20112年(平成24年)
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日刊 相模経済新聞


最新の相模経済新聞紙面から、厳選した記事をお届け致します。

1月16日 月曜日

[ 相模原協同病院 ]

大地震想定し訓練
  250人が本番さながら

 相模原協同病院(相模原市緑区橋本2‐8‐18、高野靖悟病院長)で12月17日、大地震の発生を想定した大規模訓練が行われた。
 医師、看護師のほか市、緑区役所、北消防署、それに負傷者役の学生ら合わせて250人が参加した本番さながらの訓練で午前9時、地震発生が院内に放送されて訓練開始。ただちに高野病院長を本部長とする災害対策本部が設けられ、各病棟の担当看護師らが患者の被災状況やライフラインと医療機器の状態などを報告。本部長から「倒壊の恐れがある病棟から患者を移送しなさい」などの指示が飛び、「外来中止」もアナウンスが流れた。
 次いで赤、黄、緑で色分けされた3つの班が編成され、班ごとにゼネラルマネージャーとリーダーを選定して診療態勢を整え、救急口と正面玄関でトリアージ(治療優先度の判定)も始まった。
 人形や学生が扮した負傷者に仮託された症状をもとに医師がトリアージを行い、救急室で優先度の高い患者への救命処置や検査などを実施。手術の必要のある患者は手術室に搬送された。一方、帰宅できる患者には帰宅を勧告し、治療や応急処置が必要な患者の誘導なども行った。
 3・11の記憶が鮮明に残る中とあって参加者の表情は引き締まり、トリアージの指針となる表を真剣な顔で確認する研修医や、手順を確認しあう看護師の姿も見られただけでなく「空いているストレッチャーはあるか」「ない」といった無線を通じた緊迫感のあるやりとりも聞かれた。
 極めて実践的な訓練は予定通り2時間30分ほどで終わり、最後に高野病院長が「従来の訓練と違い、職員も学生もとてもリアルに行動してくれて感謝している。大規模地震が発生した場合にはきょうの経験を生かしたい」と総括した。

− 1月 10日号掲載記事より−


1月17日 火曜日

[ 相模原市 ]

観光親善大使を2月3日迄募集

 相模原市は今、第6代市観光親善大使を募集している。観光親善大使は市の観光振興とシティセールスに重要な役割を担っており、さまざまなイベントで市の魅力を発信している。相模原市の魅力を全国にPRする意欲を持つ人からの応募が期待される。
 応募資格は市内に在住・在勤・在学する18歳以上(12年4月1日現在)の人で、観光イベントやキャンペーン、メディアなどで観光PR等の業務ができる人。
 市内イベント会場での司会、パンフレット配布、市外イベントのステージ出演、テレビ出演などが具体的な業務。市観光協会ホームページのブログで活動内容を積極的に報告することも求められる。
 活動日数は年間15回程度(土・日・祝日を含む)。任期は12年4月1日から13年3月31日までの1年間。募集人数は3人以内。応募は2月3日必着。書類審査通過者を対象に2月18日に面接審査を行う。賞金は5万円。このほか活動時に報酬が提供される。
 応募申込書は市役所商業観光課、市各総合事務所、まちづくりセンターなどに用意してあり、市観光協会ホームページからもダウンロードできる。問い合わせは市コールセンター 電話:042‐770‐7777

− 1月 10日号掲載記事より−


1月18日 水曜日

[ 相模原フィルムコミッション ]

市内ロケを招致
  放映開始「デカ★黒川鈴木」

 相模原市が相模原フィルムコミッションと連携して全編市内ロケを招致した日本テレビ系の読売テレビ木曜ミステリーシアタードラマ「デカ★黒川鈴木」の放映が1月5日午後11時58分から40分番組として始まった。
 同ドラマは3月29日の木曜日まで全13話を放映、最初の4話は滝田務雄の原作「田舎の刑事の趣味とお仕事」「田舎の刑事の動物記」に基づいたストーリーで展開。このあとはオリジナルストーリーも登場する予定で、市名は仮名になったが、相模原市内シティーセールスの一環としてロケの観光スポットや産品を紹介、撮影に協力する。
 ちなみに、俳優陣で主人公「黒川鈴木」を演じるのは秘書、作家、映画監督と多彩に活躍する板尾創路(いつじ)で、部下の白石役に田辺誠一、赤木役に若手の田中圭、黒川の妻に鶴田真由らがレギュラー出演、ドラマ制作で協力している吉本興業の人気芸人もゲスト役で登場する。撮影期間は約3カ月で、市はこの間のスタッフ滞在による宿泊料、食費、その他で経済効果も期待している。

− 1月 10日号掲載記事より−


1月19日 木曜日

[ 高橋礼法きもの学院 ]

被災者に晴れ着姿
  非難の6家族撮影し贈る

 相模原市社会福祉協議会は、東日本大震災の被災者に晴れ着姿の写真を撮影し贈る活動をしている、同市の「高橋美登里礼法きもの学院」(南区大野台)講師の高橋美登里さんと連携し、12月5日あじさい会館(中央区)で被災者を対象とした「きもの姿での撮影会」を開いた。参加者の募集と会場の設置は社会福祉協議会が、美容と着付け、撮影は高橋さんのチームがそれぞれ担当し、相模原市内に避難、または縁のある6家族16人が参加した。
 様々な支援活動が行われる中、高橋さんは自らの仕事である「着物」を活用した新たな思い出作りを呼び掛けた。着付けは自身が行い、メイクと髪のセット、撮影はすべてボランティアで参加のプロが担当、貸衣裳は町田市の㈱丸中着物が無償提供し、写真の出力は市内にある大手チェーンの支店が、アルバムは都内の企業が匿名を条件に無償で協力している。
 当日は①メイクと髪のセット②着付け③撮影という流れで午後1時30分から順次開始し、最終組の撮影が終わったのは午後9時を過ぎていた。3歳の女の子から80歳の男性までという参加者の中には、震災で挙式できなかったので紋付袴と振袖での写真を故郷で避難生活をしている家族に贈りたい、というカップルもいたという。「震災後普段はお化粧もしていないという人も、お化粧をし、着物に触れることでどんどん表情が輝いてくるのがわかりました」と高橋さんは話す。
 写真は年末に重厚なアルバムの1ページ目に貼られ贈られたが、これには「後ろの空白ページをこれからの人生の楽しい写真で埋めていって欲しい」という願いが込められている。
 7月のとどろきアリーナ(川崎市)に続き今回が2回目の撮影会だが、今後も活動を続けるため、同きもの学院では講習料全額を活動資金に充てる「1デーレッスン」も開講している。詳しくは http://takahashi-kimono.jp/まで。

− 1月 10日号掲載記事より−


1月20日 金曜日

[ 相模原市商工会議所 ]

賀詞交歓会に250人

 相模原市商工会議所は1月13日、市立産業会館で12年度の賀詞交歓会を開き、国会、県会、市議会議員と市幹部をはじめとする来賓と一般参加者合わせて去年とほぼ同じ250人が参加した。

「真価問われる年」決意

 冒頭挨拶に立った河本洋次会頭は昨年の震災や原発問題、タイ洪水や超円高などの影響で地域経済にも依然厳しい環境が続くなかで迎えた今年を「政令指定都市の商工会議所としての真価が問われる年」とし、中期行動計画の最終年度に向けてこれまで以上に中小企業支援や産業振興施策の拡充に取り組むと強調した。
 具体的にはJR東海のリニア新駅を活かした広域的な街づくりの提言や新卒者向け合同面接会などの雇用対策、市内企業育成のための「さがみ縦貫道路インター」関連工事の市内企業への優先受注、GETプロジェクトを中心した中小企業の国際化対応、災害時の企業支援対策の構築や会員増加による組織力の強化を挙げた。
 また、16億5000万円の売り上げを実現した復興応援プレミアム付きさがみはら商品券や4月発売のブランド水の紹介も行い、「相模原商工会議所は今年も全力で市内の中小企業を支えていく」と熱を込めて語った。
 次いで来賓の加山俊夫市長が挨拶し、国内外の厳しい状況が続く中、リニア新駅や補給廠返還、さがみ縦貫道路など市が持つポテンシャルにより「広域交流拠点都市」として発展する可能性に言及。経済産業においても自主自律が求められる政令指定都市として「一歩も引かず、立ち止まらず歩む市政を展開する」と語った。
 さらに県央地域県政総合センターの二見研一所長、中村昌治市議会議長に続き、この日出席した民主党衆議院議員の本村賢太郎氏、後藤祐一氏(代理)、同参議院議員の金子洋一氏(代理)、牧山弘恵氏(代理)を代表して本村氏が祝辞を述べた。

− 1月 20日号掲載記事より−


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