小田急リゾーツ、産学連携 新メニュー/相模女子大生が考案


「いももち」を持つ尾澤さんと寺野さん(右)

「いももち」を持つ尾澤さんと寺野さん(右)

 小田急リゾーツ(相模原市南区相模大野)が運営する小田急ホテルセンチュリー相模大野は、相模女子大(同区文京)と共同で開発したメニューを提供する。地域の食材を使った料理を学生が考案し、プロの料理人と試行錯誤を重ねてメニュー化した。11月1日から30日まで、「グリルキッチン ボン・ロザージュ」のメニューとして展開する。

 プロジェクトは6月から開始した。料理の手法だけにとどまらず、テーマの設定や原価計算、販売促進も提案するなど実践的な取り組み。

 メニューは「郷土食材で作るエスニック・日本の彩り」がテーマ。北海道標津町から福岡県糸島市まで、同大学が連携する5地域の特産品を使っている。

 プロジェクトに参加した社会マネジメント学科3年の尾澤耀(あかり)さんと寺野友紀子さんらの班は、標津産のシャケを使った「いももち」を考案した。尾崎さんは「使える素材がシャケだけだったので苦労した。考案した料理が、プロの手で実現されてうれしい」と話していた。
(2015年10月20日号掲載)

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