日刊 相模経済新聞
最新の相模経済新聞紙面から、厳選した記事をお届け致します。
5月 7日 月曜日
[ 桜美林大学 ]
舞台芸術祭 GALAが開幕
桜美林大学の総合文化学群の学生が主体となって企画運営する舞台芸術祭「GALA Obirin2012」のオープニングセレモニーが4月12日午後6時30分からJR淵野辺駅北口のプルヌスホールで行われ、22日午後1時からの佐野功殺陣WS2012によるワークショップ「筋肉痛のススメ」で開幕した。同ワークショップは5月24日から27日までの4日間にわたって行われる。6月29日のクロージングセレモニーまでの主な公演は次のとおり。
ゴドーや「動物農場」
□ 野外ダンスパフォーマンス公演「はやぶさ 〜ここからつながる宇宙物語〜」。5月5日午後7時から同大PFC前とバスロータリー。
□ スタッフ企画「ゴドーを待つひともいない」5月12日午後2時、7時30分、13日午後2時から同大徳望館地下小劇場。
□ 交流公演企画 素晴らしき青春第6幕「動物農場」 公演は演劇が6月10日午後1時、11日と13日が午後7時からプルヌスホール。
□ 招聘公演 マームとジプシー「ドコカ遠クノ、ソレヨリ向コウ或いは、泡ニナル、風景」 6月22日午後7時30分、23日午後2時と6時、24日午後1時と5時からプルヌスホール。このほか学生5団の公演もある。
入場料金などの問い合わせは電話:042—704—7013。
− 5月 1日号掲載記事より−
5月 8日 火曜日
[ ハイスポット ]
救急隊員向け支援システム開発
スマートフォンを活用しサーバーレス
ソフト開発の㈱ハイスポット(相模原市南区相模大野8—3—10、杉本祥一社長)は6月、スマートフォン(スマホ)を利用した救急隊員向けの支援システム「救急隊員Navi(for Android)」を発売し、相模原市の救急現場でのトライアル運用を開始する。
救急車到着後、受け入れ先確定までの時間短縮のために開発したもので、ピアツーピア(P2P)を使ったサーバレス情報共有システムによる、リアルタイムの情報共有が特徴。
端末には毎日更新される受け入れ可能病院と診療科、空きベッド数などの情報が「2次応需」「3次救急」などの分類で表示、出場した隊員は確認後通話ボタンで受け入れを打診する。
「手術中」等情報共有
たとえば、ある医療機関に問い合わせて受け入れ不可だった場合、通話後に端末側から「ベッド万床」「手術中」などの理由とともに登録すると、その情報が即時に全端末で共有され、他の隊員は速やかに別の病院を探せる。各隊員の問い合わせ結果の有効活用で患者の待ち時間を減らせるほか、病院側にも職員の電話対応時間を減らす効果がある。
相模原市が現場でトライアル運用
開発期間は約1年。市の開発補助金制度に採択され、同市消防隊員のヒアリングも活かしているが、杉本社長は「トライアル運用でさらに利用しやすく改良していきたい」と話している。
基本パッケージの価格はスマホ1台あたり3年リースで30万円(端末・ソフト代込み)。運用保守料は端末30台以内で年間基本料60万円。電話:042—702—2550。
− 5月 1日号掲載記事より−
5月 9日 水曜日
[ 県央カルチャー ]
キッズ講座拡充
月謝 2ヵ月半額も実施
大正琴からキッズヒップホップまで60あまりの講座を設けている習い事の専門店、県央カルチャー(相模原市南区相模台2‐3‐4、奈須啓晃事務局長)は8月末まで、子どもを対象にした講座について月謝半額、入会金無料キャンペーンを実施している。
同店は今春、子ども向けの講座を充実させるため新たにキッズヒップホップ、キッズチア、親子フラ・子供フラ、ピアノの4つの講座を開設した。
このうちキッズヒッフホップは学校教育へのダンスの導入も踏まえて、体を動かす楽しさを子どもたちに体験してもらうため設けたもので、「4月の開講以来予想以上の反響があり、すてに10人以上が入会している」(奈須氏)という。
毎週水曜日午後4時から40分間開講しており、月謝は5000円。このほか設備費として1回100円を負担してもらう。キャンペーン中は合計ひと月5400円の月謝が最大2カ月半額となる。入会希望者にはこの講座を実際に体験した上で入会するかどうかを決めてもらう。体験費は1000円。続けて受講する場合、入会金は無料となる。
キッズチア(木曜日午後4時20分〜5時、月謝3500円)、親子フラ・子供フラ(第1・3月曜午後4時30分から5時30分、体験講座は同じ曜日の午後5時40分から午後6時)についても同じシステム。ピアノ(月〜木曜日、30分レッスンの月謝6000円など)の体験講座は無料。
もともと同店は奈須忠信氏が創始した琴心流大正琴の講習施設として誕生した施設で、同流派は県内に2000人の会員、約150の教室を展開している。同店でも入門と中級の2つの講座を設けており、5月27日にグリーンホール相模大野で創流20周年記念コンサートを開くなど活発に活動している。
このほかにも社交ダンス、水彩画、三味線、やさしいヨガ、中国語など多彩な人気講座があり、奈須事務局長は「民間のカルチャーとして地域のニーズに応じ、さらに利用しやすい施設にしていきたい」と話している。問い合わせは電話:042‐744‐3511(平日午前9時から午後6時)。
− 5月 1日号掲載記事より−
5月 10日 木曜日
[ 相模原市 ]
節電とPPSで電気代削減
相模原市は4月、東京電力による4月からの電気料金平均17%値上げに対し、①電気料金削減に軸を置いた節電対策、②特定規模電気事業者(PPS)導入の拡大で対応、という 2点を柱とする方針を策定した。
東電の料金値上げに伴う市の負担増は、契約期間が3月末に満了した場合と4月1日以降に満了する契約の2つのケースがあるため、市は2012年の当初予算に計上しないで節電対策に軸を置く方針で、具体的な取り組みとして、①設備・機器等の使用抑制、②職員のクールビズ実施期間の5月1日から10月31日までの拡大(平年は6月から9月までの4カ月)、③職員の夏季休暇完全取得と計画的な年次休暇の長期取得を促進する。
ノー残業デー徹底も
このうち設備・機器等の使用抑制で庁舎照明の始業前、昼休みの窓口を除く完全消灯、水曜日、給料日等のノー残業デイ徹底、エレベーターの各棟1其稼働、トイレの温水便座の使用抑制、空調の16時30分の停止などを徹底する。
また、自動販売機の業者への節電要請、プラグをコンセントから抜く待機電力の削減も促し、照明の消灯などを指導する班単位の節電マネージャーも選任する。このほか、値上げによる指定管理者への補償は原則行わない方針も示した。
− 5月 10日号掲載記事より−
5月 11日 金曜日
[ 河本総合防災 ]
事業継続計画対策用ソフト開発
iPadで社員教育も
相模原市の㈱河本総合防災(中央区鹿沼台2—1—3、河本俊二社長)は企業のBCP(事業継続計画)対策用にiPad用のソフト「BCPトレーニングアプリ」を発売した。
災害など非常時に向けた訓練や気づきを促すもので、「非常用電源のスイッチを確認せよ」「A倉庫正面口が塞がれたのでカギを探してB通路を開けよ」など業務に即した具体的課題と制限時間などを管理側のパソコンで設定して端末に送る。
社員は端末を持って会社や事業所を移動しながら回答や問題解決をし、その成績は管理PCで集約する。
タブレット型端末の活用で社員は実際に現場を確認でき、また管理者側は集約された成績から多くの社員がつまづくポイントを知り、社員教育やBCPの再検討を繰り返し行うBCM(事業継続マネジメント)にも役立てる。
今年2月の防災展で紹介して好評を得た同ソフトは端末10ライセンスまでのセットが年間契約料10万円で、同社顧客を中心に販売促進を進めている。
なお、同社は「帰宅困難者判定ソフト」も開発。災害の規模やインフラの被害状況に応じて帰宅可能なエリアを「10㌔、20㌔圏」など数値で選択すると、あらかじめ登録した社員住所で算出した自宅までの距離のデータに基づいて帰宅困難な社員をリストアップする。同ソフトは現在、事業所内の物資の備蓄量を算出する際の参考用に顧客企業向けのサービスとして提供しているもので、ソフトのみの購入は相談で対応する。電話:042—752—6121。
− 5月 10日号掲載記事より−
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