相模原市はこのほど、市立産業会館(中央区中央)で技能功労者表彰式を開いた。34回目の今年度は46人が受賞し、累計1658人となった。
同表彰制度は、技能尊重の気風を醸成し、技能者の地位向上と技能の習得意欲の高揚を図ることが目的。優れた技能を持ち後進の育成などで、職種の発展に功績のあった者を称える。
対象は市内に在住し、主に市内に勤務する60歳以上の者。また30年以上、同じ技能職に従事することも条件となる。
内訳は、建築大工が8人ともっとも多く、次いで建築塗装工と理容師がそれぞれ6人選ばれた。建築関連の職種が半数を上回った。
式典に出席した梅沢道雄副市長は「受賞者の活躍で各業界の発展に役立ち、豊かな市民生活を支えている。先人から受け継ぎ高めてきた知識や技術を、次代の人たちに伝えてほしい」とあいさつした。 (2015年12月1日号掲載)