6月有効求人倍率、雇用情勢改善せず


 6月の有効求人倍率(季節調整値)が0・91倍で前月から0・01ポイント低下したことが、神奈川労働局の労働市場速報(6月分)で分かった。有効求職者数が前月比0・4%減少したが、有効求人数も同1・3%減少したため、改善には至らなかった。
 雇用先の先行指標となる新規求人倍率は1・39倍で、前月から横ばいとなった。
 新規求人数(原数値)は、前年同月と比べると7・9%増加した。また、新規求職者(同)については、2・5%増加した。
 主要産業別の新規求人数(同)では、製造業(0・4%減)、サービス業(5・1%減)は減少だった。しかし、ほかの産業が増加となったため、全産業で前年同月比7・9%の増加となった。
 同局は、雇用情勢について「一部に弱さが残るものの、持ち直しに向けた動きが広がっている」と判断した。 (2015年8月10日号掲載)

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