2月8日 月曜日
[医研工業]
15年かけ高さ自動調整枕を開発
睡眠時障害軽減
医療用の縫合針や糸などを主力に製造する(株)医研工業(相模原市津久井町鳥屋852、中山慎一郎社長)は、自動的に高さが上下する枕「メカピロ」(商品名)を開発、2月から発売する。仰向き、横向き、うつ伏せ寝に適した高さに自動調整するため、快適な安眠が得られる。研究開発に15年かけて完成した。
枕内部はハンモック状のメッシュ布や下降用アーム、昇降用バネなど特許を取得した60点以上の部品を採用。表面は低反発、高反発ウレタンの両方を組み合わせ、カバーはスパンデックス混紡布を使用し、やわらかな肌ざわりにした。また内部でムレる空気を排出するための空気穴も作り、裏面は枕がズレないよう滑り止めをほどこすなど、快適な安眠のための技術を随所に生かした。その人の体形に合わせて作るのも可能で、発売前から睡眠時障害で悩む多くの人から注文が相次いでいる。サイズは横幅430ミリ、奥行き340ミリ、重さ約2キロと軽量化している。
発売前に睡眠時障害で悩む200人の男女(20〜80代)に試作品を提供しアンケート調査を実施したところ、睡眠時に起こるイビキ、無呼吸症、首痛、肩こり、腰痛などの症状が軽減したという声が80パーセントにも上った。軽減しなかった人も10パーセント程度いたが、改善の声のほうが圧倒的だった。「熟睡するようになり、寝起きがラクになった」「腰痛、無呼吸、肩こりなどがなくなり、とても満足。イビキもなくなった」「使ったその日からよく眠れた」「今までにない爽快感があり、首から肩にかけての重たい感じが軽減された」などと多くの感想が寄せられた。
自社直販と取次店(販売代理店)を使って販売する計画で、現在、取次店を募集中。当分は発売記念セールとして定価2万9800円(税込み)を2万5000円で提供する。また、2月3日から開催する「テクニカルショウ・ヨコハマ2010」(第31回工業見本市)に出展し、来場者に試してもらう体験コーナを設ける。
[JAXA]
膜だけの「イカロス」打ち上げへ
太陽光発電を実証
超薄膜の膜(帆)を広げ太陽光圧を受けて進む小型ソーラー電力セイル実証機「IKARОS(イカロス)」が宇宙航空研究開発機構(JAXA)月・惑星探査プログラムグループによって年内にも打ち上げられる。膜だけで宇宙空間を航行できることや、膜に貼った薄膜太陽電池による発電を実証するのが目的で、金星探査機「あかつき」と相乗りで打ち上げる。地上からコマンドで指令を送る総合試験も2カ月後には終了し、すでに臨場態勢に入っている。
イカロスは500ワット発電できる太陽光発電を搭載し、打ち上げ後、本体(円筒形、幅1.6センチ、高さ1メートル)に巻きつけた膜を高速回転で広げ、発電するかどうかを実証するほか、太陽光で加速するかどうか、さらに地上からの指令で自由に軌道を変えられるか、などの実験を半年ほどかけて行う。
膜面は一辺14.1メートルの正方形で厚さはわずか7.5ミクロンのポリイミド樹脂が使われ、太陽電池も25ミクロンと超薄型。膜面は15キログラムの重さしかなく、姿勢制御デバイスや宇宙の塵が当たると発電するというダイカストも搭載する。
2007年秋から研究開発を進めてきたイカロス。しかし当初計画は打ち上げの予定はなく、木星に行くための中型ソーラー電力セイル探査機の開発が主力だった。
地球から木星は太陽と地球の距離の5倍あり、そのためには直径50メートル級の膜面に太陽電池を貼って発電させ、なおかつ電気で噴射するイオンエンジンの両方を使って航行できる宇宙船が必要だった。イカロスはその前段階の実証試験機として開発された。
惑星探査プログラムグループの森治氏は「いきなり50メートル級のものを作るのでなく、試験的に作ったものを航行させて発電するかどうかを実証してみたかった」と話す。
米国でもイカロスと同様な機能を持つLightSail—1(ライトセイル1号)を10年度末に打ち上げる予定で、これと相互協力する形で、国内外から応募者の名前とメッセージを集め、イカロスとライトセイルに搭載するメッセージキャンペーンも実施中だ。メディア媒体(DVD)に搭載するほか、先着20万人の名前をメタルプレートに刻印する。メタルプレートは2月28日、DVDは3月14日までが締め切り。奮っての応募を期待している。
[Sokei短信]
●大和市内公立保育園の保育士たちが手づくりで作成した「げんきっこ体操」を披露
保育士によるプロジェクトチームが歌詞や曲、振りつけなどオリジナルで「やまとでんしゃそんぐ」と合わせて2曲をつくり、1月23日に市勤労福祉会館で行われた第31回保育のつどいで披露した。「げんき」はおおむね3歳児以上の未就学児全体を対称に作ったもので、この日は最初にプロジェクトチームが実演、最後に来場者たちもまじえて披露、会場は手拍子や掛け声で盛り上がった。
2月9日 火曜日
[三和紙業]
好立地上溝に移転
縦貫道IC開設にらみ
包装用品の総合商社、三和紙業(藤本都子社長)は1月9日、相模原市上溝3958—12の新社屋に全面移転した。国道129号線上溝バイパス近くの側道に面した約620平方メートルの土地を取得し、撤退企業が入居していた鉄骨造り4階建て延べ床面積760平方メートルの建物の一部を改装した。
1953年に創業し、70年に法人化した同社はポリ袋、包装用ラップ、紙袋、包装紙などを関東一円の約200社に納入している。その一方、昨年5月、薄利競争から撤収してメーカーへの提案型営業を強化するなど長期戦略に基づく改革を進めている。今回の社屋移転も藤本社長が掲げる「百年企業」という目標を見すえた事業。
旧社屋(同市南橋本)が老朽化しただけでなく、近くに建設されるショッピングモールへの買い物客による車交通量の増加を見込んだ上での移転だが、より積極的な理由は数年内に見込まれるさがみ縦貫道の開通。新社屋は縦貫道の(仮称)相模原インターチェンジまで数分の位置にあり、栃木、埼玉、群馬などの首都圏各地に取引先を持つ同社にとって旧社屋に比べて商品輸送の点で格段に地の利が高まる。
藤本社長は「多くの人に助けられて移転を実現できた。町田や横浜方面への出荷も楽になり、社員のモチベーションを高める効果もあると考えている。移転を機にパソコンを活用した事務の効率化もさらに進めていく」と話しており、移転を全ての面でのプラス効果につなげる考えだ。
[相模原市立鶴の台小]
ホンダのASIMO来校
「子どもアイディアコンテスト」優秀賞のご褒美で
未来に描くアイディアコンテスト優秀賞のご褒美は、人間型ロボットASIMOの特別授業!
相模原市立鶴の台小学校(金山光一校長、児童数745人)に1月21日、日本で初めて自律2足歩行を実現したASIMOが来校し、子どもたちに楽しいひとときをプレゼントした。
きっかけになったのは、ASIMOを開発した本田技研工業㈱が昨秋実施した「第8回子どもアイディアコンテスト」。
全国の小学生を対象に、「あったらいいな」を作品化してもらう同社の社会活動で、子どもたちの創造力と将来への夢をはぐくむのが目的。
2460組のアイディアが寄せられ、低学年の部で同小1年生の竹下瑠那さんの作品「どこでもスコープ」が最優秀賞に次ぐ優秀賞(2人)を獲得した。
夏休みに日食を見て望遠鏡に興味を持ち、「トイレットペイパーで望遠鏡を作ったときに人が乗れたらいいなと思った」のが制作の動機。作品は宇宙空間をめぐる望遠鏡をイメージしている。
この日、児童たちの拍手と歓声に迎えられたASIMOは早速、後ろ向きに歩く自慢技を披露。約束どおり3メートルきっちり歩いて大拍手を受け、この後飲み物をテーブルにスムーズに運ぶ動作で児童たちの驚きを誘った。次いでポール蹴りに挑戦し、5メートルほどの距離から的に当てて人間並みの運動能力をアピールした。
会場の同小体育館は終始熱気にあふれ、授業を終えて「さよなら」と言いながら退場するASIMOに別れを惜しむ子どもたちから大きな拍手が送られた。
終了後、竹下さんは「入賞してうれしい。この望遠鏡でお父さん、お母さん、友達をいろんなところへ連れていきたい」と笑顔を浮かべ、金山校長は「きょうの経験は子どもたちにとって貴重な思い出になるはず。夢を持っていろいろなことにチャレンジしてほしい」と話した。
同コンテストでは市立若松小6年生の鈴木六花(りっか)さんも高学年の部で優秀賞を獲得。1月19日に同小でもASIMOの特別授業が行われた。同じ市内から2人の優秀賞が出たのは初めてという。
[九星気学研究会主宰の関麗玉さん]
今年の運気を占う著書発刊
40年に及ぶ鑑定実績を持つ、九星気学研究会主宰の関麗玉さん(相模原市星が丘4—2—37)が、商売繁盛から恋愛運まで今年の運気を占う「開運暦2010 九星気学で今日から運気UP」を出版した。
政治・経済・株の動き、天候の推移や自然災害の発生などの予測に2ページを費やし、株価については「上昇する」と占い、流行色は黄色と茶系統としている。そのほか個人の年間、月間の運勢について解説している。
関さんは「本書を活用することにより、運気が低下しているときは凶運を避け、上昇しているときはさらに吉運を高めてもらえれば」と話す。
B6判198ページ。定価1300円+税。ジーオー企画出版刊。問い合わせは電話042‐754‐8002。
2月10日 水曜日
[トップセールスに挑む]
昆虫ショップGreen House代表の山下修一さん
世界のクワガタ・カブトムシ1000匹を販売
インドネシア、フィリピンを初めとする東南アジアや中国、インドなどに多く生息しているクワガタやカブトムシ。JR横浜線矢部駅近くのGreen House(相模原市矢部3—1—8)は、これらの生体と飼育用品を販売するプロショップだ。
山下修一代表とクワガタとの付き合いの始まりは小学生の頃にさかのぼる。「夏休みになると熊本にある母方の実家へ遊びに行った。近くに森があり、毎日クワガタ採りに夢中になった。子ども心にオオクワガタのかっこよさが魅力だった」と馴れ初めを回顧する。
その後もクワガタへの愛着が途切れることはなく、サラリーマンになってからも自分で飼育した生体を東京・池袋のフリーマーケットによく出品した。こうなると『趣味が高じて仕事に』というところまであと一歩だが、そもそも売買される生体が国内産に限られていた当時は数に限りがあって商売としては成り立たないと考えていた。
しかし1999年、法律改正に伴うクワガタ・カブトの大幅な輸入制限緩和で外来種が国内にどっと流れ込み、愛好者の山裾も一挙に広がった。当然、飼育の知識と経験が深い専門家が求められることになる。この事情が山下さんの背中を押す格好で今から7年前、自分の店舗を開いた。
輸入した生体をそのまま売るのでなく、自分で交配させて生まれた幼虫を育てて販売するのが山下さんの手法。「温度管理にいちばん気をつかう」と言う。店内には菌糸ビンに雌雄ペアで入っている1000匹前後の生体が雑然と展示されている。80%はクワガタで、親の出生地が明記されている。価格は1000円から3万円までと幅広い。「希少性や育てる手間がかかるかどうかで値段を決める」という。
客は相模原、町田に住む30歳代の男性が50パーセント以上と最も多く、次いで40歳代の男性。自分で飼育し成長させるのを楽しみにしている人がほとんどだ。オオクワガタの飼育は体長8センチが目標で、ギネスブックには8.5センチという数字が記録されている。「昨年うちで買った人の中から4人、8センチまで育てた人が出た。素直にうれしい」と顔をほころばせる山下さん。飼育の醍醐味を共有できた喜びにちがいない。
その一方、マナー違反の人が外来種の生体を平気で捨ててしまうことには心を痛めている。「クワガタの世界だけでなく、昆虫の生態系を破壊する危険もある。クワガタの寿命は2、3年程度。一度飼い始めたら必ず生体が死ぬまで飼ってほしい」という言葉には熱がこもる。
収集家が直輸入品を競って手に入れた時期が過ぎ、市場は成熟化へ向かっている。「売り上げは家賃を払える程度。これからは菌糸ビン、ゼリー、産卵木などの飼育用品の販売に力を入れたい」と淡々と話す山下さん。その顔に浮かぶのは、趣味を生涯の仕事として貫こうとする静かな決意である。
[相模原市民ギャラリー]
妖・艶「白獣幻艶」
池田巳奈展始まる
白い兔が5匹と赤い兔が1匹、妖(なまめ)かしくも見え、怪(あや)しくも見えるはす目づかいの目で観る者を見据える。いや、凝視する。タイトルは「♀」。「♂」を疑う抜きさしならない視線にも見える。だから「♂」は見返すしかなく、このデフォルメ作品にはまり込む。
この「♀」をはじめ8点ほどのデフォルメ作品を順次紹介する「池田巳奈〜白獣幻艶」展が1月29日からJR相模原駅ビルNOWの相模原市民ギャラリーのアートスポットで始まった。
同ギャラリーが若手作家を紹介するギャラリースタッフセレクションとして始めた作品展だが、池田氏は女子美大を卒業し現在、同大大学院洋画研究領域で学び、2006年からグループ展をこなし、1997年の全日本学生美術入選で頭角をあらわし、2008年には神奈川県美術展で入賞した。
同ギャラリーは「黒を背景に、浮き上がるような妖美で象徴的な白い動物を描くシリーズを中心に、艶やかで神格化したような動物を描く池田氏の世界を堪能して欲しい」と紹介している。
「♀」は2009年制作の油彩130.5センチ×89.5センチ。会期は3月15日まで。電話042—776—1262。
[権田金属工業]
「テクニカルショウヨコハマ2010」に出展
パシフィコ横浜で
銅ブスバー、銅棒などを製造する権田金属工業(株)(相模原市宮下1—1—16、権田源太郎社長)は2月3日から5日までの3日間、パシフィコ横浜展示ホールC・Dで開かれる「テクニカルショウヨコハマ2010」に出展した。
同社は2009年10月に「ものづくり中小企業製品開発等支援補助金」の支給決定を受け、マグネシウム合金AZ61薄板のプレス成形加工技術の確立に向けてサーボプレス機を導入、試作開発を始めており、同板のプレス性を高める研究にも取り組んでいる。出展にあたっては、同AZ61を中心に予定している。
また、健康食品を製造販売する(株)メドウニウス(大和市大和東1—5—6、今川悟社長)は冬の寒さに負けないぽっかぽかシリーズのヒーティグベスト、ぽっかぽかひざ掛け(共にバッテリー仕様)や、暑さ対策シリーズの「空調服」、空調ベッド「風眠」、空調ざぶとん「涼風」、保冷パックで体を冷やす「アイスベスト」、ヘルメット送風機「ヘルクール」などを出展。
同展は神奈川産業振興センターと横浜市工業連合会が主催、333社・団体が出展、相模原からは機械学習研究所、コバヤシ精密工業、医研工業、リガルジョイント、大和からはトヨミエレクトロニクス、静科なども出展した。
2月12日 金曜日
[農業生物資源研と麻布大学]
マウス体内成熟精子で子豚誕生
世界で初の研究成果
独立行政法人農業生物資源研究所と麻布大学(相模原市淵野辺1—17—71)は2月2日、共同研究によってマウス体内で成熟させた豚精子を用い正常子豚を誕生させる試みに成功したと発表した。
世界で初めての研究成果で、方法は子豚の精巣を免疫不全マウスに移植して精子を成熟させ、その精子を豚の成熟卵に顕微授精(卵の細胞質に精子を注入)して得られた受精卵を雌豚に移植して子豚を分娩するというもの。
哺乳動物ではこれまで、雄の成熟した精子を凍結して保存、利用してきたが、絶滅危惧種などの貴重な哺乳類の精子は摂取の機会や量が制約されてきた。
これに比べて今回開発した手法は、精巣組織を免疫不全動物に移植、その移植組織の中で未成熟精子を発育、成熟させる。このため繁殖に利用できるうえに家畜のほか、野生動物にも応用が可能なので、未成熟の個体や事故などで死亡した希少な動物への適用も考えられ、絶滅が危惧されるアジアの貴重な豚品種など新たな保存・利用法の基盤技術として期待できるという。
この研究成果について同研究所と同大は、2月13日に同大で開く第12回麻布大学生殖・発生工学セミナーで発表する。
[SC相模原]
Jリーグ準加盟申請
2月中にも可否
(株)スポーツクラブ相模原(中央3—7—4、望月重良社長)は1月13日、県リーグ所属のSC相模原のJリーグ準加盟申請を行い、これを受けて26日、日本プロサッカーリーグの佐々木一樹常務理事らが来相、相模原麻溝公園競技場を視察すると共に同クラブに対する地域の協力体制のヒヤリングを行った。
JリーグはJ2昇格のために「準加盟クラブ」を1つの条件としている。いわゆる〝飛び級〟の優遇措置で、地域リーグ決勝大会に出場し2位以内に入ったうえでJFL(日本フットボールリーグ)の下位チームとの入れ替え戦でも勝つとJFL昇格を認めるという制度。
佐々木常務らの来相はクラブおよび自治体ヒヤリングと、現地調査を行うためで、加山俊夫市長もこの支援を要請した。これを踏まえてJリーグは2月中に予定している理事会に諮り、準加盟承認の可否を決める。
一方でSC相模原は今期初戦として1月31日、麻溝公園競技場で名波浩、藤田俊哉さんら元日本代表軍団のドリームチームを相手に戦い、2—0で勝利した。
[とぴっくとーく]
県倫理法人会女性委員会委員長の吉原洋子さん
「地域活性に女性の力を」
——女性会はどんな団体ですか。
「経営の倫理を学び、実践する女性経営者の団体です。県内に23の単会を持つ神奈川県倫理法人会の内部組織で、一時活動を休止していましたが、一昨年復活しました。経済不況からなかなか脱け出すことができない状況の中で、女性の企画力や行動力を生かして親会と企業に活力を吹き込んでほしいという要望を受けて再開しました。日本社会が直面している社会的な課題に取り組むことも活動の目的にしています。会員は県内各地でさまざまな事業を営んでいる、元気のいい女性経営者約100人です」
——具体的な活動内容は。
「毎月会合を開いて活発に情報交換しています。情報を共有しあうだけでなく、おたがいの元気を伝え合うという意味でもメンバーにとって大切なコミュニケーションの場になっています。また、活動の本来の目的は倫理経営の普及にありますから一人ひとりの経営理念を学び合うことにも努めています。活動を通じて仲間の輪を広げようという気持ちも強く持っています」。
——社会的な活動の面では…。
「女性の視点から今の社会の現実を見詰め、自分たちにできることをしたいと考えています。社会の根幹である親子の愛、夫婦の愛が失われつつあるのが今の日本の姿ではないでしょうか。女性にとって介護の問題も避けて通ることはできません。倫理に則った企業経営を目指す活動は、人の心が通い合う、よりよい社会を目指す活動でもあるのです。このメッセージを伝えるため、3月4日に横浜で俳優の長門裕之さんによる公開講演会を開き、大切な人と共に生きる幸せを多くの方々と一緒に考えたいと願っています」
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