11月24日 火曜日
[相模原市域の郵便番号変更]
来年4月1日から、すべて「252」に
郵便事業(株)南関東支社(横浜市西区)は2010年4月1日から相模原市と座間市の郵便番号を変更する。
相模原市の政令指定都市移行に伴う変更で、従来は市域北部と中央部の頭番号が「229」、旧津久井四町が「220」、南部が「228」と一部「229」だったが、すべて「252」に変わり、座間市も「228」から「252」に変わる。これに伴い座間市を除き枝番号も変わる。
この告知方法を年内と年明けの各2回にわたってチラシ配布で知らせるほか、「お知らせ用はがき」を各世帯に50枚配布する。
なお、この告知が行き渡るまで4月1日以降に旧郵便番号記載でも配達するという。
[R16TAMAビジネスセッション]
環境をテーマに取り組み発表
27日に相模原で
国道16号線沿線の相模原、八王子、町田3市の商工会議所工業部会が持ち回りで行っている「R16TAMAビジネスセッション」の第10回目が相模原商議所を幹事に11月27日、「環境とものづくり」をテーマに開かれる。
午後1時30分からの第1部では新築の自社ビルに自然エネルギーを利用した冷温水システム(特許申請中)を備えた(株)リガルジョイント(大野台)を見学、第2部は会場をJR町田駅南口のホテルラポール千寿閣に移し3時15分から「環境とものづくり」をテーマにしたシンポジウムを行い、日刊工業新聞社論説委員の山崎和雄氏が「地球温暖化と企業〜京都議定書以後の環境に対する潮流と先進製造業の取り組み」(仮題)と題して基調講演、このあと、相模原の企業の取り組み事例として(株)共立の上野賢美社長が「環境分野への業務転換」、三友プラントサービス(株)が「国内排出権クレジットの認定」、NPO法人緑のダム北相模の石井黄仁理事が「環境資源からのビジネスチャンス」、セーチョー工業(株)が「エコアクション21による取り組み事例」、(株)リガルジョイントが「エコ工場・オゾンの新製品開発」を発表する。
さらにこのあと、午後5時から交流会も行う。参加費3000円で、問い合わせは相模原商議所産業振興課。電話042—753—8136。
[ふれあい自然塾]
「日本再生は地域から始まる」をテーマに
沖縄県伊江島の山城克己氏講演会
(株)アルプス技研(相模原市西橋本1—16—18)に事務局を置く特定非営利活動法人(NPO)のふれあい自然塾が11月25日午後6時からサン・エールさがみはらで「日本再生は地域から始まる」をテーマにした沖縄県の伊江島観光協会会長を務める山城克己氏の講演会を開く。
山城氏(51)は沖縄県立北部農林高校を卒業し(財)キープス清里農業学校(山梨県)に入学、米国サウスキャロライナ州農業研修生として2年間派遣され、このあと地元の沖縄県伊江村に戻り青年会会長などを務め、2002年5月に伊江島観光協会会長、同年9月に伊江村議員にも選出された。現在、島村屋観光公園民俗資料館館長、(有)伊江食品社長、伊江島観光バス㈱取締役などを務めている。
その観光協会長になった翌2003年に修学旅行生4校の358人を島の民家で受け入れる民泊事業を開始。受け入れ家族が自分の家族と同様に接し、農業、漁業、商業など家業の手伝いを行う中で島の暮らしを体験させ、家庭教育に力を注いでいる。
こうした事例から「これからの日本を背負っていく子どもたちの人材育成の観点からも地域の活性化に成功している姿で日本再生のヒントになる」として同自然塾が企画した講演会で、同塾は「人と人とのふれあいから学ぶ感動の実話を知り、役立てて欲しい」と話している。入場無料で問い合わせは同事務局電話042—774—8113。
11月25日 水曜日
[キャタピラージャパン]
キャタピラージャパン(株)(東京都世田谷区、平野昭一社長)はこのほど、鉱山現場などで使用する大型ホイールローダCAT993Kを国内に導入した。
14.5立方メートルバケットを装備、運転容量134.5トンの標準リフトアームと、13.0立方メートルバケットを装備、運転質量百34.7トンのハイリフトアームの二種類が装着可能で、992K(バケット容量11.5立方メートル)と994K(同19.0立方メートル)の中間サイズとして新規に導入したもので、新世代環境対応型エンジン「アサート」の搭載に加え、けん引力の調整を左ペダルの踏み込みで100パーセントから20パーセントまで任意に調整できる装置「インペラクラッチトルクコンバーター」と、フロント作業機の形状が「Z」の形状に見える積込機構の「Zバーリンケージ」の採用で高い生産性と耐久性を実現した。
また、大容量バケットとハイリフトアーム装着で90トンから136トン積みダンプトラックにマッチングし、新型キャブの採用でワイドな前方視界と快適な居住空間を実現、トレーナーシート、後方監視カメラの装備で安全で快適なオペレータ環境を整えた、販売価格はオーダー対応の見積もりになる。
[やまと産業フェア]
家族連れなどで3会場賑わう
電気自動車の試乗も
「にぎYamato」(にぎわいやまと)をテーマにした「やまと産業フェア」が11月7日と8日、大和駅東・西側プロムナードと大和商工会議所、やまと公園の3会場で開かれ、家族づれなどで賑わった。
商議所入口前で式典が行われたあと同所内の企業展には13社・組合が出展、市写真展「大和の50年」も行われ、手焼きせんべい体験コーナーなどとあわせ、多くの市民らが訪れた。
また、東側プロムナードでは同市推奨品や野立てコーナーなど数多くのブースが立ち並び、厚木基地海上自衛官による海軍ラーメンコーナーは行列が出来た。一方、西側プロムナードでは全国の県人会物産展、「エコ」をテーマにした太陽光発電や風力発電の商品展示会が行われ、電気自動車の展示、電動自転車の試乗が話題を呼んだ。
さらに、やまと公園では農産物や植木・苗物の品評会で野菜や花、植木の販売が人気を集め、市消防本部主催の防災・消防フェアでは消火器体験や段ボールによる簡易トイレの作り方講習などが行われた。
[大和市「泉の森」]
「よちよち歩きの森デビュー」に54人の親子
ヒサカキの実で染め絵も体験
大和市上草柳の「泉の森」で10月30日、1歳半から6歳までの幼児と保護者がスキンシップをとりながら森を散策し、植物を使った遊びの「よちよち歩きの森デビュー」が午前10時と11時からの2回行われ、合わせて54人の親子が楽しんだ。
自然観察センター・しらかしの家が毎年行っている催しで、この日は講師のナチュラリスト、高柳芳恵さんの指導でヒサカキの実を使った染め絵を体験した。
折りたたんだティッシュにヒサカキの実をはさんでつぶすときれいな青紫色の模様がつき、その模様にレモンの汁をたらすと赤色に染め上がるという染め絵で、出来上がると歓声があがった。
また、森を散策しながら落ち葉を松の葉で何枚もつなぎ合わせ、リング状にしたり動物にしたりする遊びにも挑戦。1歳の己雲(みくも)くんと参加した母親の太田奈々さん(福田)は、「昔の遊びを久しぶりに体験し懐かしく思い、子どももたくさんの自然と触れ合い楽しんでいました」と話していた。
11月26日 木曜日
[町田・相模原・愛川町議員連盟]
小田急多摩線延伸の早期実現に向け結成
国交省や小田急電鉄などに要望
町田・相模原両市と愛川町の議員による小田急多摩線の2市1町への延伸を促進する議員連盟が11月4日に連立され、9日にこの設立の報告と延伸の早期実現に向けた支援要望活動を関係機関に行った。
小田急多摩線の延伸については2002年の運輸政策審議会の答申で、唐木田駅からJR横浜線と同相模線方面への延伸を「今後整備すべき路線」と位置づけられ、市民団体による促進活動や行政の検証調査などが進められてきた。
そうした中で2008年6月、米軍基地相模総合補給廠の一部約十五ヘクタールと鉄道および道路用として約2ヘクタールの返還が日米合同委員会で合意、同線延伸の機運が高まった。
同議員連盟はこれらを踏まえて結成されたもので、9日は地元選出国会議員、国交省大臣、関東運輸局、東京都および神奈川県、小田急電鉄(株)などに要望した。
この要望活動にあたったのは議員連盟役員の11人で、次のとおり。
〔会長〕久保田義則(相模原市議)〔副会長〕▽長村敏明(町田市議)▽山崎順二(相模原市議)▽鈴木一之(愛川町議)〔理事〕▽山岸一雄(相模原市議)▽森川絹枝(愛川町議)〔会計〕米山定克(相模原市議)〔監査〕熊澤俊治(愛川町議)〔事務局長〕中村昌治(相模原市議)〔事務局〕▽佐藤伸一郎(町田市議)▽鳥羽清(愛川町議)
[職業能力開発総合大学校]
「技能伝承」をテーマに講演会
職業能力開発総合大学校(相模原市橋本台4—1—1)は第17回研究発表講演会として11月26日午後1時15分から「モノづくり技能伝承は人づくりから」をメインテーマに日野自動車(株)日野工業高等学園の田島英幸氏による講演を行う一方、27日にかけて69件の研究成果を発表する。また、相談コーナーも設けて、創業支援、新分野への事業展開、人材育成・能力開発などに対応、キャンパスの見学にも対応する。電話042—763—9046。
[Sokei短信]
●相模原市が今年度の技能功労者50人を表彰
11月10日午後2時から市産業会館多目的ホールで建築大工など25職種50人を表彰した。年代別では60代が36人、70代が14人で、最高齢者が78歳、最少年が60歳だった。今年度で28回目を数え、累計受賞者は1362人。
●ゴルフパートナーがポイントカード全店共通化で「ゴルフマウス&マウスパット」を40人にプレゼント
総合ゴルフショップを全国240店で展開する同社(東京都中央区)が11月11日、これまで個店ごとの利用だったポイントカードを全店共通化した。これを記念してプレゼントするもので、マウスは端末に接続するとカラフルに光り、グリーンをイメージしたパットにはパターとボールも付属、カップに向かってイメージトレーニングも可能という。はがきに郵便番号・住所・氏名・年齢を記入し、「〒108—8799日本郵便高輪支店留・ゴルフパートナー相模経済新聞係」で送る。当選発表は12月中旬の賞品発送をもってかえる。
11月27日 金曜日
[栗の実保育園]
園庭で12回目の野外造形展
「ようこそ、お話の世界へ」をテーマに
社会福祉法人博栄福祉会の栗の実保育園(座間市東原1—6—30、江成玲子園長)は11月7日、園庭で野外造形展を開催、カラフルな大型作品の数々が訪れた子ども達や保護者の目を楽しませた。
同園が子ども達の感性を伸ばそうと染物や陶芸、お絵描きなど日頃から行っている創作活動を披露する機会として毎年行っているもので、12回目。今年は「ようこそ、お話の世界へ」をテーマに来年2月に生活発表会で行う劇の話の世界を立体造形で表現。紙や段ボール、紙管やナイロン製シートなどの廃材も使って、乳児は「はらぺこあおむし」、2歳児は「ぐりとぐら」、3歳児は「桃太郎」、4歳児は「金のがちょう」、5歳児は「ジャックと豆の木」の世界を作り上げた。
特に「ジャックと豆の木」は園舎2階のベランダから大男が園庭を見下ろし、国旗掲揚ポールに豆の木を絡ませたインパクトが大きい作品。また、各年齢のクラスが合作で作り上げた「おかしの家」は、壁や屋根に一つひとつ丁寧に創作されたお菓子の数々に加え、バニラエッセンスの香りも付けて、子ども達に大人気だった。
このほか、教室で絵や陶芸作品など日頃の創作活動の展示もあり、江成園長は「子ども達に色んなことを体験させて好奇心や感性を伸ばしてもらいたい。絵を描く時も5歳児になると約70色も用意する。今日はたまった作品を観てもらう機会で、晴れて何よりだった」と話していた。
[大和市環境フェア]
リサイクル自転車なども販売
11月を「環境フェア月間」としている大和市は、この皮切りとなるフェアを10月31日と11月1日、市役所駐車場などで行った。
市民フリーマーケット、市リサイクル事業協同組合による古本の販売、市の保管期間を過ぎた放置自転車を県自転車商組合大和支部が点検整備したリサイクル車の販売などを行ったもので、電気自動車の展示と体験乗車、環境クイズやソーラーカーづくり、どんぐり人形作りなども行われた。
同時に30日には市が購入した電気自動車の引渡式が行われ、販売業者から大木哲市長にキーが手渡された。
[Sokei短信]
●相模原シティライオンズクラブが市みどりのまちづくり基金に5万円を寄付
同クラブ(中央3—6—6)が11月6日に寄付したもので、今回で3回目になり、累計額は11万円になった。
●相模原市役所の「屋上緑化実験・見本園」で園児がサツマイモ掘り
11月4日に市立相模原保育園の園児34人がツルにつらなるサツマイモを数人で力いっぱい抜きとったり、落花生を収穫した。このあと、園児たちは園に持ち帰ったサツマイモをスライスして、おやつの「チップ」にしたほか、給食のおかずにした。
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