たまやボタン、花火大会で新たな試み/スマホ向け撮影サービス


同サービスを運営する梶山さん

同サービスを運営する梶山さん

 相模原市で8月22日に開催された「相模原納涼花火大会」(中央区水郷田名)で、全国初となる新たな試みが行われた。花火の撮影代行サービス「たまやボタン」だ。

 同大会の事務局を努め、システムの運営を担当した梶山純さん(アストロワークス代表)は「パイオニアとしてシティセールスにつなげる」と話す。

 使用方法は、スマートフォン(多機能携帯端末)で特設サイトにアクセスし、撮影したいと思うタイミングで「たまやボタン」をタッチ。そのときに打ち上がった花火の画像をダウンロードで入手できる。

 一眼レフカメラで、1秒に1枚ずつ撮影。大会終了後、ユーザーがボタンを押したタイミングに最も近い時刻に撮影された写真を表示。ボタンが押された回数と時刻をまとめた「盛り上がりグラフ」も公開する。

 アプリなどのダウンロードは不要で、インターネットのブラウザ上で操作する。料金は通信料以外かからない。写真の加工や、ソーシャルネットサービス(SNS)への投稿など、利用方法は自由だという。

 梶山さんは「新たな花火の楽しみ方を提案し、新たな価値を創造したい。芸術とエンターテイメントの中間を目指す」と意気込む。
 (2015年9月1日号掲載)

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