SIC、トヨタ式カイゼン学ぶ/スクールを開講へ


 生産性の改善に取り組む人材を育成する「SICカイゼン・スクール」(さがみはら産業創造センター、カイゼン・マスター主催)が9月から開講する。トヨタ自動車退職者の経営・生産ノウハウで、市内企業の改革を促す。
 講師陣は、経営改善コンサルティング会社「カイゼン・マイスター」(相模原市緑区西橋本)のスタッフ。企業経営や生産・品質管理などの専門分野で、40年以上の経験と知識を持つエキスパートで構成されている。
 受講企業は、8月15日ごろまで受け付けている。マイスターが受講企業を訪問し、現場診断と事前ヒアリングを行う。企業の課題と、解決の方向性を明確にしてから開講となる。
 カリキュラムは講義・グループワークと現場実習を通して、課題の解決方法を探る。課題解決に適正な手法を選び、カイゼン計画書のブラッシュアップを行う。現場実習では、大手自動車メーカーなどを訪問する予定。
 受講生は、市内中小製造業などの現場リーダー。1社から4人まで参加できる。
 過去の受講者は「他社の意見や指摘が受けられて、カイゼン活動への意識が変わった」と、感想を寄せている。
 同スクールは、ものづくり中核人材育成事業に指定されている。受講料について、補助金の対象となる可能性もある。
 問い合わせは、事業創造部042・770・9119まで。 (2015年8月10日号掲載)

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