神奈川トヨタ自動車など県内の販売店7社はこのほど、横浜市神奈川区で新型「プリウス」の発売に合わせて展示会を開いた。殺到する予約注文にリチウムイオンバッテリーの生産が追いつかず、5月以降の納車となる見込みだ。
新型では、トヨタの新しい設計思想「TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」を導入した第一号となる。基本性能や商品力の向上を目指している。
新型は走行燃費40・8キロメートル。ハイブリットカーの普及に大きく貢献したプリウスは、トヨタが全社を挙げて取り組む“構造改革”の一翼を担うことになる。
価格は前モデルから約20万円引き上げたが、県内では約3300台(先月9日現在)の注文があったという。4輪駆動も設定し、山間部や降雪地域での需要に対応する。
(2016年1月10日号掲載)