草加福祉会、南区に新特養を開設/医療と美術で新たな介護


北里大に隣接する「マナーハウス麻溝台」(イメージ)

北里大に隣接する「マナーハウス麻溝台」(イメージ)

 社会福祉法人の草加福祉会(埼玉県草加市)は来年4月、相模原市南区下溝に特別養護老人ホーム(特養)を開設する予定。近隣の北里大学や女子美術大学に協力を仰ぎ、介護に医療や美術を取り入れた〝新たな特養〟の創出に挑戦する。 

 新施設「マナーハウス麻溝台」は、北里大学病院西側の敷地に建設している。

 学生や病院職員の実習の場として提供することで人材交流を図り、真の医療型特養として機能強化を目指す。要介護者の健康状態や栄養の管理を行っていくという。

 美術大学との協力構想では、学生の作品発表の場を提供する。学生が入居者と美術を介して交流し、認知症や心理面のケアを図る「アートセラピー」も取り入れる。

 草加福祉会の野田達夫理事(マナーハウス横山台施設長)は「特養も選ばれる時代になった。明るく親しまれる施設にしたい」と話していた。
(芹澤 康成/2016年2月1日号掲載)

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