大和市はこのほど、東急電鉄中央林間駅付近の都市整備について基本方針を示した「中央林間地区まちづくりビジョン」を策定した。ことしから整備手法の検討に入り、2018年度の供用開始を見込む。
同ビジョンの位置づけは、中央林間地区に不足している都市機能を補うため、公有地や民有資産を活用する。健康で快適な生活環境の構築などを目指す。
新拠点施設の整備では、市が施設を建設し、管理・運営する手法だけでなく、民間の不動産や資金、経営ノウハウなどを活用する。また、国の補助金などで、予算の平準化や財政負担の軽減につなげるという。
具体的には①図書館やスポーツ施設の整備②イベントのできる駅前広場の開設③駅北東側に改札を新設―などを整備。目標達成時期を4~5年後に設定した「短期計画」と、達成時期を10~15年後とした「中長期計画」の2段構えの計画となる。
(2015年11月20日号掲載)