ロングインタビュー
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ミヤコ陸運やミヤコトランクルーム、ミヤコバスの3社の親会社である「ミヤコホールディングス」(相模原市緑区大島)の社長を務める鈴木亜喜男(72)さん。1942年、茨城県日立市で農家の次男として生まれ育った。運送業とトランクルーム事業、観光バス事業の3本柱でグループの基盤を築いた。それぞれの事業を3人
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相模原の隅々に法の恩恵を―。2002年の弁護士法の改正により、弁護士法人の設立が可能になったことを受け、神奈川県下で最初に弁護士法人を設立し、相模原市内に2カ所の法律事務所を構えるのが、弁護士の谷口隆良さん(70)だ。今年20周年を迎えた「横浜弁護士会相模原支部」の初代支部長を務め、かつては「横浜
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真に自立した相模原の創造を目指して―。相模原のまちを盛り上げようと市内在住・在勤の若者たちが集い、様々な地域貢献活動を行う市内最大の青年団体がある。相模原青年会議所(JC)の第49代理事長・佐々木亮一さん(38)は、そうした異業種のメンバー約160人を束ねるリーダーだ。仕事は家電製品の販売・電気工
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県北地域の健康・福祉増進の一翼を担う企業が、相模原市中央区横山にある「ヘルスケア」だ。創業者の川合貞義会長(78)は「ある程度、経営が落ち着いてくると、苦労は良い思い出になった」と半生を振り返る。1935年、山形県の雪深い山村・山元村(現・上山市)に六男一女の3男として生まれた。農山村の生活に密着
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相模原市南区の閑静な住宅街に本社を構える出版社がある。保育や幼児教育関連の専門書などを出版する、「ななみ書房」(同区御園)だ。社長の長渡晃さん(60)は、書籍の企画から営業までを1人で取り仕切っている。自宅兼オフィスの壁には1枚の写真が飾られている。写っている幼い少女の名前は「ななみ」。会社と同じ
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相模原市緑区青根を流れる道志川水系「神(かん)の川」。その最上流部の清流に知る人ぞ知る、フライとルアーフィッシング専門の渓流釣り場がある。それが「うらたんざわ渓流釣場」だ。シーズンには首都圏から多くの愛好者が訪れるこの釣場を運営するのが、2代目の井上克彦社長(55)。自然相手の仕事だけに、災害など
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機械部品の加工や各種機械の製造を行うアルファ技研(相模原市中央区田名塩田)の五十嵐四郎社長(69)は、「人は大事にしなければならない」と話す。1945年4月10日、新潟県魚沼市の農家に生まれた。家が貧しく、手に職を付けようと選んだ道は「集団就職」だった。後継者の育成に追われながら、スポーツ少女の指
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2008年に「中華くらげ」や「とびっこ」がモンドセレクションで金賞を受賞した大栄フーズ(相模原市南区相武台)。創業者の岡康人社長(73)は、「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」と語る。27歳で同社を創業し、時代の流れに敏感な経営を続け、ヒット商品を生み出した。その後は、「日本食を世界に広めたい」
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相模原市内の金券ショップの中でも草分け的な存在であるサガミチケットサービス(中央区中央)の坂間則仁さん(74)。1995年の開業以来、社会状況の移り変わりをにらみながら、消費者のニーズに応える経営を続け、商品券や旅行券、各種チケットなどの割引販売から貴金属の買い取り、衣類や日用品の委託販売、さらに
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土地の分譲から建築・不動産仲介までを一貫して取り扱う山久建設不動産(相模原市中央区中央)。創業者は坂本久社長(65)。不動産仲介業として、団地の一室からスタートした同社は、今では建築や設計部門を自社に持ち、住宅に関することなら「ワンストップ」で顧客ニーズに応える企業に成長した。また、坂本社長は業界