相模原協同病院、開院70周年 盛大に/終戦から地域医療守る


約240人が出席した式典

約240人が出席した式典

 開院70周年を迎えた相模原協同病院(相模原市緑区橋本)はこのほど、同市内のホテルで70周年記念式典と祝賀会を開いた。同病院や医療、行政、議会などの関係者ら約240人が出席した。 (芹澤 康成/2015年8月10日号掲載)

 県厚生農業協同組合連合会(厚生連)の高桑光雄会長は「地域医療を守るために高度な医療やサービスを提供し、より一層努力していく」とあいさつ。
 また、高野靖悟病院長は「県内JA組合長で委員会を立ち上げ、新病院建設に向けて検討を進める」と話した。
 同病院では、職業能力開発総合大学旧相模原校(同区橋本台)跡地への移転を計画している。
 同病院は1945年、県北の無医村解消を目的に「相模原病院」として開業。厚生連に運営が引き継がれ、68年7月に「相模原協同病院」となった。災害医療拠点病院に指定され、地域医療の中核を担ってきた。
 設立準備は、戦時下のために医師の確保や、建設資材などの不足で難航した。組合役員・職員や市橋本支所職員の労働奉仕と、組合員から木材などの提供を受け、現在地に完成させた。
 終戦間際の8月1日に5診療科、22床で診療を開始。現在では33診療科、医師93人、437床を有する。
 式典後には、ソムリエの田崎真也氏の特別講演が行われた。ワインと料理の楽しみ方などについて話した。

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