大和市は10月1日から、コミュニティバス「のろっと」の北部ルートについて、運行ルートやバス停、運行時間帯などを変更。右回りと左回りの2ルートを再編成し、「A系統」「B系統」とした。
同市では、移動しやすいまちを目指し、コミュニティバスの充実に努めている。2002年度から、「のろっと」を3ルートで運行。14年度に、「やまとんGO」の運行を4地域8ルートで開始した。
今回の変更は、「のろっと」の運行開始から10年以上が経過したため、利用状況の変化などに対応しようと実施。区画整理事業が行われた下鶴間松の久保地区などを新ルートに追加した。
今回の改訂では、駅や医療施設、商業施設などへアクセスしやすくなるよう、運行ルートの変更やバス停の新設(8カ所)・移設(1カ所)・統合(1カ所)を行った。
また、通勤・通学や市立病院への通院にも利用できるよう、朝夕の運行時間帯を2~3時間拡大した。午前7から運行を開始するルートや、午後7時半すぎに出発する便もある。
車両は南部ルートに合わせて、及川正通氏によるデザインのラッピングバスに変更した。及川氏は同市在住のイラストレーターで、雑誌「ぴあ」の表紙イラストを長年担当した。
(2015年10月10日号掲載)