桜美林学園、公立2校跡地に新校舎/1千人の研究活動見込む


新キャンパスのイメージ

新キャンパスのイメージ

 桜美林学園(町田市常盤町)はこのほど、閉校した市立本町田西小学校と、隣接する同本町田中学校の跡地に新キャンパスを設置する計画を発表した。学生・教職員約1000人の教育・研究活動を見込んでいる。 (芹澤 康成/2015年11月20日号掲載)

 桜美林学園は、市の公募型プロポーザルで選ばれた。契約は土地が50年間の定期借地で、建物は譲渡となる。

 桜美林学園によると、「学園グローカルコミュニティ・ネットワークキャンパス」として整備する方針。旧中学校の校舎を改修して利用。2018年4月の利用開始を目指す。

 新キャンパスは、既存学部の実践教育に利用するほか、地域住民に生涯学習の場所や防災機能として提供する。学生と住民の交流を図り、「団地再生まちづくり」の推進にもつなげていく。

 旧中学校の校舎は、耐震補強や高度IT化など大規模改修する。教室棟は管理機能を含む中心施設とし、スタジオやアトリエ、工房も入居する創造活動の拠点にする。

 佐藤東洋士理事長は「進化する〝新世代〟キャンパスとして、新たなコミュニケーションを創出する」とビジョンを語った。

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