検査用光源などを製造するレボックス(相模原市中央区上溝)は、光切断検査装置「マクロス・オプト」を開発した。白色LEDを光源とし、フルカラーで精密製品などの表面を鮮明に撮影することができる。 (芹澤 康成/2015年11月1日号掲載)
特徴は、波長の広い白色LEDのスリット照明を業界ではじめて使用した点。製品の表面をフルカラーで撮影し、鮮明な3次元画像に処理することが可能になった。
仕組みは、製品の表面にスリットから漏れる細い照明を当て、その反射をCCDカメラで読み取る。三角測量の要領で凹凸やきずの寸法を測定する。高さや深さを最小10マイクロメートルまで見分ける能力を持つ。
9月に開催された測定計測展で、兄弟機の「マクロス―Cf」とともにはじめて発表した。約50件の問い合わせがあったという。価格は500万から。きずやへこみのほか、色の情報も必要とする精密な加工品を製造している業界への展開を予想。年間販売台数は約30台を目指す。