相模原市緑区大山町のアリオ橋本に、群馬県のこんにゃく専門店「ごちそうこんにゃく」が10月1日にオープンした=写真。圏央道開通で“できたて”のこんにゃくを輸送できるルートを確保できたため、首都圏エリアへの進出を目指す。
こんにゃく専門の飲食店と、県外への出店は今回がはじめて。30代前後の子育て世代や高齢者など、健康に関心を持つ世代がターゲット。
同社のこんにゃくは県内で唯一、知事から認められた職人の手造りで、防腐剤を使わない伝統的な製法で3日間をかける。添加物やシュウ酸カルシウムを使用せず、雑味や臭みの少なさが特徴という。
主なメニューは、こんにゃくを練り込んだ「うどん」。自社でブレンドしたカレー粉と和風だしを合わせ、辛味を抑えたクリーミーなスープに仕上げた。「かけ」と「つけ」の2種類を用意した。
飯塚史隆社長は「消費者が健康志向になりつつあり、子供に何を食べさせればよいか考える母親も多い。健康と安全・安心にこだわってメニューづくりをしている」と話していた。
(2015年10月10日号掲載)