2012年(平成24年)
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日刊 相模経済新聞


最新の相模経済新聞紙面から、厳選した記事をお届け致します。

11月19日 月曜日

[ ノジマ ]

「厚木本店」市内最大店オープン

 家電量販ノジマ(本店・相模原市中央区横山)はこのほど、厚木市岡田に「ノジマ厚木本店」をグランドオープンした。
ノジマ店舗としては市内最大で、売り場面積は約3300平方b。「厚木本店」は厚木地区での主力店として位置づけているという。
 営業時間は午前10時~午後8時まで。薄型テレビやレコーダー、デジタルカメラといったデジタル家電の専門コーナーに加え、美容器具やエアコンでも専用売り場を設けている。電気スクーターなども扱う。「厚木本店」は今年度に入り3番目の新規店。


市内最大店となるノジマ厚木本店

サブタイトル

 

− 11月 10日号掲載記事より−


11月20日 火曜日

[ 三菱重工業 ]

相模原製作所の車両用ターボ

 年間120万台生産

 三菱重工業は、相模原製作所(相模原市中央区田名)で手掛ける車両用ターボチャージャーの生産台数について、当面は年間120万台体制を維持する方針を明らかにした。円高で取引先の自動車業界が国内生産を縮小しているなかでも、ターボ製品のマザー工場である相模原の役割を重視する。国内では自動車以外に需要があるのも理由という。

(千葉 龍太)

円高でも国内は確保 海外からも需要

 三菱重工は為替リスク対策として、相模原製作所が行っているフォークリフト生産の一部を海外に移管することを決めている。
 ただ、ターボは今後も国内需要が見込めることから生産レベルを維持するという。
 相模原ではガソリン軽自動車からトラックのディーゼルエンジン用までのターボを生産。国内外の大手自動車メーカーに納入しており、世界中に輸出している。同社は今後の需要について「発電用エンジンにもニーズがある。日本製のターボを納入条件としている海外の自動車メーカーもあり、今後も一定量の生産が確保できる」と判断。
 今年度と2013年度は120万台の生産レベルを続ける。
 さらに「一定規模の生産を続けることで、相模原に製造技術を継続的に残したい」(同社)とも説明した。
 一方、エンジン事業の一環として、6月から相模原で生産するコンテナ型ガスエンジン発電設備「メガニンジャ」の生産ラインを年間100台レベルに整えたことも明かした。
 現在まで国内外の引き合い件数は約70件あるという。同社は「将来的には海外拠点も含め生産能力の増強も視野に入れている」と話した。


120万台レベルを継続するターボ製品

− 11月 20日号掲載記事より−


11月21日 水曜日

[ クライムNCD ]

極微細形状を実現

 クライムエヌシーデー(相模原市南区下溝)は、先端の直径が0.06_(ボールエンドミル)の極めて微小な切削工具を用いて、金型材を同時5軸加工する受注を始めた。「極微細形状」や「極薄肉形状」を実現するという。
 同社の高橋啓太社長は「微細な加工に対するニーズが高まりつつある」としており、年々小型化が進む電子機器などに販路を見込んでいる。

5軸加工ノウハウ蓄積

 2007年に開設した同社の加工技術センター(同市中央区下九沢)で実施する。ドイツ製の同時5軸加工機を備えており、同加工に対するノウハウも蓄積されているという。
 高橋社長は「ここまで微小な工具を5軸加工で使えている企業は同業者でも少ないのでは」と話した。現在は自動車向けの加工業務などを主力としているが、5軸の受注開始を機に加工品の幅を広げていく。
 同時5軸加工は、幅、高さ、奥行きの3次元加工に「傾き」と「回転」の二つを加え、同時に複数の面を加工するもの。いろいろな方向から加工可能としており、複雑な形状にも対応できるのが特徴。
 高橋社長は「来年度には同分野での売り上げを倍増したい」と話した。
 クライムエヌシーデーは加工事業のほか、自動車用金型のCAD/CAMデータなどを主力事業としている。
 問い合わせは、同社042(777)7333まで。


売上拡大に意欲を示す高橋社長

− 11月 20日号掲載記事より−


11月22日 木曜日

[ 帝国データバンク特別調査 ]

業績悪化のシャープ 地域下請けは81社

 帝国データバンク横浜支店は業績低迷が続いている大手電機メーカー、シャープの取引先実態調査をまとめた。相模原と大和市内におけるシャープの下請け企業(1次、2次)は、計81社あることが分かった。内訳は相模原が59、大和が22社だった。
 81社で業種別の内訳をみると、相模原は電子部品の卸売業が最多の5社あった。大和はソフトの受託開発業が目立っていた。両地域の下請け企業とも、製造業よりも非製造業の割合が多い。
 また、同支店によると、神奈川県内全体で、シャープの下請け企業は計745社。全国でも東京、大阪に続き3番目に多いという。
 シャープは今月発表した2012年4~9月期決算で約3875億円の最終赤字を計上。13年3月期の通期連結決算の業績予想も、約4500億円の赤字に下方修正している。
 同支店は「シャープは県内に製造拠点を持たないものの、取引する企業は多い。製造業の割合は少ないが、今後の動向次第では、同社と取引関係がある地域企業にも影響を及ぼすとみられる」と話している。

− 11月 20日号掲載記事より−


11月23日 金曜日・祝日

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