「東京モーターショー2015」が11月8日まで東京ビッグサイトで開催された。環境対応車(エコカー)や自動運転など新技術が公開される一方、新型スポーツカーを展示するなど攻勢に出る企業も見られた。
世界11カ国から計160社・団体が参加。約400台の自動車とオートバイなどが展示され、そのうち約80台が世界初披露となった。
日産自動車は、自動運転車のコンセプト「IDS」を初出展した。交通ルールを理解できる人工知能を搭載し、道路や交通状況、標識を判断しながら走る。歩行者など外部の動きを認識し、「おさきにどうぞ」など表示する機能もある。
一方、ホンダが発表した高性能スポーツカー「NSX」は、V型6気筒エンジンを車体中央に配置するミッドシップレイアウト。3個のモーターで4輪を駆動させるハイブリッドシステムを採用し、加速性能とエコを両立させた。
(2015年11月10日号掲載)