相模原市の総合写真祭「フォトシティさがみはら2015」のさがみはら写真賞のほか、各賞の受賞者が決定した。表彰式は10月17日午後1時から、杜のホールはしもと(同市緑区橋本)で開催する。
国内プロの中堅写真家を対象とする「さがみはら写真賞」には、ノミネートされた26人の中から鈴木理策氏の「意識の流れ」が選ばれた。
審査員の伊藤俊治氏(東京芸術大教授)は「写真や言語を超え、人間の意識を形作るプロセスやその背後のダイナミックな力の存在を明らかにしようとする意欲的な試み」と評価した。
また、新人写真家を対象とする「さがみはら写真新人奨励賞」には、下道基行氏の「torii(トリイ)」、村越としや氏の「火の粉は風に舞い上がる」の2作品を選出。今回は42人がノミネートした。
受賞作写真展は、10月16日~11月3日まで市民ギャラリー(同市中央区相模原)で開く。プロ・アマチュアの受賞作品154点を展示する予定。 (2015年10月1日号掲載)