相模原市は10月15日、トヨタの燃料電池自動車「ミライ」を公用車として導入した。
同車は水素を燃料として、水しか排出しない「究極のエコカー」とされる。水素エネルギー社会の実現に向け、市民にPRしていく。
横浜トヨペット(横浜市中区)と月額6万2千円、6年間のリース契約を結んだ。市幹部職員が会合や式典の会場への移動に使用するほか、イベント会場に展示するなどPRに役立てる。
市役所で納車式が開かれ、同社の斉藤薫専務から加山俊夫市長に鍵が手渡された。加山市長は「水素エネルギーを身近に感じてもらい、有用性・安全性の理解促進に役立てたい」と話した。
同市が昨年12月に策定した水素エネルギー普及促進ビジョンでは、2015年度を「水素元年」と位置づけた。燃料電池に水素を補給する「水素ステーション」を国道129号沿いに設置するという。
(2015年11月1日号掲載)