日刊 相模経済新聞
最新の相模経済新聞紙面から、厳選した記事をお届け致します。
2月20日 月曜日
[ 相模原商工会議所 ]
青野原の水ブランド化
「さがみの潤水」と命名、今春発売
相模原商工会議所は4月から市の委託を受けて津久井・青野原の採水を商品化して販売する。このため試作品ボトルを用意したチラシ、Webを通してこの名称を募集した結果、ブランド名を「さがみの潤水」に決めた。
ラベルは相模女子大生制作
名称選定にあたっては①さがみの潤水②さがみの森の贈りもの③みずのわの候補名を示し、昨年11月19日から22日にかけて投票を呼びかけた。これに対し2114票の応募があり、「さがみの潤水」が986票でトップだったため採用したもので、ラベルは相模女子大メディア情報科の協力を受け制作を進めている。
初年度に30万本
販売するのは500㍉㍑が中心になるが、2㍑入りボトルなども検討中で、市内の小売店や公的機関、大学などで初年度30万本の販売を目指す。製造するのは既に中央区清新の㈱アクアテックに決まっている。
− 2月 20日号掲載記事より−
2月21日 火曜日
[ とぴっくとーく ]
相模原市副市長に就任した 小池 裕昭氏
広く長期的視野が重要
――これまでの主なご職歴は。
「旧自治省に入省してから地方自治体の財政、税、公務員制度などに関与してきました。山口県や福岡県、京都市など多くの自治体についてどういうことで困っているかを認識し、それにどう対応するかを考えてきました。沖縄振興に関与した職歴もあります」
――相模原市についてのイメージと認識は。
「戦後短期間のうちに著しい発展を遂げ、苦心の末に合併を果たした後、政令指定都市に昇格したと認識しています。政令市昇格については関心を持って見守ってきました。リニア新幹線の駅設置、相模総合補給廠の一部返還、小田急多摩線の延伸、さがみ縦貫道路の開通など様々なプロジェクトがあり、それに加えて豊かな自然にも恵まれています。首都圏の代表的な政令指定都市に発展する底力を持つ市というイメージが強いですね。着任後JAXAや工業団地、住民の活力に接し改めて市の底力を感じています」
――副市長としての職掌は。
「企画市民局の分野を担当します。企画、財務、税務、市民部の仕事が中心です。市民の意向に沿った区のあり方についても検討したいと思っています」
――抱負をお聞かせ下さい。
「高いポテンシャルを持つ相模原には地域だけでなく日本全体を見る広い、長期的な視野で施策を進めることが求められています。また道州制、大都市制度について様々な案が出ている状況の中で市民に地方分権について理解してもらうことも大切だと思います。この時期に相模原で仕事ができることを幸せに感じています。加山市長を支え、市政発展の成果を上げるために力を尽くしたいと思います」 (戸)
− 2月 20日号掲載記事より−
2月22日 水曜日
[ 相模中央不動産 ]
看板に避難所掲載
駐車場のボード活用
来年で創業50周年を迎える㈲相模中央不動産(相模原市中央区中央2‐12‐15、井上文夫社長)は、自社の管理駐車場に掲示している看板に、災害発生時の避難所・救護所と広域避難場所を記入する取り組みを加速させる。
同社は市内全域の約100カ所の駐車場を管理している。昨年の3・11大震災をきっかけに、物件名と自社の名前だけを明示している従来の看板を、駐車場のある地区のために活用することはできないかを検討し、市内で災害が発生したときにどこへ避難すればいいかを知らせるシールを貼り付けることにした。
「大震災以来、さまざまな業界が災害に備える試みをしている。地元で長く不動産業を営んでいる企業として、地域のために役立つことができればと考えた」と井上正人専務取締役。
避難場所については市が詳細なガイドを設け、掲示などによる広報活動もしているが、同専務は「日常よく目にする駐車場の看板に避難場所の情報を加えることで、住民に防災意識を高めてもらえれば」と目的を説明する。
事前に市が定めている避難所及び救護所の情報を集め、シールの記載と食い違いが生じないように配慮しており、市が救護機能を備えた避難所と定めている場所と広域避難場所を記載している。
同社の看板の規格は概ね縦80㌢横90㌢で、管理駐車場のうち約20件にはシールを貼り終わっている。「今後は地主さんや大家さんの了解をもらった上で、社員によるシール貼りを進め、今年中には残る80カ所すべてで作業を済ませたい」と同専務。
避難所・救護所については市のガイドを下敷きにしているが、「地域のために役立ちたいという当社の意図が伝わることを願っている。記載事項に住民からの質問があれば丁寧に答えていきたい」と、井上社長は地域貢献への意欲を示している。
− 2月 20日号掲載記事より−
2月23日 木曜日
[ 淵野辺駅北口・つるや呉服店 ]
華麗な雛飾り 23日から公開
JR横浜線淵野辺駅北口のつるや呉服店(相模原市中央区淵野辺3‐19‐13)で2月23日から28日まで、華麗な手作り吊るし飾りの展示会が行われる。毎年雛祭りの時期に行われており、今年で9回目。
吊るし飾りは、色とりどりの絹糸で作った縁起物や食べ物、鶴と亀、宝袋などを1列7個ずつ7列一組にして飾りつけた作品。一つひとつに女の子の健やかな成長と豊かな生活、安産、長寿などを願う思いが込められている。一組が49個なのは、人生50年と言われた時代の名残。男性の50年に対して女性は一歳少ない生涯を全うする意味を託しているという。
つるや呉服店では毎月2回、同店の萩生田武子さんの指導のもとで18人の中高年女性が制作に励んでおり、一年かけて仕上げた作品を発表するのを楽しみにしている。発表会を目前にした今は、最後の仕上げと飾り付けの段階だ。
「はやぶさ飾り」も
今年の特別企画は「はやぶさ飾り」。小惑星イトカワからサンプルを地球に持ち帰ったはやぶさの偉業にちなんで萩生田さんが作った高さ30㌢ほどの作品。イトカワ、はやぶさ、地球を表す三つの作品を一つにまとめている。「淵野辺ははやぶさの故郷。多くの人に見て楽しんでもらえれば」と萩生田さん。
展示期間中、同店は20あまりの吊るし飾りに五月人形も加わって華やかな色彩にあふれる。
時間は午前10時から午後5時。観覧無料。電話:042-752-2011。
− 2月 20日号掲載記事より−
2月24日 金曜日
[ 中島建設 ]
世田谷に東京支店を開設
デザイナーズ物件強化
都内の建築家によるデザイナーズ物件をかねてから手がけてきた㈱中島建設(相模原市南区松が枝町4番5号、中島一弘社長)が1月に東京支店(世田谷区船橋2-8-5、D―Square千歳船橋1F)を開設した。
事務所面積70・69平方㍍に関根孝太郎支店長をはじめ社員6人を投入した支店で、従来に増すデザイナーズ物件に向けて営業などを強化し「著名建築家による設計物件にさらに力を入れていきたい」としている。
設計コラボ導入で
同社は建築物件の受注で自社による設計施工と施主の要望に沿って建築家を紹介する設計コラボレーションシステムを導入しており、コラボシステムの場合は一度に複数の設計事務所の情報確認だけでなく、施主が気になる客観的な情報も提供できるので施主の時間と労力を大幅に軽減できるメリットがあるという。
同社はこの支店開設により、横浜営業所(横浜市中区山下町25―15)と合わせて本社と1支店1営業所体制にした。
− 2月 20日号掲載記事より−
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