2012年(平成24年)
相模経済新聞社
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ご挨拶

新年、明けましておめでとうございます。
この新しい年がより佳き年になるよう、社員一同心より祈念致します。

1月 2日 月曜日・年始休業

1月 3日 火曜日・年始休業


1月 4日 水曜日

[ 相模原市 ]

首都圏の「防災拠点都市」へ
加山市長が意向

 東日本大震災を機に「防災」がまちづくりのキーワードになっているなか、相模原市の加山俊夫市長は「相模原を首都圏の防災拠点都市にする」考えを明らかにした。

ポテンシャル背景に

 この考えはすでに首都圏首脳会議などでも触れているが、これによって相模原の立ち位置を際立たせる狙いがあると見られ、この提案を今後どう具現化するかが注目される。
 リニア中央新幹線の市内中間駅設置やさがみ縦貫道の開通などにより相模原のポテンシャルが高まる動きを背景に、本紙の市長新春インタビューで改めて明らかにした(紙面15面に掲載)。

「安全・安心」資源を糧に

 この要因として、市長は相模原台地の岩盤の強さなどを挙げる一方、相模ダムや津久井ダムによる水の供給能力の利点もあげ、そうした「安全・安心」が市内の産業振興につながってきた経緯などを強調、「こうした資源が今後ますます重要度を増す」とも指摘する一方、旧日本帝国陸軍から米軍に渡った市内の基地問題にも触れながら、今後はこの返還によって「負の遺産が富の財産に替る」とも述べ、JAXA機関のキャンプ淵野辺跡地進出や小田急線相模大野駅北口の米軍医療センター跡地の再開発などがその証しの1つという見解を示した。
 また、相模原のこうした動きが「首都圏発展のターニングポイントになる」とも強調、防災拠点都市を目指すなかで、東日本大震災のような災害が首都圏で発生した場合、受け皿となる可能性にも言及した。

− 1月 1日号掲載記事より−


1月 5日 木曜日

[ とぴっくとーく ]

公益社団法人相模原青年会議所理事長 森 正雄氏
社会に輝きの連鎖を

――12年度活動の基本的な考え方は?
 「他人のために尽くす利他の精神を持って活動し、今の社会をよりよいものにして次の世代に引き継いでいくことを目指します。そのためには市民に私たちのまちづくり活動に参加してもらうことが必要です。市民1人ひとりにコミュニティへの参加意識を高めてもらい、笑顔あふれる持続可能な地域社会の創造を目指す活動を展開したいと考えます」
――具体的にはどんな事業を?
 「中心になるのは市民討議会です。2008年から取り組んでいる事業ですが昨年、初めて市との共催で無作為抽出による住民参加の形で実施しました。サイレント・マジョリティの声を行政に届けることはまちづくりのために不可欠だと考えています。今年度もこの形での実施を提案していきます。シティセールスにも取り組み、相模原市の持つ自然の魅力を発信するため、トレイルランニングを実施します。市民桜まつりでのごみの分別回収を通じた資源循環の呼びかけや、子どもたちに夢を伝える活動も継続していきます。東日本大震災を教訓として災害への備えも考えなければなりません。相模原での災害対策、特に最初の3日間の対策を立案します」
――JC活動に込める思いは?
 「社会の主役は市民であり、市民主体のまちづくりこそ未来を開くというメンバー一人ひとりの思いがJC活動を支えています。積極的に活動することで自分が輝き、その輝きが地域の輝きにつながると信じます。地域が輝けば国が輝くでしょう。人が互いに思いやりと感謝の心で接すれば社会に輝きの連鎖が生まれると思います。それを信じて仲間と手を携えながら行動していきます」

(戸)


− 1月 1日号掲載記事より−


1月 6日 金曜日

[朝日建設]

賃貸住宅建築で6年連続県内1位

 高気密・高断熱の「暖・断」(だん・だん―暖かい断熱材)のブランドで鉄筋コンクリートの賃貸マンションの建設を手がける朝日建設㈱(相模原市中央区淵野辺4―16―14、中川秀樹社長)が2011年も賃貸住宅建築ランキングで6年連続神奈川県第1位(全国賃貸住宅新聞調べ・11月)を記録、好調な業績をキープしている。

地主営業で手堅く

 同調査は着工ベースを基にランク付けしたもので、朝日建設が手がけた物件は地主営業を主に29棟359戸にのぼった。また、このランキングで上位を占めているのはほとんどがハウスメーカーで、ゼネコンは少数派のため、この面でも注目を浴びている。
 施工エリアは当初、地元の神奈川県内が中心だったが、近年は東京都内が最も多く、埼玉、千葉まで拡がっているという。

入居率も高く97.13%

 そうした中で同社は完成後のアフター点検にも注力、1、2年後の定期点検、10年後検診も行っている。物件のオーナーに安心感を提供するためで、その延長で過去11年間の施工物件を調査した結果、入居率は97.13%と高い実績をあげている状況も判明した。

見学会やアフター点検持ち味

 また、受注キープのために施工現場の見学会も欠かさず、完成までに2回行い、既存、新設双方のオーナーの関心を集め、これによって受注するケースも少なくないという。 一方で鉄筋戸建ての受注も増えている。東日本大震災の影響もあるが、「丈夫で長持ちするRC住宅」の工法が業績を後押ししている形で、同社の好調な受注は今後もなお持続しそうだ。

− 1月 1日号掲載記事より−


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