「28年の議員生活に一片の悔いなし」―。相模原市議を7期務めた佐藤賢司前市議=中央区・旧新政クラブ代表=の勇退を祝う会が7月3日、けやき会館大樹の間(中央区富士見)で開かれた。
「暇な賢ちゃんと楽しむ会」と題された同会に、加山俊夫相模原市長をはじめ、赤間二郎総務大臣政務官や阿部善博市議会議長ら、約200人が詰めかけた。
加山市長は「親父のように指摘されたことがある。勇退されても、今後の相模原に協力してほしい」と祝辞を述べ、佐藤前市議の実績に感謝の意を表した。
佐藤前市議はあいさつで、「20歳のころから、相模原で市議会議員をやると決意していた。当時は学生運動が盛んで、日本がどんどん変革していった。地方を変えないと日本は変わらないと考えた」と振り返る。
また、江戸時代の僧・良寛の句〝散る桜、残る桜も散る桜〟を詠み、「終生、相模原市議と誓っていた。惜しまれて28年間を終えるのだから、悔いはまったくない」と述べた。
佐藤前市議と夫人に対し、長年の交流を持つ友人らから花束や記念品が送られ、和やかな雰囲気で祝宴へと移された。 (2015年7月20日号掲載)