1月25日 月曜日
[大和市と町田市]
災害時相互応援で協定締結
境川水防対策向上も
大和市は12月17日、東京都町田市と「災害時における相互応援に関する協定」を締結した。
大規模災害が発生した際の応急対策や復旧活動などで相互応援を行う協定で、食料や飲料水などの提供をはじめ避難所やごみ焼却施設などの相互利用、職員の派遣、ボランティアの斡施などを盛り込み、大木哲市長が町田市役所を訪れ、石阪丈一市長と協定書に署名した。
この協定に関して大木市長は、「個人の家でも隣の家との関係が重要であるように大和市と町田市との関係も大事」と語り、石阪市長は、「両市の災害時の安定を一層はかれると考えており、この協定に限らず両市の協力関係を深めていきたい」と話していた。
また、大和市危機管理課は、「この協定で効果的な防災活動が出来るだけでなく、町田市との境界になっている境川上流域の監視の強化も可能になり、水防対策のさらなる向上もはかれる」と期待している。
大和市は同様の協定を海老名、座間、綾瀬3市と締結、全国の特例市長合(加盟41市)とも締結している。
[さがみはら農産物ブランド協議会]
ブランド化促進でごぼう共進会
さがみはら農産物ブランド協議会(会長・中里敏明市農協組合長)は12月15日午前10時から市役所本庁舎正面市場広場で市内の農家が育てたごぼうの共進会を行った。
農家の20人から出品された20点(1点あたり5本)を県農業技術センター北相地区事務局の職員が形や重さ、色などを審査、優秀賞2点、優良賞4点を選んだが、「出来栄えが良く、上から下まで太さが均一のものが多く、甲乙つけがたい」と評価した。
同協議会は2008年に「新ブランド候補品目」としてごぼうなど5品目を選んでブランド化を促進しており、共進会もこの一環として行っている。市内のごぼう栽培は火山灰土壌に適した作物として戦後、急速に普及し、最盛期には麻溝地区を中心に400の農家が約700ヘクタールで栽培、「ごぼう音頭」が作られるなど盛んだった。その延長で現在も収穫量は県内で最も多く、スーパーなどに出荷するほか、直売も行っている。
審査のあとは訪れた市民らに直売された。
[相模原3師会合同賀詞交歓会]
新事業取組みで抱負
メディカルセンターの整備検討等
相模原市医師会、歯科医師会、薬剤師会の3師会合同の賀詞交歓会が1月9日、けやき会館で開催された。当日は3師会の会長をはじめ加山俊夫相模原市長や岸浪孝志同市議会議長、大木哲大和市長のほか、民主党の本村賢太郎代議士、山田直子県福祉部副部長など総勢200人ほどが集った。
市医師会の黒沢恒平会長の開式の言葉に次いで市薬剤師会の島田清文会長が3師会の代表としてあいさつした。「今年4月より相模原市は政令指定都市として新たなスタートを切る。3師会としても市民の保健医療に対するニーズに応えるべく、新たな事業に積極的に取り組みたい」と抱負を述べた。さらに3師会の現状と今後の医療体制についても触れ、市医師会がメディカルセンターの整備に向けて具体的な検討に入ることを明らかにした。
また、市歯科医師会は寝たきりの在宅及び施設入所者に対し、訪問歯科検診・診療事業に取り組むことを披露。市薬剤師会は医薬品の適正使用に関する学習が中学校の教育課程で必須化されたことを受け、「くすりの適正使用啓発教室」や長期薬局実務実習の受け入れも積極的に取り組むことを誓った。
来賓としてあいさつした加山市長は「市は3師会によって市民が安全、安心して暮らせる医療体制が敷かれている。4月より政令指定都市に移行するが、まさに今年は大きな一歩を踏み出す年であり、まちづくりの方向性をしっかりと定めて、人と自然、産業が共生する活力ある市に邁進したい」と語った。
最後、あいさつに立った本村代議士は「10年ぶりに診療報酬のプラス改定をするが、産科医や小児科医、外科医、さらに救急といった医療に手厚い予算を配分していきたいと考えている」と述べた。
市歯科医師会の相澤恒会長の閉式の言葉で終了した後、懇親会に入り、壇上で鏡開きを行うなど、会場は終始和やかなムードに包まれた。
1月26日 火曜日
[環境エネルギー研究所]
「創エネルギーポール」販売へ
風力発電機と太陽光パネルを搭載
システム技研(株)(大和市下鶴間3854—1、テクノプラザ大和センタービル3F、安藤英敏社長)の関連企業 、㈱環境エネルギー研究所(町田市小山ヶ丘2—2—5、まちだテクノパークセンタービル1F、斎藤剛史社長)は、風力発電機と太陽光パネルを搭載し、発電させる独立電源型の「創エネルギーポール」(商品名)を3月末から本格販売する。プロットタイプの試作品をフィールドに出して実証試験を繰り返しており、一定の評価を得ている。すでに全国から120本以上の注文が入っており、売れ行き次第では量産体制も視野に入れている。
搭載される風力発電機(プロペラ型)は最大で180ワットの発電能力があり、風の向きに合わせて回転する仕組み。航空関係の専門家が設計し、3枚羽にはプラスチックを使用。プロペラの風切り音が小さいため、従来のものに比べて低周波騒音がなく、微風でもよく回る。風の強弱に関係なく、発電量が一定に達すると電気制御によって自動的に停止する。
一方、太陽電池パネルは最大で40ワットの発電能力があり、エネルギーの交換効率がいい単結晶シリコンを搭載。悪天候時に効率が落ちる太陽光発電に代わって風力発電機が能力を発揮するといった補完的な役目をするが、商用電源がいらない分、災害時に大きな役割を果たす。
ポールの高さは4〜6メートル。設置場所に応じて高さを上下に変化させることも可能で、ニーズに合わせて設置が可能。用途は街路灯のほか、LEDスポットライト、ビデオカメラ(防犯カメラ)、さらに携帯電話の充電用プラグの取り付けもできるようにする。
システム技研が技術協力をしているほか、シコー(株)や(株)モデラート工房(大和高度化事業協同組合、テクノプラザ大和)など4社が持つ技術力が結集されている。
[相模原市]
2022年Wカップのベースキャンプ地に立候補
2018年または2022年のワールドカップ招致に取り組んでいる(財)2018/2022年FIFAワールドカップ日本招致委員会に呼応して相模原市は1月8日、チームベースキャンプ(出場チームの練習などの拠点)立候補を申請した。
県サッカー協会から相模原麻溝公園のベースキャンプ立候補を検討するよう要請されたのを受けて、スポーツ振興によるまちづくりを推進するため申請したもので、市はトレーニングサイトとして同競技場、宿泊施設として市内のホテルを想定している。
県内では横浜市が開催地自治体、川崎市がベースキャンプの立候補を表明している。
[イーグル技研]
デザインモデル会社を設立
プラスチックや金属の精密試作を手がける(有)イーグル技研(大和市鶴間2—12—12、亀谷美和子社長)は、モデル試作と部品加工に特化した新会社、(株)イーグルデザインモデルを設立した。イーグル技研の取締役会で同社の技術部長だった遠藤孝幸氏(37歳)が社長に就任し、若返りを図った。イーグル技研は亀谷社長が引き続いて運営するが、事業所は大和市内の別の住所に移転。遠藤社長は「イーグル技研の事業を継承していくが、ベンチャー企業的な発想で販路を拡大していきたい」と抱負を語った。
1月27日 水曜日
[大和市賀詞交歓会]
商工業者や自治会ら、総勢600人集う
大和市賀詞交歓会が1月5日開催され、会場に充てられた大和スポーツセンターには大木哲市長をはじめ市内の商工業や自治会関係者など総勢600人ほどが集った。
冒頭、あいさつに立った大木市長は「2010年は大和市にとって大きな1年になると思う。市の財政は過去にない非常に厳しい状況にあるが、それぞれの自治体、企業が歯を食いしばって頑張っていかなければならない時代に入っている」と自らを鼓舞した。
松川清市議会議長に続いてあいさつに立った民主党の橘秀徳代議士は「今ものすごい勢いで国政が変わっている。この変化を新しい歴史の始まる1年となるよう努力していきたい。『今年を乗り切れるかどうか』と多くの経営者から話をいただいているが、皆の力を結集してよりよい年にしたい」とエールを送った。続いて壇上に立った自民党の甘利明代議士は「昨年10月以降、過去最大の不況が襲っているが、景気が回復するよう全力を投じる1年にしたい。それには民間と行政がしっかりと手をたずさえていかなければならない。私がその先頭に立って頑張りたい」と力強く締めくくった。
古木通夫大和商工会議所副会頭が乾杯の音頭をとった後、鏡開きが行われ、会場は終始、和やかな雰囲気に包まれた。
[「水俣」を子どもたちに伝えるネットワーク]
2月に多彩なイベント
江成常夫氏らのトークも
水俣病のような公害問題を2度と起こしてはいけないと相模原の市民が立ち上げて様々な活動を行っている「水俣」を子どもたちに伝えるネットワーク(相模大野9—6—18、田嶋いづみ代表)は2月11日から17日までグリーンホール相模大野多目的ホールで「写真展・水俣を見た7人の写真家たち」を開くほか、多彩な関連イベントを行う。
11日午後6時から行うオープニング・トーク「写真を撮る・見る・聴く」では、1962年に「水俣病」で日本写真批評会新人賞、2006年にフォトシティさがみはら大賞を受賞した桑原史成氏、1973年から1980年まで水俣に暮らして取材した芥川仁氏、写真界の最高賞土門拳賞を受賞、フォトシティさがみはらの写真祭を推進した江成常夫氏の3人が登場、写真表現について熱く語る。
このほか、即興ジャズ演奏(12日午後7時)、埼玉大学水俣合宿メンバーによる若者のためのひととき(12日午後2時)、ナニワの唄う巨人バキやんのミニ・ライブ&トーク(14日午後5時)、「こどもたちのための子どもたちとともにきく朗読と音楽の会」(13日午前11時、午後2時)、水俣のドキュメンタリー「わが街わが青春—石川さゆり水俣熱唱」(14日午前11時、15日午後7時)などを行う。
一方、2007年にハンセン氏病女性の生涯を演じて久保医療文化賞を受賞した大和市在住の結純子さんが「水俣」を演じるひとり芝居(13日午後6時)、宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」の主題歌「いつも何度でも」を作曲して歌った木村弓さんが堅琴ライアーを使って弾き語り、ダンサーの佐原響子さんの「祈りの舞」とともに生演奏を披露する(14日午後2時)。
いずれも入場無料で、問い合わせは同ネットワーク電話042—748—9902。
[相模大野商店会連合会]
「相模大野のお正月」に新成人の彩り
相模原市相模大野地区の新春をにぎやかに祝う「相模大野のお正月」が1月11日、小田急線相模大野北口と伊勢丹相模原店を結ぶコリドー通りで行われた。
同駅周辺商店会連合会が主催したもので、今年が2回目。つきたて餅や熱々の手づくり豚汁を100円で提供し、甘酒とおとそを無料サービス。さらに地元の人たちによる獅子舞や和太鼓、野点、琴の演奏などを繰り広げて来場者に商店街への親しみを深めてもらおうというのが狙い。湯気が立ちのぼる餅にきな粉とあんこをまぶした2個パックが大人気で、順番待ちの人の列。また,成人の日ということもあって和服姿の新成人が華やかな彩りを添えていた。
1月28日 木曜日
[とぴっくとーく]
(社)津久井青年会議所理事長の田端一洋さん
津久井密着の活動を
——今年度のスローガン「変革」にどんな思いをこめましたか。
「時代に即した変化と創造がまちづくりを変える力になるという呼びかけです。組織的にも活動内容的にも時代に合ったものに変えていくということですね。今、津久井地域から出て行く若者が多くなっています。それはこの地域に若者をひきつける魅力が少ないからだと認めざるを得ません。津久井の魅力を作り出すにはどうすればいいかを考え、活発な活動を通じて発信していきたいと考えています」
——活動の基本的な方向性は。
「地元密着の活動をしていきます。合併で行政区としての津久井の名前は無くなりましたが、24人のメンバーは皆、地元に強い愛着を抱いています。先輩が築いた津久井の自然環境をテーマにする活動実績を踏まえ、田舎っぽい津久井の良さを出していきたいと思います。環境を生かしたまちづくりは今の時代に求められている事業ではないでしょうか。都市部ではできない活動に努め、津久井を終(つい)の郷として住んでくれる人を増やしたいと思います」
——具体的な事業は。
「子どもたちに津久井の山と緑を守ることの大切さを伝えるための間伐事業を実施します。水を作る仕組みも知って欲しいと思っています。また、地域の商工会などやボランティア団体に協力を呼びかけて地域活性化を目指すJCフェスティバルを開催します」
——課題は。
「今年は津久井JCのメンバーが神奈川ブロック理事長を務めますのでしっかりサポートしなければと考えています。経済的に厳しい時代ですが、魅力ある津久井に向けたまちづくりに参加してくれる新会員の獲得にも力を入れます」
[大和「IKOZA」]
1月12日に竣工式
ビッグヨーサンなどが出店
相鉄線高座渋谷駅前で建設を進めてきた大和市の官民複合ビル「IKOZA」(イコーザ)が完成、この竣工式が1月12日、大木哲市長や維持管理にあたる日本土地建物グループの関係者らによって行われた。
日本土地建物グループが大和市と定期借地権の協定を結んで建設したもので、鉄骨造り一部鉄骨鉄筋の7階建ての施設は、延べ床面積が1万8400平方メートル。竣工式では「IKOZA」を名づけた最優秀者や設計、竣工を手がけた日本設計、清水建設に感謝状や記念品が贈られた。
すでに市渋谷分室や市民相談コーナー、警察官経験者が駅前の警戒業務や防犯に関わる相談業務を担う市安全安心ステーション高座渋谷(愛称・高座渋谷えきばん)が開設されており、1月29日には民間施設のビッグヨーサンが開店、さらに金融機関、温浴施設が順次オープンし、3月1日から市渋谷学習センターも開設される。
[神奈川県]
「かながわ技術連携マッチングポータル」の運用開始
中小企業技術をマッチング
県は1月15日、県内の中小企業の優れた技術をアピールする「かながわ技術連携マッチングポータル」の運用を開始、この日に県産業技術センターで行われた神奈川R&D合同展示会の会場で活用方法のデモンストレーションを行った。
県は「インベスト神奈川」で世界トップレベルの研究所の立地、集積をはかる政策を進める一方で、それを糧に県内中小企業の技術力、競争力につなげて世界をリードする新たな産業の展開に向けた神奈川R&Dネットワーク構想を推進している。
今回、同マッチングポータルのサイトを立ち上げたのはその一環で、大手製造業など研究開発現場で県内の中小企業や大学の優れた技術、製品を活用してもらうのが目的。このために技術、製品を動画、静止画で紹介、コーディネーターによる個別案件に対するマッチングも行う。
サイトのコンテンツは①企業間のマッチング機能②企業と大学研究者とのマッチング機能③県内のオンリーワン技術を持つ企業などの情報提供④県内のマッチングイベント、セミナー、補助金などの情報提供で、このうち企業間のマッチングは県産学公技術連携データベースに集積した県内製造業1800社の情報を提供する一方、産業技術センターのコーディネーターが企業からの依頼に基づき、個別の案件について技術連携のパートナーとなる企業を紹介する。
また、企業と大学研究者とのマッチングでは、県内12の理工系大学などのホームページをキーワードに基づき横断的に検索、研究情報を提供する一方、企業からの依頼を受けて産学公技術連携推進協議会加盟の県内10理工系大学の研究者の中から各大学のコーディネーターと協力、最適の研究者を探し企業に紹介する。
さらに、県内のオンリーワン技術を持つ企業などの情報提供では、「我が社のすごい技術」として、動画や静止画で紹介する一方、冊子「世界へ発信する神奈川のオンリーワン技術・製品」に集録した情報をPDF版として提供する。
その一方で、このサイトは①元気なモノ作り中小企業300社②剣業者、中小企業者のための支援施策活用ガイド(技術支援)③神奈川工業技術開発大賞④かながわスタンダードにもリンクする仕組みにした。
サイトはwww.kanagawa-iri.go.jp/MachingPortal/ 。
1月29日 金曜日
[フットサルコートコジスポ]
現役Jリーガー招き、サッカー教室とフットサル大会
サイン会や撮影会も
元サンフレッチェ広島の選手だった小島光顕さんが運営するフットサルコートコジスポ(相模原市下溝2322)で1月11日正午から現役Jリーガーが小学生40人を指導するサッカー教室とフットサル大会が行われ、付き添いの父兄もまじえて賑わった。
現役Jリーガーは現日本代表の徳永悠平、FC琉球の永井秀樹選手で、子どもたちは2人を目のあたりにして目を輝かせながらコーチを受け、サイン会と撮影会も行われたが、父兄のほうが子どもたち以上に興奮するといったひと幕も見られた。
このあと行われた5人制のフットサル大会には一般参加の4チームと徳永、永井両選手と小島さんらによる国見高校OBそれに元日本代表の磯貝洋光、森山泰行、遠藤雅大選手らの帝京高校OBの計6チームが総当たり戦で臨み、全国高校サッカー選手権で最多優勝を誇る両高OBの戦いとあって最終戦で対決した両OBチームの戦いは大いに盛り上がったが、結果は2—2の引き分けで終わり、終了のホイッスルが鳴ると選手たちはお互いの健闘を称えながら再戦を誓い合った。
[相模原市]
雨水幹線工事をテレビで放映
相模原市の溝上大野台雨水幹線の整備工事を行っている地元企業の入江土木・日栄建設・萩原造園土木共同企業体が大野台5丁目信号機設置交差点脇の防音ハウス前にテレビを設置、工事の概要、雨水管整備の必要性、1週間ごとの工事および進捗状況を放映、道行く市民らに視聴を呼びかけている。
同雨水幹線整備工事は、大野台周辺の浸水被害を解消するため1991年度から開始、今年度はその一部332.3メートルをトンネル工法で施工している。
テレビ放映は1コマ20秒の約30分で、このほか現場見学も受けつけている。問い合わせは市下水道整備課雨水整備班電話042—769—8271。
[食事処 初美]
地場野菜とダチョウ料理が看板メニュー
女性1人でも入りやすい雰囲気
相模原市内で有機栽培された新鮮野菜と市内産ダチョウ肉の料理を看板メニューにした「食事処 初美」(田上初美店長)がこのほど、同市矢部4—18—4にオープンした。
トマトやキュウリなどのほか、同市津久井町新戸にある田上店長の実家が栽培するビタミン菜やヤーコン、城山町葉山島産の生ほうれんそう、かつお菜、黒キャベツなど珍しい野菜も収穫した日のうちに調理している。
定番のいち押しメニューは、春巻きセット。千切りしたキャベツを春巻きの皮に包んで焼き、うま味を最大限に引き出した自信作で、明太チーズ巻きと合わせて味わってもらう。ごはん、小鉢2品、みそ汁、ソフトドリンク付で1090円。
ハンバーグなどの日替わりセットにも採れたて野菜を添え、田上店長がおすすめの味付けで提供する。990円または890円。最高級のフィレ肉を使ったダチョウの炙りステーキセットは1890円。ダチョウ肉のカレーライスセットは1790円。
一品料理は生湯葉、豆腐グラタン、シーザーサラダ、生いものフライドポテトなど。調味料は津久井産大豆100パーセントの味噌などを使用している。
田上店長は大手企業の独身寮や老人ホームなどで30年間の調理歴を重ね、「地場野菜のやさしい味を多くの人に味わってほしい」との思いを胸に開業した。「毎日15種類以上の野菜を仕入れています。うその料理はしたくない。自然そのままの素材の味を大切にしています」と話す。
カウンター13席、12人収容の和室を備える店内には同店長の友達が作ったアクセサリーや押し花、絵本などが彩りを添え、女性1人でも足を運びやすい温かな雰囲気。
店内禁煙。営業時間は午前11時〜午後2時30分、午後4時30分〜9時。火曜日定休。電話042‐707‐0214。
Copyright (C) 相模経済新聞社