2010年(平成22年)
相模経済新聞社
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4月19日 月曜日

[相模原市]
景観条例を施行
10月から重点地区など指定へ

 相模原市が市議会3月定例会に上程した市景観条例が3月25日の本会議で可決された。事前協議や行為の制限などに関する事項で6カ月間の周知期間を経て10月1日から施行される。
 2004年に国の法律で景観法が施行され、法的な強制力を持った景観形成をはかるための制度が創設されたのを踏まえ条例化したもので、市はあわせて景観計画を策定する。
 これにより、市内全域で高さ12メートル以上または延べ床面積および敷地面積が1000平方メートル以上の建築物などを対象に事前協議や届出制を導入、建築基準法などで規制が難しかった派手な色彩の制限や道路沿いへの緑化施設の設置などを規制、誘導を行い、周辺環境と調和した緑豊かな景観形成を推進、基準に適合しない場合は変更命令や勧告を行う。
 また、積極的に景観形成をはかる必要があると認める地区は住民の合意形成をはかったうえで「景観形成重点地区」に指定、一方で市民に親しまれている景観資源を①景観重要建造物②景観重要樹木③地域景観資源に指定、その保生 活用に取り組む。

 

[さがみはらスイーツフェスティバル]
グランプリにセ・ラ・セゾン!の「相模原の香り」

 相模原市内の和・洋菓子店20店が参加して行われた「さがみはらスイーツフェスティバル」の審査会が3月20日に行われ、相模女子大における試食審査、伊勢丹相模原店における販売審査の結果、グランプリには旬のお菓子セ・ラ・セゾン!(中央区矢部1—14—8)の「相模原の香り」が選ばれた。
 この日は県立相原高校生による食育や地産地消についての活動が発表され、伊勢丹ではフェスティバルに参加した店のスイーツが販売され、全品を完売した。グランプリ以外の入賞者とスイーツは次のとおり。
 【審査員特別賞・洋菓子部門】小川フェニックス(南区麻溝台5—14—39)さがみはらゆずっこぷりん【同賞・和菓子部門】(有)菓子工房くろさわ(中央区横山3—33—1)相模原育ち【相模原商工会議所会頭賞】西洋菓子海援隊(中央区共和1—13—7)相模原マドレーヌ香り豊かなゆず【津久井地域商工会連絡協議会会長賞】花みずき(中央区千代田2—10—21)さがみはら柚子姫【相模原市パン菓子工業組合組合長賞】ル・ポン(緑区与瀬本町16)さがみはらゆずワインケーキ。

 

[イベント情報]

●子どものための「はじめてのクラシックコンサート」
 5月3日午後2時から県立藤野芸術の家。ピアノ、オーボエ、ファゴットなどオーケストラで活躍中の演奏家たちによるコンサート。全席自由で500円。電話042—689—3030で予約を受けつける。

●第7回森のコンサート
 5月8日午後0時30分から根小屋地区森のステージ。近隣のアーティストによるイベントで、雨天中止。電話042—780—2420。

●舞太鼓あすか組獅子奮迅
 4月21日午後6時30分からグリーンホール相模大野大ホール。S4500円、A4000円。

4月20日 火曜日

[トップセールスに挑む]
藤スポーツ代表の佐藤季生さん
野球中心のスポーツ店を経営して38年

 1964年に開校した県立相模原高校の一期生。野球部に所属し外野手として活躍。2年生のとき県大会でベスト4に入った。法政二高、Y高といった強豪を破って準決勝まで勝ち進んだ新設校の大健闘を、ある新聞は「歴史的な快挙」とたたえた。
 卒業後は横浜高島屋に就職。午前中は野球の練習、午後は対面販売の仕事という生活を送った。69年には母校野球部の監督に就き、以後約10年間後輩を指導した。県大会ベスト8が最高の成績だ。
 そんな中、「野球をやりながら自分の商売をしよう」と思い立って72年、市役所通りに面した中央区横山3—31—5に「藤スポーツ」を開業した。母校まで歩いて2、3分の立地である。
 もちろん野球用品が中心で、グローブ、バット、スパイクなどがよく売れた。アマチュアチームのユニフォームの新調、更新も大きな収入源になり、順風満帆の船出。80年に店を建て替えてさらに売り上げを伸ばした。
 だが、量販店の進出、ブランドの多様化などで個人の小売業は苦しい状況に追い込まれる。とくに最近3年間は売り上げが伸び悩んでいる。「昔は商品が値上がりしても売れたが、今は値下げしても売れない」と佐藤さんは苦笑交じりに語る。
 しかし、時流を見ながら手は打っている。その1つは仕入先のしぼりこみ。「多くのところから少しずつ仕入れるやり方は通用しない。お客さんが欲しいと思うブランドを優先させてある程度の量をそろえている」と佐藤さん。これと連動して常備するスポーツ用品も野球と卓球に限定している。サッカーにまで手を広げるにはプレーヤーやファンのニーズの幅が広すぎる。
 「年間の取引契約を結ぶとき、仕入れの量に応じて価格も変わる。だから1つの仕入先からできるだけ多くの量を確保する必要がある」というのが台所事情だ。今は3つのメーカーの製品が主力。「高島屋に勤めていたころは、仕入れ業者より小売りの方が強い立場だったが、今は立場が逆」と今昔を比較する。
 ただ、取り扱う商品の主軸を今でも野球用具にしているのには別の理由もある。
 「自分がその品物の特徴をよくわかっているものでないとお客さんに満足な説明ができない。例えば、子どもは大きいグローブで練習するより、小さいグローブで練習するほうが上手になる。私の説明に納得してもらい、その子に合った用具を使って上達し、野球をするのがもっと楽しくなればと願っている」
 自身の経歴を土台にしたこうしたアドバイスは野球への愛着の深さを伝えているに違いない。経営面では固定客を確保するため25パーセント、30パーセントオフのサービス期間に約800枚のダイレクトメールを送り、「4割くらいは来店してくれる」という。打率4割は高校野球のスラッガー級の数字。客との長年にわたる強い絆が店を支えていることを如実に示している。

 

[三栄ハウス]
展示場で昔ながらの上棟式

 三栄ハウス(相模原市南区相模大野3—20—1)は3月17日、4月中旬のオープンを予定している横浜市旭区中白根4—13—5の「街なかeco展示場」で昔ながらの上棟式を行い、近所の住民や同社関係者など約50人に屋根の上から餅や菓子を振る舞うイベントを行った。
 同展示場は、2009年度にグッドデザイン賞を受賞した同社のエコポイント30万ポイントの対象住宅「NOKI」のモデルハウスを展示、このほか住宅の新築やリフォーム、ガーデニング工事とか相談にも対応し、地域に定着した住まいの情報ステーションにする。

 

[県立相原高校]
食の架け橋賞「大賞」受賞
カレー、牛乳開発等評価

 県立相原高校(相模原市緑区橋本2—1—58、鈴木芳行校長)の畜産部が第39回日本農業賞・特別部門の第6回食の架け橋賞「大賞」に選ばれ、3月13日にNHKホールで行われた授賞式で表彰を受けた。
 JA全中、JA都道府県中央会とNHKが主催する日本農賞は、農業の経営や技術の改革に意欲的に取り組む農業者団体を対象に表彰しており、特別部門の「食の架け橋賞」は食と農の距離を縮める個人や集団組織を対象にしており、全国から28件の応募があった。その書類審査と現地調査を踏まえて同高が唯一教育現場の取り組みとして大賞を射止めただけに話題を呼んだ。
 畜産学科19人、食品科学科2人と登健太教諭ら畜産学科教諭7人による同高畜産部は、自然飼料の生産による牛乳や牛肉・同加工生産、食品メーカーが排出する食品残渣をリキッド給与した豚肉、同加工品生産とこれら商品の地域向け販売、所有農地におけるコスモス畑による景観提供などを通して農と食、地域の絆を紡ぐ取り組みを行ってきた。
 そうした中で2007年には老廃牛を活用した商品開発に取り組み、(株)デリカフーズ、(株)新宿中村屋の協力を受けて「相原カレー」を開発して商品化、2008年には繁殖新技術の導入でコストを低減した「相原牛乳」を48年ぶりに復活させ販売を始めた。
 2008年にはまた、新宿中村屋との連携で、同社の食品残渣を飼料化する取り組みも始め、(株)小田急フードエコロジーセンターを介したリキッド発酵飼料の製造と給付を通した養豚で豚肉加工品の商品化と販売を実現。こうした食肉ならびに畜産加工品を地域の学校給食や住民販売につなげた農業と食を結ぶ取り組みが評価され、大賞を受賞した。
 この模様の一部が3月28日のNHK教育テレビの「日本農業賞特別番組」で放映され、4月11日のNHK総合テレビ「にっぽんの歌ふるさとの歌コンサート」でも一部が紹介された。

4月21日 水曜日

[磯部の中村家住宅]
主屋一部を一般公開
勝坂遺跡一部も

 相模原市は4月1日から国指定史跡勝坂遺跡D区の一部開園と建造物としての国登録有形文化財の中村家住宅主屋一部の一般公開を始めた。また、これに先立ち、3月27日にオープン記念式典を行い、加山俊夫市長らが同住宅披露のテープカットなどを行った。
 史跡勝坂遺跡公園は約500年前の縄文時代中期の大集落跡で、1926年(大正15)に大山柏氏が発見した土器は、装飾的な文様や顔面把手(がんめんとって・顔を表現した取っ手)などで注目され、後に「勝坂式土器」と呼ばれ、縄文時代中期の標式土器になった。
 整備したのは2ヘクタールに設けた管理棟のほか、笹茸、土茸の復元住居と敷石住居跡のレプリカなどで、笹茸き屋根の竪穴住居の復元は本邦で初めてという。整備費は9800万円。
 また、旧中村家住宅(南区磯部1734)は幕末期の和洋折衷住宅として全国的にも極めて貴重な建造物で、当初は3階建てだったが、関東大震災で3階部分が取り除かれ、その部材の一部が良好な状態で屋根裏に保管されている。鎌倉大工の石井甚五郎が10年の歳月をかけて完成したと伝えられており、詳細な板図が残されている。
 整備したのは1800平方メートルの敷地と主屋部分400平方メートル、長屋門部分90平方メートルで、整備費は約1000万円。2009年9月に市寄贈が決まった。月曜から水曜日を除く開館時間は午前9時30分から午後4時まで。

 

[相模原スタンダードプロジェクト(仮称)]
太陽光新技術で行政と中小製造業が連携提案
20社の取組み想定

 相模原市が4月1日、全国で19番目の政令指定都市になったが、これを弾みに市と地場の中小製造業が連携し、太陽光を熱エネルギーに良質の温水を住宅に供給するシステムを構築、それも(仮称)相模原スタンダードのプロジェクトとして展開する構想が持ち上がり、実現すれば中小製造業の技術を結集する形になるだけに、新たな取り組みとして注目されそうだ。
 この構想を提案したのは相模原商工会議所工業部会長の稲場久二男氏で、相模原市倫理法人会が4月13日午後6時30分から市民会館大会議室で行う経営者イブニングセミナーで明らかにする。
 稲場氏はこの提案にあたって、太陽光発電の技術について「大手半導体企業の範にあり、中小企業が参入出来るのはインバーター、照度計、バッテリー充電補助機器など限られた範囲」と指摘、従来の太陽温水器についても「屋根に取りつけた温水器(200リットル)で昼間、太陽光で温めた温水を風呂などに利用するシステムだが、夕方には冷めてきて、夜遅くなって利用するには予備炊きが必要で、雨漏りなど被害が出たりして安全性の面でもトラブルが発生している」として、新たな提案をしている。
 その骨子は、「すでに開発されている銅製の熱交換パイプを活用し、太陽熱をレンズで集光し100度Cの熱エネルギーを創り出すシステム」で、この開発に要する技術課題として、10点ほどを挙げている。
 ①プラスチックレンズの型式・性能②同レンズのホールディング材質と設計・試作③レンズを複数取り付けるハウジングの設計、製作④太陽の軌道に追従して効率良く太陽光を集めるシステム(市内に開発企業あり)⑤熱パイプを収納するステンレスボックスの設計、試作⑥同パイプを保温する断熱材、断熱方式の開発、検証⑦低流量のポンプの開発とモーター選定⑧地下埋設タンクの開発⑨地下土木工事の仕様書の検討⑩システムを模索する電気、電子、制御盤の安全性などの検討などで、これらの技術開発にあたっては地場製造業として20社ほどを想定している。
 また、市行政も参画した共同開発を提案、このための補助金にも触れて、それが税収アップにつながると促している。このためにまた、行政がイニシアチブをとるようにも勧めており、コーディネーターとしてのスペシャリストも必要不可欠と指摘している。
 その一方で、商工会議所に事務局を配置し、参加企業が打ち合わせを行うため市産業会館の会議室の提供、同会館地階を実験工場にする案も提言している。

 

[相模原中央商店街協同組合]
第5回絵本コンクールで近藤さん受賞

 「絵本の生まれるリバティ・タウン中央」地域の小学生による絵本コンクールを行っている相模原中央商店街協同組合(横山房男理事長)は3月29日、市立産業会館で第5回コンクール相模原市長賞などを受けた受賞者の表彰式と第4回コンクールで市長賞を受けた作品の出版記念式典を行った。
 第5回の受賞者は清新小5年生の近藤咲良(さくら)さんの「パクリ!!」で、第4回受賞作で出版したのは星が丘小5年生(当時)の小布施歩美(あゆみ)さんの「あなからだして」。

4月22日 木曜日

[大和市しらかしの家]
ゴーヤ育成伝授
緑のカーテンづくりで

 大和市は市役所や市立小中学校など公共施設で進めてきた緑のカーテンを家庭でも普及させてもらうため3月20日、泉の森にある自然観察センター・しらかしの家(上草柳1728)で、緑のカーテンの作り方教室を行い、参加した市民ら31人にゴーヤの育て方を伝授した。
 つる性植物を育てて建物を覆い、夏の強い日差しをやわらげ、壁面を通して建物内の温度上昇を防ぐのが緑のカーテンで、この日は同市グリーンアップセンターでみどりの相談員を務める石田重雄さんが講師になり、ゴーヤの用土のつくり方、種のまき方、管理方法など作業手順や注意点を紹介。一方で市職員がネットの設置の仕方を実演し、参加者も一緒に作業しながら2階から張ったネットを完成。そのうえで全員にゴーヤの種とネットロープが渡された。
 この結果、教室に夫婦で参加した会社員の木藤正義さん(西鶴間、60)は「これまで挑戦はしたが、詳しい栽培まで知らず、発芽させる方法とかネットの設置などとても勉強になったので、自宅でさっそく実践したい」と話していた。

 

[大和市少年消防団]
「優良な少年消防クラブ」受賞
全国37団体の一角に

 大和市少年消防団(堀ノ内慎哉隊長・市立桜丘小6年)が総務省消防庁や全国消防長会などで構成された全国少年消防クラブ運営協議会から「優良な少年消防クラブ」として表彰され、3月29日に大木哲市長を訪れ、この受賞を報告した。
 この表彰では「特に優良な少年消防クラブ」として全国で19団体が受賞、大和少年消防団が受賞した「優良な少年消防クラブ」では37団体が受賞した。
 防火・防災思想の普及を目的にした少年少女による自主防災組織の同消防団は2009年5月現在、全国で5095クラブあり、団員は約43万人を数える。
 その中の受賞とあって、同団運営委員会の山郫潤一会長らに伴われて市長報告に臨んだ堀ノ内隊長は、「受賞はとても嬉しかった。今後は後輩たちに『特に優良な少年消防クラブ』を取って欲しいと思います」と緊張したおももちで話していた。

 

[風と大地の饗宴]
全国の大凧が集結
24日と25日に新戸スポーツ広場で

 例年の相模の大凧揚げが政令指定都市に移行した記念で各地の大凧を結集した「風と大地の饗宴」として4月24日と25日、相模川沿いの新戸スポーツ広場で繰り広げられる。
 浜松まつりの大凧、八日市大凧、春日部大凧、白根大凧合戦、越中だいもん大凧に地元の座間新田宿、座間そして相模の大凧が競演するイベントで、24日は子ども凧揚げ大会が主になるが、25日午前11時からは浜松、八日市、座間、午後1時からは越中、白根、春日部、座間新田の大凧揚げがあり、この双方に相模女子大学小町凧、相模原商議所青年部の照る手姫凧、相模の大凧が加わり、25日正午からは記念イベントとして在日アメリカ陸軍軍楽器ディキシーバンドの演奏、浜松「激連ラッパ」の練り、光明学園相模原高校和太鼓の演奏などが披露される。
 ちなみに、相模の大凧揚げでは三菱重工ダイナボアーズの選手たちが引き手で参戦する。
 交通は小田急相武台駅下車神奈中バス相武台下駅下車で徒歩15分。

4月23日 金曜日

[とぴっくとーく]
相模原市青年工業経営者研究会会長の片岡剛さん
挑戦と成長の1年に

——今年度の活動方針は。
 「昨年度が創立30周年で、記念事業や連携推進事業などを通して青工研の活動を外部へ発信する成果を上げたと思います。今年度は会員がもう一度、青工研に参加している目的を自分に問いかけ、自分と自社を成長させるために何をしたらよいかをしっかりと考えながら活動する一年にしていきます。その意味をこめ、統一テーマを『成長〜自らへの挑戦』としました」
——どんな活動に力を入れますか。
 「ブロック活動に重点を置きます。45人のメンバーは3つのブロックに分かれて毎月1回のブロック会に参加していますが、この中で全員が1回は自分でテーマを決め、企画から実行まで主体的に運営します。会社経営で悩んでいることや学びたいことなど、今の自分にとって切実な問題をテーマに据えて、みんなで考え、意見を述べ合っていきます。それが、青工研の基本理念である『地道に自ら学ばん』という基本理念に即した活動になると思いますし、自分への挑戦にもなると考えます。自分をさらけ出し、考えをぶつけ合うことが長い付き合いのきっかけ作りにつながることは私自身が体験してきたことです。それが、厳しい経済状況を乗り切るために支え合い、連携し合う一歩にもなると考えます。精神的な面でも事業の面でも仲間との信頼関係を深める1年にしたいですね」
——会員の推移は。
 「ここ2、3年で半数が入れ替わる見込みです。最近の新入会員は経営や入会する目的についての意識が高く、頼もしく感じていますが、会員として積極的に活動してもらうため、ブロック会を通じて育成に力を入れ、伝統を継承していきたいと思います」

 

[伊勢丹相模原店]
湘南スタイルフェア開催
26日まで

 伊勢丹相模原店は雑誌「湘南スタイル」とコラボレイトした「湘南スタイルフェア2010」を4月21日から26日まで本館2階のギャラリースクエアで行う。  湘南地区の衣食住にわたる人気・話題ショップを紹介し、個性的な商品を提供するもので、スポーティフの婦人ドレス(1万6590円)、エスクゥーニィの婦人パーカー(6825円)、セブンマイルズクラブのかごバック(6510円)、キャビーのロンパス(3990円)、サラーのホーロー缶(大・2415円)などのほか、湘南ものづくり作家たちの帽子、ボーンカービング、アクセサリー、器などを販売、ビンテージアロハ展も行う。
 一方、24日午後1時からはマイク眞木氏のミニライブ&トークショーが行われる。

 

[相模原商工会議所都市産業研究会]
中学生向けの啓発冊子発刊
行政機関への提言活動にも活用

 相模原商工会議所都市産業研究会(中村昌治会長、36人)はこのほど、1年間の研究成果をまとめた「さがみはらの15年後の君へ」と題する中学生向けの冊子(A5判14頁)を発刊した。
 会の名称にちなんだ「とさん犬」というキャラクターが読者に語りかける体裁の読み物で、会員が文章作成を分担した手づくり作品。人口減少社会、環境革命、安心安全な都市、地産地消といった近未来の日本の姿を紹介しながら相模原の特性を解説し、将来像を展望している。
 この中で、自然と都会的豊かさが共存する相模原から新しい製品や産業を生み出すよう促し、相模原の物流力と公共交通の潜在力が大きいことも説明、「君たちが移動し、行動することで様々な出会い画生まれ未来が拓ける」と語りかけている。
 また、JAXAの立地による宇宙とのつながり、津久井スローライフ・エリアの可能性などにも言及し、巻末では中学生がベンチャー精神を持って創業を目指すよう期待するとともに、「未来に向かって相模原のことを考えていこう」と呼びかけている。
 中学生を対象にした冊子だが、内容は相模原の将来にかかわるキーポイントを網羅して要点を簡潔に説明おり、幅広い世代への提言になっている。
 今後、行政機関への提言活動にも活用するという。

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