相模原商工会議所などは7月25日午前10時から、市内37カ所で20%のプレミアムが付いた「はやぶさの故郷(ふるさと)さがみはら商品券」を発売した。
相模原市役所では、25日の午後0時半ごろにほぼ完売。翌日の26日に、発行総数24万冊(うち8万冊は先行販売分)を売り切った。
1人の購入は3冊まで。先着順のため、各販売所には早朝から市民が長蛇の列をつくった。先着順のため、仕事などで購入できなかった人から「抽選で販売してほしい」(市商業観光課)という要望もあったという。
同日、相模原市の気温は、37度を超える猛暑日となった。各販売所では日陰への誘導や、水を霧状にして散布する「ミストシャワー」などで対応した。
市商業観光課では「抽選による販売を求める声もあった。販売方法を前と従来から変えると、混乱が起きると懸念した」と説明した。
市内商店街の会長は「大規模店ではなく、地元商店で使ってもらえるよう商店街でクーポン券などのキャンペーンを行なった。これをきっかけに今後、どれだけ顧客を獲得できるかが勝負。商店街も各店舗も努力しなければならない」と話していた。 (芹澤 康成/2015年8月10日号掲載)