横浜市緑区の調査分析業「総合環境分析」は、インターネットサイト「井戸水.com(ドットコム)」を開設し、井戸水の水質検査に特化したサービスを展開。相模原市や町田市で増えている検査需要を狙う。
井戸水は2011年の東日本大震災以降、自然災害で断水した時の対策として見直された。環境の影響で変化することもあり、自治体や保健所の指導で水質検査を奨める地域も多い。
相模原・町田では、井以前から戸水の検査依頼が多かったが、災害対策として水質を把握しようとする人が増えたという。井戸を持つ人から「どのような項目で検査をすればいいか分からない」との声があった。
専門の担当者が現地で採水し、水道法に従った検査・分析を行う。検体を採取してから、約2週間で報告書が届くという。
石渡壮常務は「体に入るはいるものなので、安全性を確認したほうがいい。気軽に問い合わせてほしい」と話した。
(2016年2月1日号掲載)