2012年(平成24年)
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日刊 相模経済新聞


最新の相模経済新聞紙面から、厳選した記事をお届け致します。

3月19日 月曜日

[ ブックオフ ]

SC相模原支援

 SC相模原(㈱スポーツクラブ相模原、中央区中央3-7-4、望月重良社長)と、ブックオフグループで本やCDのネット販売を手掛けるブックオフオンライン㈱(相模原市南区古淵2-14-20、平山俊介社長)は「本を売ってSC相模原を応援しよう」の名でリユース品の売上金をチームに寄付するサポートを昨年12月から開始、支援の新手法として注目されている。

本やCD30点以上で

 対象商品は本、CD、DVD、ゲームソフトの4種で、利用者が30点以上を箱詰めしてSC相模原のホームページ専用フォームから申し込むと同社が運営する「宅本便」サービスで無料回収し、買い取り査定後に売上金がSC相模原に送金される仕組み。
 同社は町田ゼルビアで2009年から同様のサポートを展開しており、地元でも実現できないかという提案を受けて昨年12月から運用を開始した。
開始がシーズンオフでまだ日も浅いため実績は少ないが、SC相模原は今シーズンのホーム市立麻溝競技場の試合時に寄付品受付ブースを設置し、観客に持ち寄ってもらう方法も検討している。現金の寄付よりも敷居が低く、幅広い年齢層の市民による「サポート活動」が可能になる点も重視しており、同広報部は「少数でも持ち寄って頂くことでサポーターの裾野を広げ、チームとの結びつきを深めたい」と話している。

− 3月 10日号掲載記事より−


3月20日 祝日


3月21日 水曜日

[ 住友スリーエム ]

窓用フィルムで実験

 住友スリーエム㈱(東京都世田谷区)は相模原事業所(中央区南橋本3-8-8)で3月9日、同社窓用フィルム「スコッチティント窓用フィルムマルチレイヤーNanoシリーズ」を使った窓ガラスの遮熱と飛散防止効果を検証する公開実験を開催した。

地震、節電で効果

 東日本大震災では地震で割れたガラスでけがをするだけでなく、飛び散ったガラスが避難や復旧を難しくするケースが多かった。また原発事故以降の節電対策では、家庭やオフィスの夏の暑さ対策も課題になっている。
 同製品は地震と温暖化対策用に国内で開発されたもので、200層以上の高分子の膜を重ねた厚さ約80ミクロンの透明フィルム。素材の構造でガラスを保持して飛散を防止すると同時に、視界を遮らずに赤外線をカット、冷暖房効率を上げる効果を持つ。耐用年数は約10年から15年で、同社の劣化診断後必要に応じて貼り替えも可能。
 この日は同事業所実験施設で厚さ3㍉のガラスを入れた枠を加圧でゆがませて割る実験を行った。フィルムなしのガラスは大音量とともに割れ、枠の隅にかけらがぶら下がる状態だが、フィルムを貼ったガラスは割れても飛散せず枠に収まっていた。また、人間がぶつかることを想定してガラスに重りをぶつける実験でも同様の結果で、熱源を使った遮熱実験ではフィルムを貼ったガラス越しの温度が7度ほど低くなるなど、大きな効果を実証した。
 施工は窓の内側からフィルムの粘着面を水貼りするもので、ガラス交換に比べて短期間、低価格でできる。そのため昨年の震災後には引き合いが大幅に増え、三井物産本社ビルにも採用、同ビルの6月から8月の省エネ効果は9.3万㌔ワット、電力料金にして約189万円相当の削減効果があったという。
現在はゼネコンやリフォーム会社などが主な販売先で、企業など大規模利用が多いが、昨年から㈱ダスキン(大阪府吹田市)と提携、今年度は全国500の店舗で取り扱い、個人や中小企業向けの販売を強化する。

− 3月 20日号掲載記事より−


3月22日 木曜日

[ とぴっくとーく ]

SC相模原監督に就任した 木村 哲昌氏

JFL昇格を目指す

−−−新監督としてのスローガンは。
 「『ともに育ち、ともに戦う』を掲げています。サポーターの皆さんとチームがスタジアムで一体になって戦い、サッカーを通じてともに成長したいという思いを込めました。チームとしては、勝つために協力する、攻撃も守備も自分たちから行動を起こしていく、決してあきらめないという3つの鉄則を簡略に表す『CAN』をコンセプトにしています。チームの全員が気持ちを一つにして勝利を目指すチーム作りに全力を挙げます」
−−−今シーズンの目標は。
 「Jリーグ昇格への道を切り開くためのJFLへの昇格が最大の目標です。そのためにはまず関東リーグを制覇しなければなりません。一戦一戦を大切に戦い、勝利を積み重ねていきます」
−−−戦力的にはそれが可能でしょうか。
 「オフの補強でほぼ半分の選手が入れ替わり、5年目で本当にフレッシュなチームになりました。JFL昇格を実現するための戦力は十分に整ったと考えています。実戦で自分たちのゲームをすれば結果は出るはずです」
−−−サポーターへのメッセージを。
 「市民一人ひとりにサポーターになっていただき、スタジアムに足を運んで応援してほしいと願っています。選手に熱い声援を送り、90分間全力でプレーする姿を見れば必ず感動していただけるはずです。スポンサー企業にも支えていただき、選手は与えられた環境のもとで相模原を元気にするプレーをしようと本気になっています。サポーターと選手がともに喜んだり、涙を流したりすることがこれからのSC相模原を作るのです。ぜひ、相模原麻溝公園競技場でともに戦い、声援して下さい」    (戸)

− 3月 20日号掲載記事より−


3月23日 金曜日

[ エフビー・オート ]

40周年でアニバーサリーカー
  特殊車両を開発

  手作りのオリジナル車両開発ひと筋に今年3月で創業40周年を迎えた㈱F・B AUTO(エフビー・オート、相模原市緑区西橋本1-28-18、藤平光男社長)はこのほど、アニバーサリーカーとして1.5㌧ベースの特殊車両「FX2000」を開発、販売を始めた。
 コマーシャルカー或いはキャンペーンカーとしての利用を想定、フロントマスクに近未来的な要素をふんだんに取り入れ、既存の国産車では見られない機能とスタイルをアピール、車体にはサイドオープンとリヤードギアを標準装備した。
また、荷室内側は白色塗装と断熱材入りボードで仕上げ、同室内には厨房設備などがついていず、原車自体は白とカーボン仕上げの黒を基調にしているが、別途料金で塗装できるオプションを用意した。このほか床下げや通気扉など各種オプションもある。
 車両仕様は全長5730㍉、全幅2055㍉、全高2760㍉の2000㏄ガソリン車で、標準販売価格がギアF/5で558万円、A/Tで575万円。
 この発売を前に既に昨秋、スポーツ用品メーカーや化粧品メーカーなど大手企業4社からオファーを受けており、米国に本社を置くCN社と正式な受注契約を結んでいるという。
 ちなみに、同社が自社開発した車両は軽自動車から2㌧クラスまで12車種にのぼり、派生車を含めると43種を数え、98万円の低価格バージョンから1200万円クラスのキャンペーンカーまで手がけている。

− 3月 20日号掲載記事より−


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