鉄板焼志野、接待利用が盛り返し/相模原企業の需要増す


料理を見ながら食事できるカウンター席

料理を見ながら食事できるカウンター席

 相模原市緑区橋本に店を構えて約17年の「鉄板焼志野」は、接待利用が増加。リーマンショックで大きく落ち込んだ高級飲食店が、徐々に盛り返している。
 主な利用客は、市内に事業所を構える大企業の営業担当者など。欧米や中国などの取り引き先を連れ、来店する客も増えているという。
 客単価は約7千~8千円と、2~3年前と比べ、約1千~2千円高まっているという。客好みや予算に合わせて料理を提供するコースが人気だ。
 メニューは、各地から取り寄せる新鮮な魚介類、A5ランク最高等級の和牛をカウンターの鉄板で焼いて提供する。小川フェニックス(同市南区北里)の鳳凰卵(ほうおうらん)を使ったプリンも出される。
 主婦に人気のランチは、「ハンバーグ」や「豚ロースステーキ」「地どりのハーブ焼き」などをそろえている。各1480円からと、リーズナブルな値段で本格的な鉄板焼きを味わうことができる。
 全38席の店内は、間接照明がモダンで落ち着いた雰囲気を演出。シェフが調理する前で食事できるカウンター(9席)は、おとなのデートに人気だという。
 オーナーシェフの海老根耕一さんは「身が詰まっていて、濃厚なコクが特徴」と、鳥取産の天然岩ガキを勧める。「おいしい料理と、よいサービスを提供したい」と話していた。  (2015年8月1日号掲載)

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