相模原市中央区千代田の広告制作・デザインの「デザインアップル」は、ホームページや店内などで使用する音楽、効果音の制作に乗り出した。地域に密着した事業展開を目指していく。 (芹澤 康成/2015年8月10日号掲載)
音楽制作を担当する伊藤佳恵さんは「音楽に対する著作権が厳しくなっている。オリジナル曲で個性を出してみては」と呼びかける。
同社の音源は、パソコンに接続された電子楽器「シンセサイザー」で作曲。さまざまな楽器の音色を合わせていく。組み合わせ方で、オーケストラのような重厚な音楽も再現できるという。
伊藤さんが作った曲は、すでにオンライン麻雀ゲームや、大手モーターメーカーの子供向けホームページに採用されている。イベントの効果音や店内BGMも制作する。
音楽や効果音は、クライアントが求めるイメージやコンセプトなどをヒアリングし、調整を繰り返しながら制作。納品方法も電子データやCDなど、ニーズに合わせて提供する。
参考価格は、BGMが30秒で5000円、同じメロディを繰り返すループ音源が7000円。ボーカルや楽器の生演奏にも対応できる。
駒場正太郎社長は「チラシを作る感覚でテーマ曲を作れる。提案の仕方で需要も拡大するはず」と期待感を示す。