小学生向けの企業体験「さがみはら子どもアントレプレナー」がこのほど、相模原市で開かれた。企業や学生、行政などを巻き込むことで、将来の相模原を担う産業人の育成が狙い。
市内の小学生48人が8人に分かれて模擬会社を設立。メンバーの役割や、それぞれの会社が製造・販売する製品を決め、事業計画書を作成した。
また、銀行役のSIC職員に事業計画を説明し、融資交渉を繰り返した。調達した資金をもとに材料を仕入れ、キャンドルや風鈴などを作った。
最終日は、製品を相模大野駅前のペデストリアンデッキで販売した。売り上げから銀行への返済と社員への給料を支払い、決算報告を行った。
参加者は「お金を稼ぐ大変さが分かった」「融資交渉が難しかった」などと感想を寄せた。
主催者は、市やさがみはら産業創造センター(SIC)など。協賛する市内企業が経費の大部分を賄う。インターンシップに参加している学生が中心となり、企画運営を行った。
(2015年10月10日号掲載)