「リコーフューチャーハウス」、海老名駅前に新施設/事業の核に「まちづくり」


8月21日にオープンしたリコーの施設

8月21日にオープンしたリコーの施設

 リコーは8月21日、商業施設「リコーフューチャーハウス」(海老名市扇町)を海老名駅西口に開設。同駅前開発の一環で、将来の経営者やリーダーとなる人材の育成を狙う。同社では「まちづくりを新規事業の核にしたい。1年で黒字化する」と意気込む。
(芹澤 康成/2015年9月10日号掲載)

 4階の「オフィス・アンド・ラウンジ・エビナ」は、地域のベンチャー企業や起業家を支援するインキュベーションセンター。

 レンタルオフィスや会員制ワーキングスペースなどを設け、周辺企業や地域住民と連携した産業育成を目指す。

 また、学びの場「コサイエ」(3階)は、県内大学と連携した子供向け科学体験学習施設。9つのテーマから自由に課題を見つけて、基礎能力を養うことができる。

 会員制ラボは、同社の技術を生かした課題解決型学習を提供。各種団体と提携したプログラムも開き、総合的な能力の習得を図る。

 同施設は「人が集い、学び、成長する。そして未来を創造していく」がコンセプトで、土地区画整理事業の一環。鉄骨造4階建て、延べ約2433平方メートル。屋根に太陽光パネルを配置した。

 リコーは、同市に最大の研究開発拠点を置いている。来年4月までに研究棟を新設する予定で、独自技術の開発を行うという。

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