11月9日 月曜日
[松沢知事相模原後援会]
商工会議所河本会頭を会長に発会
200人が集う
相模原市内の企業人を中心とした松沢成文県知事の相模原後援会「さがみはら力をつくる会」(会長・河本洋次相模原商工会議所会頭)の発会式が10月22日午後7時から市立産業会館で開かれ、約200人が集まった。
松沢知事は地盤となる川崎の後援会のほか、相模原では2003年の初当選後に津久井後援会が設立され、再選を決めた2007年の知事選では河本会頭を中心とする有志団体が活動してきた。「さがみはら力をつくる会」は津久井4町と旧相模原市の合併後、新市一体の後援会を求める声から設立に至ったもので、9月初めに設立準備世話人会が結成された。
この日は同会規約の承認と役員を選出、来賓として本村賢太郎衆院議員、後藤祐一衆院議員や加山俊夫市長、県議や市議などが出席した。
同知事は相模原市の政令指定都市移行が翌日に閣議決定されるのを踏まえ、「相模原市はさらに強い基礎自治体になる」「横浜、川崎は都市として成熟しているが、県北、県央、湘南地域は県内で最も発展可能性があり、潜在力がある」とし、さがみ縦貫道の建設やリニア中央新幹線の駅誘致などに触れ、「開発と環境の調和を図り、市と広域自治体の県、それに必要に応じて国レベルの力を合わせてこの地域の発展を目指していきたい」と語った。
同知事は現在2期目の任期を1年半残し、2011年の統一地方選で3期目を目指している。
[大和市]
野外でバウムクーヘン作り
竹を軸に焼き上げ
竹の棒を軸にしたバウムクーヘンを薪で焼き上げる野外教室が10月14日、大和市上草柳の泉の森ふれあいキャンプ場で行われ、参加した市民ら56人が同森の間伐材の有効活用と菓子づくりを楽しんだ。
自然観察センター・しらかしのいえが初めての試みとして行ったもので、班にわかれて臨んだ参加者たちは同センター職員とボランティアの指導を受けながらたまご溶きから開始、小麦粉とホットケーキミックス、砂糖、溶かしバターをよくまぜて作った生地を竹の棒にかけて火に通し、焼けたところで棒を回しながらさらに生地をかけてまた焼くといった作業を一時間ほど繰り返し、少しずつ太くして最後に中心の竹を抜いて仕上げた。
それを試食して、「とてもおいしかった」と満足そうだったが、3人のこどもと参加した相模原市の深野晴美さん(37)は「自然の中でのお菓子づくりはよい経験になり、子どもたちも楽しんでいた」と話していた。
出来上がったバウムクーヘンは切り分けられ、各自が持ち帰った。
[イベント情報]
●11月11日からJAPANTEX2009
(社)日本インテリアファブリックス協会(東京都港区)が13日までの3日間、東京ビッグサイト西展示ホールで開く。「Good day. Goodstyle」(おもてなしの心と自分らしさの発見!)をテーマに開く今年で28回目のインテリアトレンドショーで、出展者が不況で前回の209社・団体から約150社・団体に減ったが、同協会創立30周年を記念した経産省製造産業局の間宮俊夫課長による基調講演「日本経済の見通しとインテリア産業の未来」(11日)やインテリアデザインコンペなど各種イベントが繰り広げられ、「俯瞰と仰視2009」をテーマにした大学生によるクリエーターズタウンに女子美大も参加する。問い合わせは同協会電話03—3433—4521。
11月10日 火曜日
[とぴっくとーく]
津久井観光協会事務局長の佐藤友男さん
「津久井の観光振興に力を尽くしたい」
——事務局長としての主な仕事は何ですか。
「津久井湖観光センターの営業と管理です。地元の特産物や野菜の販売施設ですが、生産者の気持ちと消費者の気持ちをつなぐことが自分の役割だと考えています。一緒に働く7人のパート職員の接客態度がお客さんに好感されているだけでなく、レシピに強く、野菜などの料理の方法をきちんと説明できるのを心強く感じています」
——センターの業績はどうですか。
「昨年度のレジ通過者数は7万7000人で、売り上げは7600万円でした。来館者は約23万人と推計しています。今年2月に改装した効果があり、売り上げ、来館者数とも伸びています。7、8月は前年比120パーセント、9月は130パーセントでした。
認知度が高まっていると感じます。お客さんは観光客が4割、周辺地域の人が4割、地元の人が2割となっています。新鮮な野菜が好評でリピーター、特に高齢者の常連が増えています」
——来館者は何を期待しているでしょうか。
「津久井の観光や城山ハイキングの最終地点としてここを利用するグループが増えており、地域の特産品を常備する道の駅のような役割を期待していると思います。また、人気の高い野菜が早朝と昼の2度入荷できるのも期待に応える上で大きな強味ですね。地元の手づくりパンも好評で、お客さんの提案でパン食に会う牛乳を置くようにして喜ばれた実績もあります」
——抱負は。
「地元に生まれ、津久井JCの創立に参加するなど、地元には強い愛着があります。観光協会の一員として町商工会、県立公園パークセンターなどと手を携えて津久井湖の観光振興に微力を尽くしたいと思います」
[ギャルリーヴェルジュ]
「安富信也展」開催
モーセなど聖書画描く
ギャルリーヴェルジュ(相模原市古淵2—3—7、細谷玉江代表)は9月29日から10月17日まで画廊企画で「安富信也展」(72、川崎市麻生区)を開催した。
展示作品は十戒を刻んだ石版を高く掲げたモーセなど7場面を描いた「聖書物語」(2007年作)や主都福音百合ヶ丘キリスト教会の牧師夫人が養子を大切に育てている姿に感動して描いた「愛されるために」(2008年作)、兄カインが自分の憤りを納めきれず弟アベルを殺害してしまう場面などを描いた「創世記」(2009年作)の超大作3点とシナイ山やガリラヤ湖などの聖書ゆかりの風景画20点あまり。
安富さんは幼い頃から絵を描くのが大好きで、小学4年生のとき母の勧めで水彩画の大家である春日部たすく氏に師事する。中学生で水彩連盟展に入選、その後都立工芸高校、武蔵野美術学校で学び、卒業後は小学校の教師をしながら、作品を描き続けてきた。30歳で国画会展受賞、34歳で国画会員に推挙され、43歳でクリスチャンになってからは、聖書の中に描かれた様々な人間模様や風景を描くようになった。
バイブル・アートミニストリーズ代表の町田俊之さんは「安富さんの作品には大地を揺り動かす風があり、そこに強烈な光が差し込んでいるように見えて感動する」と絶賛している。
作品の一部は大和カルバリーチャペル(大和市上草柳6—1—15)に献納され一般公開される。
同ギャルリーは平成7年に新構造社会員で洋画家の細谷さんが開設、年間を通して個展、グループ展を開催しており、来館と利用を呼びかけている。電話042—776—6375。
[イベント情報]
●時を超える輝き—あなたひとりのために—夢工房・山田京子ステンドグラス展
5年ぶり2回目の個展で、11月11日から22日まで相模原市千代田2—2—15メイプルビル2Fのギャラリースペース游。ランプ、パネル、リース、アクセサリー、鏡など約50点を展示。13、14、18日午後2時からクリスマス飾りのワークショップ(各回2500円)を行う。電話042—856—1990。
●「百年物語」〜美しい道具を新潟から
11月18日から22日まで伊勢丹相模原店本館6階のアートギャラリー。「100年後も大切にしていきたい生活文化を楽しみ、維持していくための道具」をテーマに新潟の22業者が出展、(株)大湊文吉商店の忍酒(酒トランク、10万5000円)、竹工房Shinのワインキャリー(1万3100円)、プリンス工業(株)のワインオーブナー(8400円)、玉川堂のヒュミドール(葉巻ケース、21万0000円)、諏訪田製作所のネイルニッパー(オールドファッションミラー、1万5750円)などを展示販売する。
11月11日 水曜日
[ニチユMHIフォークリフト]
CO2排出権付きのリース
重工製等初の試み
三菱重工業と日本輸送機の国内におけるフォークリフトなど物流機器販売業を統合し、今年4月に発足したニチユMHIフォークリフト(株)(京都府長岡京市、灰郫恭一社長)と三菱UFJリース(株)(東京都千代田区、小幡尚孝社長)はこのほど、三菱重工業(株)汎用車・特車事業本部(相模原市田名)製と日本輸送機製のフォークリフトを対象に初めて、CO2排出権付きのリースを開始した。
両社製フォークリフトを導入したユーザーが、リース台数に応じた量のCO2排出権を政府に寄付、これによって地球温暖化防止に貢献できるようにしたもので、2010年3月末までは「ニチユ・三菱フォークリースECOキャンペーン」を展開、排出権償却に関わるユーザーの費用負担をゼロにして利用の浸透をはかる。
同キャンペーンでは1台をリースするごとに1トン分の排出権を無償で割り当て、政府は寄付された排出権を日本で排出されるCO2の一部とオフセット(相殺)し、ユーザーに同証明書を発行する。
同リースの営業活動はニチユMHIフォークリフト傘下の地域販売会社9社を通して行い、排出権の調達から専用口座開設、償却手続き、証明書発行に至る一連の作業は三菱UFJリースが行う。
両社はまた、フォークリフトの運転により直接、間接に排出されるCO2の全量相殺に向けた本格的な排出権付きリースの取り扱いについても検討する。
[大和市よか・みどり財団]
親水広場等で財団フェスタ
俳優の柳生博氏迎え
大和市スポーツ・よか・みどり財団(吉川精一理事長)による市制50周年記念協賛事業「とりころーる大和財団フェスタ09」が10月18日、ふれあいの森親水広場(下草柳)と大和市スポーツセンター(同)で行われ、300席が満席となった親水広場では大木哲市長、吉川理事長に日本野鳥の会会長を務める俳優の柳生博氏、神奈川新聞の米本良子記者、市自然観察センター・しらかしの家ボランティア協議会の大浜昭会長が加わり、自身の体験をまじえながら「みどりと健康」をテーマに語り合った。
また、同広場周辺ではミニSLやフワフワスライダーといったアトラクション、バルーンアート、動物とのふれあいコーナー、花の販売会などが行われたほか、スポーツセンターではファミリー向けエンターテイメントユニットの「TOY★STAGE」の指導でボール遊びや歌をまじえた体操などが繰り広げられ、どこも家族連れなどで賑わった。
[坪掘り共進会]
さがみ長寿いもの作柄良好
相模原市特産品のやまといも「さがみ長寿いも」の坪堀り共進会が10月19日、田名のJA相模原市営農センターで行われ、畑1坪程度から収穫した市内生産者28人のイチョウ、バチ、棒型のやまといもを県産業技術センター北相地区事務所の職員が審査、品質と収量点の合計採点で優秀賞3人、優良6人が選出された。
この審査にあたって同センター職員の松崎淳さんは「今年も作柄は良好。肉付が良くて太っており、形も良い」と講評したが、さがみ長寿いもは、粘りが強く長期間の保存が可能で、年末の贈答品として人気を集めているという。
11月12日 木曜日
[相模原市]
来年4月1日に政令指定都市移行が決定
「内陸ハブ・シティ」目指す
相模原市の2010年4月1日の政令指定都市移行が10月23日に開かれ政府の会議で正式に決まった。全国で19番目、神奈川県内では3番目の政令市で、これを踏まえて市は①豊かなライフスタイルをともに創り、発信する「暮らしの先進都市」②さがみ縦貫道、リニア中央新幹線、小田急多摩線の延伸などをばねにした首都圏南西部における「内陸ハブ・シティ」を目指す方向を示す一方、10月から1年間にわたり、「見晴らしがいい都市—サガミハラ」をキャッチコピーに都市イメージおよび知名度向上をはかるPRの展開も示した。
全国の政令指定都市は現在、①大阪②名古屋③京都④横浜⑤神戸⑥北九州⑦札幌⑧川崎⑨福岡⑩広島⑪仙台⑫千葉⑬さいたま⑭静岡⑮堺⑯新潟⑰浜松⑱岡山の17市あり、相模原市が19番目になる。
政令市になるためには、通常なら人口100万人が要件だが、合併特例で70万人に緩和されたため相模原市は先行した新潟や浜松、岡山市などと同様の合併の手段をとり、2006年3月から2007年3月にかけての津久井4町との合併でこれをクリアーし、今回の正式決定に至った。
市はこれを機に移行に向けたPR事業、記念事業(冠事業)を開始、12月22日から100日前イベントでカウントダウンを開始、来年3月下旬に移行記念メインイベント、県との事務引継ぎを行い、4月1日に政令市移行宣試、区役所開所式、2日に記念式典を行う。
この移行に伴い県などからの主な移譲事務は次のとおり。
▽児童相談所の設置▽身体・知的障害者更正相談所の設置▽精神保険福祉センターの設置▽療養手帳・精神障害者保健福祉手帳の交付▽都市計画の決定▽国県道の管理▽小中学校教員の採用等▽NPO法人の設立認証▽大規模小売店舗立地法の運用▽特別高度救助隊の設置。
[ベータ・テクノロジー]
給与計算ソフト開発
機能簡素化し低価格で
業務用ソフトウェアの開発、販売を手がけるベータ・テクノロジー(株)(相模原市相模原8—1—6パルティール田代一階、井上栄次社長)が企業の給与計算ソフト「給与マイスター」を開発、10月から専用のホームページを通して販売を始めた。
企業向けの給与計算ソフトは給与・賞与計算から年末調整、社会保険の手続きなどを社内で担い、業務の効率化やコストを削減するもので、「給与マイスター」は税理士である井上社長が実務に携わってきた経験から「ソフトが多機能化して使いにくくなる中、必要充分条件を満たした上で簡素化した」とし、価格も業界で最低水準に設定して差別化を図った。
ソフトは目的に応じた3タイプで、「ライト」が給与計算の自動計算機能を備え、「フルスペック」がこれに社会保険と労働保険、年末調整の計算機能が加わり登録会社数の上限が5社、「プロフェッショナル」が会計事務所向けでフルスペックに登録会社数を無制限にした。価格帯が1万5750円から4万2000円。ソフトを導入する際のデータの打ち込みを最小限に抑え、インポート機能により社員情報の一括登録も可能。立替金の計算機能もあり、帳票の出力はA4サイズに一本化した。同社長は「会計実務のノウハウを全て提供しようというスタンスで開発した。会計事務所でも使えるレベルで、20万本の定番商品を目指したい」と話す。
同社はまた、法令改正に伴うバージョンアップや、実務に関するサポート体制も準備中という。
同社は2008年9月に井上社長が設立、税理士事務所と同所に構え、これまでに運送管理システム、イベントスケジューラーも発売している。
同ソフト専用のHPはhttp://www.k-meister.jp
[ナプキンデコー「もとはし」]
作品販売と教室
作家が津久井町に開業
ナプキンデコー・アーティストの本橋君代さんがこのほど、津久井町中野1329—1に自分や生徒の作品を展示即売するショップ、「もとはし」を開業した。
ナプキンデコーは素焼きの鉢に白いペイントを施し、その上にペーパーナプキンの図柄を切って貼る工芸。
女性の間で人気が高まっており、本橋さんは女優の五月みどりさんに招かれて指導したこともある。また、今年3月に日本で初めてという専門書を発刊するなどして一層の普及に努めている。
ショップの広さは約110平方メートル。花柄や猫の図柄を中心に多彩な本橋さんの作品が展示されており、価格は1800円前後のものが多い。「趣味の作品として観賞するだけでなく、いろいろな容器として使ってもらえます」と本橋さんは実用性もアピールする。
材料となるペーパーナプキンは世界で約600種類あると言われるが、店内にはそのほとんどがずらりと並んでいる。「きっとお気に入りの図柄が見つかると思います」と本橋さん。1枚40円〜60円で、ワンセット5枚入り。園芸雑貨、衣料、陶器、ランチョンマットなども置いている。
本橋さんは津久井農協本所などで講習した実績があり、ショップ内で講習会も開いている。生徒は50代から60代の女性が多く、3時間前後で1つの作品を仕上げている。50代の生徒は「自分の好みの図柄を貼る作業がとっても楽しい。自分の作品がショップに展示されるのを励みにしています」と話している。
営業時間は平日の月・火・水曜日、午前11時から午後6時。電話042‐784‐6017。
11月13日 金曜日
[Sia神奈川]
団地内に託児所
従業員の子育て支援
協同組合Sia神奈川(Sagamihara Industrialarea)(大野台4—1—57、小島秀作代表理事)は今年11月の事業開始にあたって、従業員の子育てを支援すべく0歳から就学までの子どもの託児所「おひさま園」を開設した。
園の主任保育士を務めるのは小島代表理事の長女で経験豊かな小島栄子さん。10年間、他の施設で保育を実践してきた。
園の最大の特長は、働く両親と同じ敷地内で生活でき、体調不良などの時の対応も敏速に出来る点。また、園児達は父母の働く会社を見学する特権も与えられている。
敷地内には野菜栽培に使う豊かな土地(以前はゲイマーぶどう園)もあり、土いじりの楽しさや、植物の不思議な発芽や実りを体験できる。143平方メートルの建物とウッドデッキ、緑地面積25パーセントもクリア。かわいい子ども達の入園を心待ちにしている。
Sia神奈川は6万3000平方メートルの敷地内に中小製造業など16社が集まる工業団地。2008年10月に起工式を執り行い、1年間の準備期間を経ていよいよ始動開始する。
近くに最先端技術が集積するJAXA(宇宙航空研究機構)や北里大学があるのも、優れた技術の製品化を目指す企業にとっては好立地。
事業主団体が託児所を作るのは珍しく、人材確保を目的の1つにしており、16社一致の支援で開設した。
開園時間が午前7時半から午後6時までで、それ以降8時まで延長保育にも対応する。定員20人で、地域とのコミュ二ケーションを図るため外部からの入園者も歓迎するという。電話042—851—9958。
[SOHOサロン]
岡本政広氏が講演
新商品PRのツボ語る
小規模事業がアイデアや情報を持ち寄って新たなビジネスチャンスの獲得につなげようという、SOHOサロン(?相模原市産業振興財団主催)が10月24日、市立産業会館で開かれ約50人が参加した。
この日は新商品の開発とPRをテーマに岡本政広氏(豊国屋さとう酒店)が、えび原恵子氏(キャリアカウンセラー)との対談の形で講演。
津久井在来大豆などを素材にして様々な商品開発に取り組み、マスコミへも積極的に発信している同氏は、「商品開発のかぎは人との出会い。新聞を読んでピンと来たら、すぐその人にFAXを送って面会を求める」と人脈構築の手法を披露。具体例として小泉武夫氏(東京農大教授)との親交を挙げた。
さらに「出会いを生かすためには頭の中にいつもアイデアを持っていることが必要」と強調。「誠意を持って多くの人とつながりを持ち、諦めずに突き進む」とツボを語り、「客が求めている物を開発すれば売れるしマスコミも注目してくれる。こちらから情報を提供することもできる」と体験に基づく説得力豊かな説明を行って拍手を浴びた。
この後、前田雅代氏(中小企業診断士)とえび原氏のミニ講演、新聞をもとに商品開発のヒントを話し合うグループワーク、自己紹介と交流会なども行われた。
[桜美林学園]
サンピア多摩を落札
国際交流等の拠点に
学校法人桜美林学園(町田市常盤町、佐藤東洋士理事長)はこのほど、10月15日に独立行政法人年金・健康保険福祉施設整理機構(千葉市)が行った一般競争入札で多摩市落合の東京厚生年金健康づくりセンター「サンピア多摩」の駐車場部分を除く土地と建物を落札したと発表した。
入札は同機構による施設整理の一環として行われ、同学園は24億9186万円で落札、10月下旬に売買契約を締結し、2014年4月下旬に引き渡しを受ける予定。
サンピア多摩は1987年に開設、駐車場部分を除く敷地面積は約1万6770平方メートルで、宿泊室66室のほか、体育館、アスレチックルーム、ゲートボール場、多目的ホールなどを備えており、同学園は①学園の国際交流の拠点②地域の大学間連携事業の拠点③地域文化振興の拠点として活用する方針。
具体的な利用に関しては理事会が議論したうえで決定するが、2011年5月の創立90周年を目途に施設整備を完了する予定で、同学園は「教育研究環境の一層の充実がはかれる一方、多摩市をはじめとした地域の国際化にも貢献できると確信している」とコメントしている。
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