ロングインタビュー

  • 「青パト隊」に力を入れる本間さん

    ホンマ電機、「身近な電気屋」を掲げ/ニーズの変化に対応

     山形県鶴岡市に生まれ、幼い頃から電気に強い興味を持っていた本間俊三さん(69、南区上鶴間)。地元の工業高校卒業後、民間企業に就職して2年間勤めたが、「サラリーマンは自分に合わない」と見切りをつけ、中央大学理工学部に入学して電気の研究に励んだ。学生運動が盛んな頃で、学生寮の友達と政治や社会、そして自

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    文盛堂、相模原発信へ多彩な活動/文化とスポーツ支援も

     「今は環境変化のスピードが速く、人の感性と能力が取り残されてしまう時代です。それだからこそ理想は高く、夢は大きく持っていたいと思います」。中央区千代田にある文盛堂代表取締役の尾作晃さん(60)は、言葉に力を込めながらこう語る。相模原で育ち明星大学で学んだあと、父親の忠さんが1957年に創業した事務

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    安彦 考真さん、プロめざしブラジル留学/熱き想いを若き世代へ

     プロサッカー選手になろうと夢を見た―。相模原からある青年がブラジルへ武者修業に出た。かつての青年は、現在もサッカー選手として活躍している。Jリーグを目指すブレッサ相模原で選手兼コーチを務めている安彦考真さん(36)だ。夢の舞台まであと一歩だった。転機になった故障、そして、一度は引退も。それでも辞め

  • 食品の品質にこだわる山﨑会長

    ニッコー、故郷の熊本に錦飾る/食品作り 妥協許さず

     大和市代官に本社を置く冷凍食品のニッコーは、この7月に創業30周年を迎える。一貫して、「産地直送」「化学調味料不使用」を基調に事業展開してきた同社。このほど、熊本県八代市に初の地方工場として「八代工場」を建設、稼働させた。八代市は、創業者の山﨑貞雄会長(70)の出身地。文字通り、故郷に錦を飾った格

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    ボード・プランニング、47歳で大学院に入学/異業種と連携で需要創出

     スーパーコンピューターや携帯電話、産業機械などのプリント基板の設計を手掛けるボード・プランニング(相模原市緑区西橋本)。創業者は大谷保憲社長(48)。安定したサラリーマン生活を捨て、独立。小さなアパートから始まった同社は、今や大手電機メーカーからの仕事もこなすまでに成長。そして大谷社長が心に秘めて

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    サンヨーテクノ、地域に根差した工務店を/苦境をバネに再起図る

     相模原市中央区宮下に社を構えるサンヨーテクノ。リフォームを中心に業績を伸ばしている工務店だ。創業者は中山進社長(62)。都内の工務店を経て、埼玉で建設会社を立ち上げた。最高売り上げ25億と業績は順調だった。その後、都内に営業所を持つまでになった。しかし、事業を広げすぎ、運転資金が回らなかった。そし

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    カービューティーパーク、ポリマー加工の伝道師/原動力は「顧客の笑顔」

     ポリマー加工や洗車などの自動車の総合アフターメンテナンスを手掛ける、カービューティーパーク(相模原中央区下九沢)。昨年度決算も増収増益と業績は好調だ。創業者の山本忠典社長(49)は高校卒業後、銀行マンとして働いたが、学歴社会や銀行の体質に嫌気がさし、独立を模索していた。そんな時に出会ったのが、ポリ

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    ヨシ・ウェブ・サービス、より身近なIT目指す/地域活性化へHP作成

     大和市にあった日本アイ・ビー・エム(IBM)の研究所。ここに長年勤務し、独立してウェブシステムの構築やホームページの作成などを手掛ける会社を立ち上げたのが吉岡善一さん(66)だ。社名は名前の頭文字から「ヨシ・ウェブサービス」とした。2月には大和商工会議所主催の「まちゼミ」を開催。人気が沸騰し、キャ

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    ウッド、遺族が安らげる場所に/心を込めた霊園開発を

     霊園の開発や管理などを手掛けるウッド(相模原市中央区星が丘)。現在は、東京都内や神奈川県内で9カ所の霊園の管理や開発を行っている。そこに約2万の人が安らかに眠っている。ここまで会社を大きくしたのは、創業者である臼井一政会長(64)だ。サラリーマン生活を経て、仲間とともに不動産業界に打って出たが、立

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    第五電子工業、鉄鋼マンから経営者に/一生働ける場を求めて

      自動車や電気製品…。幅広いものを支える半導体。その製造装置の部品を手掛けるのが、相模原市緑区橋本台の第五電子工業だ。水田光臣社長(47)は3代目。前職は、誰もが知っている大手鉄鋼会社の技術営業だった。阪神淡路大震災の教訓から、液状化を防ぐ新製品の営業に奔走する。ところが、大手企業の組織の脆さも目