2010年(平成22年)
相模経済新聞社
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3月22日 月曜日・祝日

 

 

 

3月23日 火曜日

[トップセールスに挑む]
フリーライターの吉川秀麿さん
Hanakoや企業情報誌で執筆・編集

 フリーライターの道を歩むきっかけになったのは出版社でのアルバイト。原稿取りやアポ取りなどの軽い仕事だった。1984年、上司の勧めで5カ月ほど滞米経験をしたあと、その上司が独立、開業した事務所に就職。テレビの大人気番組を下敷きにした『なるほどザ・ワールドの本』の制作・編集で本格的に出版の世界に入った。同時に多くの出版社の刊行物を手がけ、橋本治、荒俣宏というビッグネームの面識も得た。
 1988年、フリーの編集者兼ライターとして独立した。ときまさにバブルの絶頂へ登りつめようかというころ。自分で稼いだお金を手にした若い女性が生活を楽しむための情報を求め始めていた。
 この期待に応えるかのように同年に創刊されたのが、Hanako(マガジンハウス)。首都圏だけを取材エリアにした情報系雑誌。契約ライターとして参加した吉川さんの役回りは取材、原稿作成、構成など多岐にわたったが、何より春、秋ごとの特集記事の制作がいちばん大きな仕事だった
 「東京、横浜、鎌倉で1000軒以上の飲食店を取材した。自分で実際に食べてみてから掲載するかどうかを決めた。景気がよかったからよくロケにも参加した。夜、原稿を書いていると会社の人がタクシー券を配って歩くような時代だった」と回想する。『ポパイ』や『ターザン』といった男性向けの雑誌でも執筆した。
 だが、年を経るごとにHanako編集部の様子が変わった。若い女性部員が増えていたのである。「時代の変化を感じた。ファッション系の雑誌に首を突っ込むつもりもなかったから、Hanakoから身をひいた」。1998年のことである。
 その後も数々の実績がキャリアを彩る。例えば横浜駅東口の横浜スカイビルの館内誌の編集、『ピアMAPハワイシリーズ』での現地取材と編集、(株)JTクリエィテイブサービスの社内報の制作・編集、北海道国際航空の機内誌の制作などである。これらによって、企業関連の情報誌という分野でオールラウンドライターの地歩を築いたと言える。
 「企業とのかかわりを深めることで経営企画に参加する機会も増え、顧客管理やブランディング戦略、コーポレートブランド経営のあり方を学ぶことにもつながった」と吉川さん。編集者の目を通して日本の企業の在りようをつぶさに見てきたのである。最近ではウェプサイトへ手を広げ、キリンビール『キリン一番搾り』のテレビCMとリンクしたうまいもの情報を取材・執筆した。
 吉川さんは今、「地域」に目を向け始めている。2月に友人の塩田久人氏と共同でブログマガジン『SAGAMIHARAIDING〜探訪・相模原っぱ』をスタートさせ、お気に入りのカフェ、ビューポイント、神社仏閣を掲載している。サイトを訪れる人は、市内在住15年のフリーライターの感性が、地元の何をどう捉えているかを知るに違いない。

 

[お好み焼きの店「にかい」]
津久井町中野にオープン
素材の仕入れは地元の店から

 津久井風お好み焼きの店を目指す「にかい」(式部夏樹店長)がこのほど、国道413号線沿いの相模原市津久井町中野1362—4(梶野ビル2F)にオープンした。
 広さ63平方メートルの明るい店内に鉄板を備えた4人掛けテーブルを5卓並べて開業したもので、地元在住のオーナー式部真さんは「ビルの2階にあるので、にかいにしました」と店のネーミングの裏話を笑顔で明かす。
 メニューは4種類で、豚玉、いか玉、えび玉が500円、ミックスが600円。そば、いかなどのトッピングも100円で提供する。「家族連れやグループに気軽に足を運んでもらえる店にしたい。焼き具合や味付けはお客さんのお好みまかせ。津久井の味を作ってほしい」と同オーナー。
 大部分の素材を地元の店から仕入れており、バニラとキャラメルのアイスクリーム(各200円)にも津久井湖ブルーベリーのトッピング(100円)を用意している。
 ビールと焼酎、つまみのオニオンスライス、枝豆などもそろえているが、子どもや女性などたばこを吸わない人たちに心地良く利用してもらうため店内は禁煙にしている。
 今、開店PRのキャンペーンとして実施しているのが、ミックス焼きの持ち帰りサービス。近隣の事務所などに勤める人の便宜を図り、昼間の時間、ミックスに限って電話予約を受け付け、定価から100円引きの500円で持ち帰りに応じている。手ごろなランチとして女性層に人気だ。
 営業時間は平日が午前11時〜午後2時、午後5時〜10時(9時ラストオーダー)。土・日・祝日は休憩なし。火曜日定休。電話042—784—0989。

 

[大和市立引地台小]
新入学の園児と交流
1年生が遊び対応

 大和市立引地台小(草柳3—1—2、柳川威校長)で2月25日、同小1年生と4月に入学するやなぎ幼稚園(中央5—9—6、下田將美園長)の年長園児112人が交流する「おもちゃランド」が行われた。
 園児たちが学校見学をかねてスムーズに小学生に移行できるようにと毎年行っている行事で、柳川校長のあいさつを受けて校内を見学したり授業の様子などを見て回った園児たちは、同小1年生たちが手作りで用意した「やじろべえ」や「ぴょんぴょんがえる」「わなげ」など10種類のおもちゃコーナーで一緒に遊んだ。
 その交流を楽しんだ園児の三ノ宮奏音(かのん)ちゃん(6)は「とても楽しかった。早く小学生になりたい」と笑顔で話していた。

3月24日 水曜日

[相模原エスティアート]
「市民協働」テーマにフォーラム

 NPO法人相模原エスティアート(橋本6—16—6、えび原恵子代表理事)は3月20日午後1時30分から杜のホールはしもと多目的室で「市民力!市民活力推進フォーラム」を開く。
 「市民協働の可能性を探る」をテーマに基調講演とパネルディスカッションで協働のあり方などを考えるフォーラムで、最初に明治大学政経学部教授の牛山久仁彦氏が「市民協働とは〜その現実と未来」と題して講演、このあと「協働の先に見えるもの」をテーマにディスカッションを行う。
 パネラーを務めるのは豊島区自治協働通信担当課係長の梅津なみえ、NPO法人コアネット理事の梶文彦、NPO法人子どもの森づくり推進ネットワーク代表理事の清水英二の3氏で、えび原代表理事がコーディネーターを務め、協働の事例紹介も行う。
 入場無料で定員100人。交流会には500円が必要。電話042—703—3066。e—mailはinfo@st-art.net。

 

[相模原]
市内20店でスイーツフェスティバル
スタンプラリーなど

 相模原市の商工会議所、パン菓子工業総合、観光協会らをメンバーにした実行委員会によるさがみはらスイーツフェスティバルのスタンプラリーが3月1日から始まった。
 市内の和洋菓子店ら20店が相模原産の「たまご」と「ゆず」を使って作った「さがみはらスイーツ」を一斉に販売すると同時に、3店で食べてスタンプを3つ集めると参加店共通の3000円分、1000円分のスイーツ引換券などが抽選で当たるラリーも行っている。
 フェスティバルは4月30日までだが、3月20日にはスイーツのグランプリを決める試食および販売双方の審査が相模女子大マーガレットホールと伊勢丹相模原店2階のギャラリースクエアで行われるが、試食審査会にはパティシエであり「かながわ食の大使」でもある柿沢安耶さんが特別審査員を務める。また、この表彰式は4月の市民桜まつり会場で行う。参加20店は次のとおり。
 ①ル・ポン(相模湖町与瀬本町16)②童人夢農場(ドリームファーム、津久井町青山3126)③浜田製菓(二本松4—26—17)④パティスリープリエ(西橋本1—20—19)⑤アンファンネージュ(下九沢1744—20)⑥手作り菓子工房プチ・ラパン(東橋本2—30—5)⑦カリメーラ(清新3—14—14)⑧(有)菓子工房くろさわ(横山3—33—1)⑨花みずき(千代田2—10—21)⑩句のお菓子セ・ラ・セゾン!(矢部1—14—8)⑪パティスリースーリール(富士見4—11—11)⑫jungleheadz cafe(千代田7—5—19)⑬西洋菓子海援隊(共和1—13—7)⑭ヒロセ洋菓子店(古淵5—6—9)⑮小川フェニックス(麻溝台5—14—39)⑯K-poche(南台5—10—17)⑰美味しいケーキの店光(相武台2—2—5)⑱ニューオリオン洋菓子店(若松3—26—9)⑲パティスリーパリシ(相模大野6—4—4)⑳リュミエール洋菓子店(東林間4—9—3)

 

[相模原市]
子育て応援のキャラクター決まる

 子育てを地域ぐるみで応援する市民意識の普及を目指して相模原市はこのほど、そのマスコットとなる子育て応援イメージキャラクターのデザインと愛称を決めた。
 いずれも公募で決めたもので、イメージキャラクターは昨秋募集し、11月27日の子育て支援フォーラム・交流会の参加者などの投票で市内在住の中田和泉さんの作品が最優秀賞に選ばれた。
 そのデザインは子どもの成長を周りの人がいつでも応援し、見守っているというイメージで、今年1月から2月にかけてはその愛称を募集、49作品を市民の投票などで選び、市内在住の大貫尚子さんの「はなたん」に決まった。

3月25日 木曜日

[麻布大学]
ネスレに特許権譲渡
プロバイオティクスで

 麻布大学(相模原市淵野辺1—17—71)は3月8日、2009年11月1日付けで譲渡契約を締結していたネスレリサーチセンター(スイス・ローザンヌ)にプロバイオティクス分野に関する特許権等を譲渡したと発表した。
 同大はかねてより乳酸菌をはじめとする微生物を使ったプロバイオティクス、ゲノム解析の研究を積み重ねてきた結果、2006年に生体での脂肪の吸収を抑え、肥満防止につながる可能性がある乳酸菌とゲノム情報の研究成果を国際特許出願し、(株)リクルートテクノロジーマネジメント開発室と協力、産学連携・技術移転活動を進めてきた。
 その結果、ネスレの基礎科学研究中核機関であるネスレリサーチセンターに同特許権を譲渡したもので、ネスレは25年以上にわたり、プロバイオティクスの健康上の効用について研究を積み重ね、同製品における先駆けとして、「栄養・健康・ウェルネス」分野で世界をリードしている。

 

[大和市立渋谷中]
卒業式にサクラソウ
中越地震機に今も

 大和市立中学校で卒業式が行われた3月9日、渋谷中(下和田49、小川輝夫校長)では今年も新潟県の旧塚山中から贈られたサクラソウがステージを飾った。  このサクラソウは2004年10月に発生した新潟県中越地震で被災した越路町立の塚山中に、渋谷中の生徒たちが救援物資を送ったところ、12月にお礼のメッセージと共にその苗が届けられたのがきっかけ。塚山中は卒業式でこの花を飾っていると知った渋谷中の生徒たちは同じように飾ろうと自主的に水やりなどを手がけて育てあげ、2005年3月の卒業式で初めて飾った。
 ところが2005年4月に越路町は長岡市と合併、翌2006年4月には塚山中も越路中に統合され、55年の歴史に幕を閉じた。このため両中の交流も途絶えたが、渋谷中は被災した当時の気持ちを忘れないようにと、大切に育て続けている。
 8つのプランターで育てたサクラソウで彩られたステージでは卒業生132人が1人ひとり、卒業証書を受け取り、最後に「虹」と「道」の2曲を全員で合唱すると、父母や在校生で埋まった会場からは大きな拍手が沸き起こり、卒業生のひとり保田安里さん(15)は「先輩たちから受け継がれたサクラソウの花が今年も飾られ、大変嬉しかった」と感動していた。

 

[イベント情報]

●27日から大和市春の香りを訪ねて花めぐり
 ①高座渋谷交流フェスティバル〜花めぐり(3月27日午前11時、28日午前10時から高座渋谷駅西口駅前広場・西側商業モールほか)27日にステージショー、ミニSL、フリーマーケット、模擬店、ビンゴ大会、28日にパレード、大抽選会など。②千本桜さくら祭り(4月4日午前11時から福田15号線千本桜みどり橋付近)演芸、模擬店、千本桜四季の写真展、さくら茶サービス(先着500人)など。③桜ヶ丘桜まつり(4月4日正午から桜ヶ丘駅東口ロータリー、金毘羅神社境内など)みこし、婦人会民謡おどり、大道芸、山車引き、稚児行列、甘酒サービスなど。④やまとふれあいの里レンゲまつり(4月29日午前9時から下和田いちょう団地前水田耕地内)模擬店、上和田凧の会による展示、こいのぼりなど。

3月26日 金曜日

[柏木実業専門学校]
医療事務、OAビジネス科
5月から基金訓練

 学校法人柏木学園(柏木照明理事長)の柏木実業専門学校(大和市深見東1—1—8)は2010年度無料公共職業訓練(基金訓練)として、5月10日から3カ月コースで医療事務科とOAビジネス科の2コースを開講する。この生徒募集を3月15日から開始、4月2日まで受けつける(ハローワークに求職申込・職業相談をしてから申し込む)。
 3月から始めた福祉・医療事務課(6カ月コース)に続く職業訓練で、内容は医療事務科が同事務と同演習、介護の事務と同演習、調剤事務などで、OAビジネス科は簿記会計および税務会計の知識、コンピューターの会計実習および操作演習など。修了後に検定試験を受験すると、医療事務管理士、日商簿記3級などの資格を取得できる。
 受講料は無料だが、教材費は自己負担。定員が医療事務29人、OAビジネス30人で、4月5日に面接を行い、8日に合格を発表する。訓練施設は医療事務が同専門学校、OAビジネスが同校研修センター(大和南1—16—23)。申し込み問い合わせは同校電話046—261—0158。

 

[相模原市]
チャレンジショップ支援事業の4店が開業

 相模原市のチャレンジショップ支援事業で2007年度から2009年度にかけて入選した4店が今年度、相次いで開業した。
 同事業は起業家精神に富んだ新規創業を支援するため、事業プランの応募を受けて書類および面接審査を行って入選者を決め、市が開業にかかわる店舗の改装費や賃借料の一部を奨励金として交付、開業の前後に専門家から店舗運営の個別指導も受けられるという制度で、2007年度に入選した日本料理・日本蕎麦店、2008年度の本格的なパン店と天ぷら懐石料理の店、2009年度自家焙煎珈琲店の4店が開業した。店名などは次の通り。
 ▽天陽(相模原2—2—20、渡辺勝志店主)電話042—707—4745。▽Pain de LUNALA(パン・ド・ルナーラ、淵野辺4—1—19、奈良武久店主)電話042—769—2343。▽蕎酒季菜・玄武庵(橋本3—20—17、岩澤順一店主)電話042—703—3341。▽石井珈琲店(城山町久保沢3—3—39、石井満店主)電話042—815—3141。

 

[相模大野駅周辺商店街連合会]
ガイドマップを発刊
まち案内の情報満載

 小田急線相模大野駅周辺の女子大通り商工振興会、同駅北口商店会、同銀座商店街振興組合、同南新町商店街振興組合による同駅周辺商店会連合会はこのほど、年間で5000人平均を数える転入者にまちを知ってもらうと同時にショッピングとウォーキングを楽しんでもらうガイド「相模大野商店街マップ」を制作した。  A2サイズをコンパクトな4つ折りにしたマップで、百貨店をはじめとした全ての店舗と自然やおしゃれのスポット、祭りや神社などを紹介しており、1万部を発行し、転入者向けに大野南出張所が3000部を配布するほか伊勢丹、相模大野駅、ステーションスクエア、グリーンホール相模大野と4商店会が7000部を配布する。

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