食品卸大手の三井食品(東京・八重洲)は8日、相模原市緑区長竹に同社で最大級の物流センターを新設すると発表した。県内や東京都西部、埼玉県西部などをカバーする基幹施設として位置づけ、社内物流の効率化につなげる。
主にスーパーやコンビニエンスストアなど、小売業向けの加工食品や酒類といった常温のものを中心に扱う。また、低温の商品にも対応できる設備も導入し、一部は業務用商品も取り扱う。
敷地は、金原工業団地の約2万8千平方メートル。鉄骨造り地上4階建てで、延べ床面積は約3万2千平方メートル。同社の物流センターとしては最大規模となる。
建設工事は、今月3日に着手。2016年冬に完成し、17年初めの稼働を目指す。
投資額は約100億円。既存の2拠点の機能を順次まとめて効率を高める方針で、今後も分散している物流拠点の統廃合などを進めていくという。
(2015年10月20日号掲載)