくなった際に、深夜製造のありがたみと価値を見出した経験からこのサービスが生まれたのだという。
 楠森社長は「コンビニと同じ24時間営業」と苦笑するが、“神業”的な技術から生み出される製品は寸分の狂いもなく仕上がる。切削加工とは異なり、電極であるワイヤーを常に供給しながら加工するため、焼き入れ材、超硬合金、チタン、ステンレスなど、どんな難加工材でも通電さえすれば加工が可能だ。
 昔は焼き入れをしない生材を職人がヤスリで削り製品化していたが、焼き入れをした時点で寸法が狂っていた。しかし、ワイヤーカット加工の出現で、100分の1ミリ以内の誤差で部品が仕上がるようになった。しかも切断時は常に水を冷やしているため、素材の熱変形は微小だ。
 楠森社長とワイヤーカットの出会いは、今からおよそ30年前。当時勤めていた金型プレス工場の上司がコンピュータ導入の研修に楠森氏を抜擢したことが始まりだった。この研修でワイヤーカット技術に魅力を感じ、のめり込んでいった。
 草分け的な存在だった同氏は様々な経験を経て1988年に独立、山王精工を創業。今では60社以上の企業と取引があるまで業績は伸びた。
 近年、ワイヤーカットに代わる最新鋭機の登場で下請けの現場が脅かされている。分厚い鉄でも一瞬にして溶かして穴を開けるレーザーカットは脅威の存在だ。しかし、同社長は「レーザーカットは入り口と出口では異なった形状ができるが、ワイヤーカットは同じ形状だ。レーザーカットのスピードには負けるが、精密加工にはワイヤーカットが有利だ。ただ、量産するにはレーザーカット、小ロット生産にはワイヤーカットが向いている」と話し、差別化した部品づくりの必要性を説いた。
 計の精密な部品加工が可能な極細のワイヤーカットが出現している今、より強靭で極細なワイヤーの出現を予測する楠森社長。顧客あらゆる要求に応えるため、ワイヤーカット加工を頑固なまでに追究する。その探究心は老いてますます盛んだ。

 

[県産業技術センター]
鉄鋼分野で国際規格
公設機関で全国初

 県産業技術センター(海老名市下今泉)はこのほど、鉄鋼・非鉄金属分野で新たに国際規格に適合した「振動減衰特性試験」区分の認定を受けたと発表した。
 同区分は制振鋼板の振動減衰特性試験方法(ただし片端固定定常加振法および中央支持定常加振法に限る)で、6月11日に独立行政法人製品評価技術基盤機構から認定された。公設試験研究機関としては全国で初めてという。
 同センターは国際標準化機構(ISO)および国際電気標準会議(IEC)が定めた試験所基準(ISO/IEC17025)の適合審査で認められた試験事業者で、2006年6月以来2009年1月までの4回にわたって9区分の認定を受けており、今回で10区分になる。このうち最も多いのが鉄鋼・非鉄金属分野で6区分目になり、電気が3区分、繊維が1区分になっている。

 

[泉田工業]
トラックなどに車載用燃焼ヒーター取付け

 トラックやバスなどの特装車改造を業務とする(有)泉田工業(相模原市田名2327—25、泉田太輔社長)はこのほど、車載用ヒーターメーカーのベバスト社の特約店になり、車のエンジンを止めた状態で車内を暖める燃焼式ヒーター(エアヒーター、写真)の取りつけ業務を始めた。
 同社は2002年、特装車改造を行う企業の営業職を務めていた泉田社長が一人で起業、翌年法人化したもので、同社長の営業力と「取引先からの指示書と納期だけ教えれば改造から塗装まで、工程管理も含め現場を全て任せられる」(同社長)というオールマイティー型の作業員の育成により、大手自動車メーカーの車載車のキャブカットの一括受注と一般の特装改造で業績を伸ばしてきた。
 しかし、「ここ2年で業界が冷え込んでいる。月平均40台から50台を手がけていたのが、少ない時で5、6台まで落ち込んだ」(同社長)という中、同社の改造技術が生かせ、アイドリングストップ促進の観点から各地のトラック協会が購入の助成金も設けている車載用ヒーターの取りつけ業務に踏み切った。
 同ヒーターはポンプで送られた燃料と車外から取り入れる空気との混合ガスに着火、燃焼室で燃やして熱交換機を暖め、完全燃焼した微量の廃棄ガスは車外に排出する仕組みで、サイズは311ミリ×120ミリ×121ミリで2.6キログラム、423ミリ×148ミリ×162ミリで5.9キログラムの2タイプ。使用燃料(ガソリン、軽油、灯油、PME)により仕様が若干異なり、業務用トラックに加え、キャンピングカーやワゴン車にも取りつけが可能で、大型車両の場合、燃料消費量がアイドリング状態の10分の1程度に抑えられるという。
 設定温度は5度から35度までで、価格は1台20万円から25万円程度。同社はこれまで新車トラックを中心に月に数個取り付けており、今後は月に20台を目指すという。
 同社長は「今は我慢の時期。この間に社内の立て直し計画を進めたい。鉄を扱うという方針は変えずに、今後は他業界も視野に入れて行きたい」と話している。

7月28日 火曜日

[相模原の地場製造業が“底打ち”]
経営者の景況感で判明
5割減から修復

 米国発金融危機で始まった昨秋からの世界同時不況で工業都市相模原の中小製造業の業績も急減したが、今春あたりから底を打ったという徴候が工業人を中心に拡がっている。湘南デザイン(株)(相模原市橋本台3—6—1)社長の松岡康夫氏が交流する経営者らへの携帯メール反応や聞き取り調査により明らかになったもので、業績については5割減が最も多く、ここへきて微ながら動き出したという声も出ているが、本格的な回復は来春3月以降と見ており、市内企業の現状と今後の動きを巡る判断材料として注目されそうだ。
 松岡氏が7月1日からの1週間でメールや聞き取り調査の反応や回答を受けたのは約20社で、ほかに金融関連で2社。発端は同氏が発したメールだった。
 「私の景気判断では底を打った。今回の景気の山のピークは2007年9月、谷底は2009年3月。今後なんとか見えてくると読めるのが来年(2010年)春。米国のクリスマス商戦と中国の旧正月商戦が終わったあたりで、景気回復の上昇カーブはこの2つの消費動向がカギ。とにかく底はついたので頑張ろう」という内容だった。
 これに対し、同氏が交流する製造業を中心にした経営者から早速メールの配信があり、「心強い判断」「強気な判断で同感」「実感がある」といった共感の反応が寄せられる一方、「顧客の生産が上向いてきた」(半導体関連装置製造企業)、「半導体も動きが出てきた」(機械金属切加工業)、「5、6月は史上最悪の売り上げだったが、確かにぼちぼちと受注が決まってきた」(製缶業)、「電話や見積もりが増えてきた。辛い時期に安売りしないでよかった」(基板製造業)といった底打ちを示す声が寄せられた。
 そうした「底」については不況前に比べて50パーセントダウンつまり半分の業績に落ちたという企業が最も多い(金属切削加工業、鉄加工業、自動車関連塗装業、縫製業等)。そうした中で「5月まではマイナス20パーセントで来たが今は半分」(エッチング等製造業)という声もあった。
 しかしながら、「3月まで20パーセントダウンだったが今は80パーセント減」とか「80パーセント減で今になって受注につながる話が少し出てきた」(大型歯車製造業)、「当方の関連業界は回復がもっと遅れそう」(製造ライン業)、「最悪期を脱け出したかも知れないが、状況はまだまだ底」(プリンターノズル等製造業)と、深刻な状況が続いているというメールも寄せられた。
 また、「予測は高確率で当たっていると思うが、まだまだ不景気感が抜けない感じで、国内企業の多数が年越し出来なかったり、吸収合併したりして体質が変わっていくと感じる」(ビル総合管理業)という意見もあった。
 こうした結果について松岡氏は、「平均値で見ると製造業を中心におおむね5割ダウンしたようで、今は25〜40パーセントダウンといったところだが、景気の底は3月と5月に分かれるが底を打ったと思う。また、1990年代後半から始まったバブル経済の崩壊といった過去の不況は、じりじりと来てなべ底を這う状態が続いたが、今回はガツンと来た。そのぶん国の政策もそうだが瞬発力で対応し、企業も過去におらわれない新技術、新製品の必要性を痛感し、走り出した。だから回復するまでの時間もそう長くはないと思う」と話している。

 

[とぴっくとーく]
相模原市印刷広告協同組合代表理事の長田功さん
「ナイスガイドさがみはら」に全力

——就任のご感想は。
 「組合発足以来約13年間、ずっと専務理事を務めてきましたが、100年来の経済不況の中で2代目代表理事の職を担うことになり、改めて責任の重さを自覚しています」
——組合としてどんな事業をしていますか。
 「これまで市民向けの広報誌作成講習会、相模川自然の村の花壇管理、市民桜まつりのパンフレット発行など地域社会への貢献を目指す活動を積み重ねてきました。今後もこれを継続するほか、二酸化炭素削減への取り組みにも積極的にチャレンジしていきます」
——市民の便利帳にあたる『暮らしのガイドブック』発行に関して市と協定しましたね。
 「ええ、来年4月の政令指定都市移行に合わせて発行し、5月に各戸配布するという内容です。『ナイスガイドさがみはら』というタイトルで2年前にも発行しましたが、今回は市に監修をお願いしますが財政出動を求めず、企業等から協賛広告を募って制作します。2500万円相当の経費をすべて広告費でまかなうということで、地元の印刷業界はもちろん全国の協同組合としても初めての事業になります。今年度の最大の事業であり、広告受注を通じて組合員の新規顧客獲得にもつなげたいと考えています。市との協働事業であるだけでなく、広告協賛各位、自治会、市民の皆さんのご理解と協力を結集する事業です。この冊子の制作、発行を通じて政令指定都市相模原のさらなる発展を支援したいと考えています」
——抱負は。
 「経験を生かし、組合員の自主性を尊重しながら組合を運営し、厳しい経営環境に置かれている印刷業界の振興と、組合及び組合員27社の発展のために全身全霊で尽くしたいと思います」

 

[相原二本松商栄会]
プレミアム商品券に上乗せサービス

 6月1日に発売され3日で完売となった「プレミアム付さがみはら商品券」。
 1万円につき1000円のプレミアムが消費者の心をつかんだが、相模原市内のいくつかの商店街ではこの商品券で買い物をした人に遊園地のペアチケットや商店街発行の商品券をプレゼントするサービスを実施した。
 商品券を取り扱い加盟店で使ってもらうことにより売り上げ増加につなげようというのが狙い。
 会員の95パーセントが取扱店になったという相原二本松商栄会(上原泰久会長)では、6月25日から7月5日までの間に商品券を使った人に抽選券をプレゼントし、7月7日に抽選を行って当選者を決めた。

7月29日 水曜日

[裁判員制度]
弁護士の山中健児さんが講演
企業としての対応を学ぶ

 5月にスタートした裁判員制度に企業としてどう対応していくべきかテーマにしたセミナー(相模原商工会議所主催)が7月9日相模原市民会館会議室で行われ、弁護士の山中健児氏が講演した。
 同氏はまず、裁判員裁判は原則として裁判員6人と裁判官3人の評議によって行われ、裁判員は量刑の決定にも参加するといった制度の概要を解説。次いで、「従業員が裁判員候補者として裁判所に出頭するのは国民の義務であり、企業がそれを止めることはできない」と前置きし、出頭に関して企業は選挙の投票と同じ公民権の行使、年休請求、法定外休暇(特別休暇等)のいずれかで対応することが必要と説明。
 また「制度実施に伴い就業規則など社内規定の改定が求められる」と述べ、その具体例として、就業規則中の法定外特別休暇への『裁判員候補者として通知を受け裁判所に出頭するときの必要日数』といった条項の追加や、候補者になったことが就業規則に定める秘密保持義務に含まれることの周知などを挙げた。
 このほか、裁判員裁判の7割が3日以内、2割が5日以内であることや、会社の業務に重大な支障が生じる場合には裁判員としての辞退事由が認められるケースがあることなどにも言及。
 参加者からの「従業員の年休を減らさずに休暇を認めるにはどうすればいいか」という質問には、「法定外の特別休暇で対応するのが現実的な方法ではないか」とアドバイスした。

 

[ショーホーガン]
ウエスタン商品充実
新作も続々ラインナップ

 ウエスタンスタイルの「ショーホーガン」(相模原市上溝1279—3、関山聖司店長)は、新作のTシャツ、バックル、ベルト、ウエスタンハットなどを続々ラインナップさせている。
 3月に店舗を拡張した同店は、カントリー音楽やガンプレーなどの愛好家向け商品を専門に展示、販売しており、商品はすべてアメリカからの直輸入。ほかには数少ない専門店としてマニアの間での知名度を高めており、広い範囲から客を集めている。
 ウエスタンハット(6000円〜1万3000円)、ベルト(2500円〜1万5000円)を主力に、幅広い価格帯のバックル、キャップ、バッグ、Tシャツ、小物などを扱っており、国内でそろえているのは極めて珍しいというタイプのカウボーイハットも販売している。
 関山店長は「店舗を広げてから直接足を運んでくれるお客さんが増え、ネットでもいろいろな要望が寄せられている。できるだけその要望に応えたいと考え、商品の充実に努めている」と話す。
 新興住宅街の一角にある小さな店だが、同店長は「商品を充実させるだけでなくお客さんとのつながりを深め、ウエスタンスタイルならここと言われる店にしていきたい」と意欲的だ。
 営業日は土・日・祝日の午後2時から7時。電話予約があれば平日も営業する。http://shohhogan.hp.infoseek.co.jp/

 

[富士見小学校]
相模川の生き物を集めたミニ水族館登場

 相模原市立富士見小学校(大里朝彦校長)にこのほど、相模川に棲息する生き物を集めたミニ水族館が登場し、子どもたちを楽しませている。
 8個の水槽にナマズ、大陸バラタナゴ、アカハラいもり、くさガメなどをそれぞれ飼育しているもので、学校評議員の近藤昇さんと市立相模川ふれあい科学館が設置に協力した。児童は毎朝当番でえさをやっており、日頃目にすることのない小動物たちは人気の的。休み時間には水槽の中に目をこらし動物の動きに見入る子どもたちの姿が多く見られるという。
 大里校長は「子どもたちが命の大切さを知り、生き物への思いやりの気持ちを育むことに役立つと思う。大切にしたい」と話し、近藤さんは「これからも住民の立場から楽しい学校づくりのお手伝いをしていきたい」と張り切っている。

7月30日 木曜日

[敦煌酒楼]
ランチで味の中国旅行
10種類を日替わりで

 相模原で味の中国旅行を—本格中華の「敦煌酒楼」(相模原市相模原3—8—22)がこのほど、こんなコンセプトのランチサービスを始めた。
 中国各地の代表的な料理をランチに組み入れて提供する企画。餃子や麺類が発達した北京料理、白濁スープが有名な山東料理、脂っこい味付けと豆板醤などの調味料が特徴の四川料理、新鮮な海産物に淡白な味付けをした広東料理など10種類を日替わりで楽しんでもらう。
 毎日A、B2つのコースを用意しており、例えば広東料理の日のメニューはAコースが鶏のからあげレモンソース和え(997円)、Bコースがホタテと白身魚のカニ肉あんかけ(1134円)。いずれもごはん、サラダ、スープ、手作りデザートが付く。
 新鮮で安全・安心な素材にこだわり、小俣孝明マネージャーは「食材に冷凍食品を一切使っていません」と胸を張る。
 スタンプラリーも実施し、10種類をすべて味わった人には賞品または特別ポイントを贈呈する。スタンプは無期限有効。
 小俣マネージャーは「当店には中国各地出身で、各地の料理をよく知る5、6人の料理人がいるため企画した。本場の味を日替わりで楽しんでいただき、中国全土の味覚に親しみを深めてもらえれば」と話す。
 なおこれとは別に、ランチタイムのもう一つのサービスとして20種以上の料理から好みに応じて選んでもらう食べ放題のバイキングも行っている。料金は1人1380円、小学生690円など。
 日替わり、バイキングとも午前11時30分から午後3時まで。年中無休。電話042—750—5188。

 

[Sokei短信]

●世界水泳選手権出場の坂井丞選手に加山俊夫市長が「称讃の楯」を贈って激励
 7月18日からローマで始まった第13回の同大会出場報告で7月7日、麻布大学付属淵野辺高校2年の坂井選手が加山市長を訪れたもので、同選手は4月に行われた日本選手権水泳競技大会の男子1メートル飛板飛込みとシンクロ男子3メートルで優勝し世界大会の出場権を獲得。激励を受けた同選手は、「世界選手権は初めての出場。カナダの国際大会で銀メダルをとっているので期待をかけられているが、決勝に進出しメダルがとれるよう頑張りたい」と語った。
 なお、同世界選手権大会には競泳競技で市内の末永雄太選手も出場する。

●消火協力した相模原市立相原小4年生の2人に市北消防署が感謝状
 今年5月26日、二本松4丁目の建物で火災が発生した際、近くにあった消火器で消しとめた同小の小林上総くん(10)と市川寛高くん(9)を表彰したもので、同消防署の小川光由署長が7月14日に同小校長室を訪れて贈呈した。

 

[伊勢丹イベント情報]

●星の宅配便
 8月1日、2日各日午前11時、午後1時、2時、3時、4時から本館6階こども広場。プラネタリウムの中に入り、夕焼け空から満天の星の変化を楽しむもので各回定員30人。参加費が高校生以上150円、小・中学生100円、幼児無料。

●サンリオカーニバル
 8月5日から18日まで本館6階のこども広場。砂絵・ガラポン・マスコットすくいのほか、8月8日と9日におみこしかつぎ、8月8日と9日、15日にじゃんけん汽車ポッポ、8月15日にビンゴ大会も行う。プレイ券(10枚つづり)が1000円。

●まぐろ重量当てクイズ&解体販売
 8月8日午後3時から本館地階のフーズマーケット内生鮮コーナー。重量が正解に近い5人にまぐろ1サクをプレゼント。午後4時から解体。

7月31日 金曜日

[ウィークリー知事現場訪問]
松沢知事がさがみ夢大通りなどで花植え

ウィークリー知事現場訪問で松沢成文知事は7月5日、JR相模原駅前のさがみ夢大通り(県道相模原停車場線)と県立相模原公園を訪れ、地域で花と緑のまちづくりに関わるボランティアと花植えを行いながら意見を交換した。
同知事は夢大通りを訪れて同商店街や自治会の人たちと色鮮やかなサンパチェンスの花植えを行い、ボランティアで花植えや清掃を行っている礼を述べながら「『かながわ力』まるごと活用事業」を紹介。
このあと県立相模原公園を訪れた同知事は、ドッグランの運営管理や花壇の手入れなどに取り組んでいる人たちにあいさつし、サンパチェンスの花植えを行ったあと、同公園内のグリーンハウスで花提供者の㈱サカタのタネ社長、地元造園組会や商店会の代表らと、花植えを通した地域の活性化などに関して意見を交換した。

 

[イベント情報]

●辻井武蔵陶芸たたら教室
 8月7・8・9日午前11時、午後2時、4時から伊勢丹相模原店本館5階の和洋食器売場で開く。各日各回、家族5人が定員で、参加費1200円。
●第4回相模原写遊会展
 8月9日から15日まで相模原市立総合学習センターのミニアートギャラリー。電話042—756—3443。
●自然保護講座「神奈川の哺乳類
」  8月29日午後1時から県自然環境保全センター(厚木市七沢657)。県内に生息する哺乳類の生態、分布の特長、保護の取り組みなどを映像をまじえて講義。定員50人で、申し込みは往復はがきに住所、氏名、年齢、電話番号、参加人数を明記し、8月18日までに同センターへ。電話046—248—6682。

 

 

[Sokei短信]

●相模原市立新磯小が相模川の芝ざくら除草
同小(鹿俣克美校長)の5・6年生248人が7月初め、学校近くの相模川堤防土手に地元の芝ざくら愛好会らが2002年から植栽している延長1400メートルにわたる芝ざくらラインの除草にあたったもので、2003年から6年生が行ってきたが、植栽帯が延びたため3年前からは5年生も参加している。堤防下に一列に並んだ児童らは4メートルほどの土手を登りながら草1本1本を取って草の山を築いていったが、5年生の男子児童は「暑くて大変だったけれど、学校の授業より楽しい」と話していた。また、一緒に作業した下磯辺愛好会の斉藤則康会長(76)はあいさつの中で、「とてもきれいになった。来春も芝ざくらがきれいに咲くので楽しみにして欲しい」と礼を述べた。
●相模原市が大野文化幼稚園で3人乗り自転車講習会
 7月1日の道交法改定で安全基準を満たす3人乗り自転車が解禁されたのに伴い、相模原南警察署の協力を受けて13日、同幼稚園(大野台5—1—11、石川柚美子園長)で園児および保護者を対象に年長児への交通安全教室を兼ねて行ったもので、体験試乗会も行われた。
●和太鼓サークル「鼓鶴会」が今年も大和市に寄付
 大和市内を本拠に活動する同会は7月5日、結成30周年を記念したイベント「響き・感動・鼓鶴の音」を市福祉センターで行い、この式典に駆けつけた大木哲市長に募金が詰まった直径20㌢から30㌢のミニ和太鼓9個を寄付した。
同会は現在、小学生から70歳代まで35人の会員がおり、1982年から募金活動を行い、ほぼ毎年、大和市に寄付している。その募金箱は太鼓の皮の部分に切れ目をつけて募金できるようにしたミニ太鼓の「鼓募金箱」と名づけており、イベントなどの際に会場に置いて募金の協力を呼びかけている。
このミニ太鼓を受け取った大木市長は式典の中で、「和太鼓の力強い響きは健康そのもので健康都市を目指す大和市にふさわしい。鼓舞会は今後も50年、100年と続くよう願っています」と語った。

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