県下最大級の工業技術・製品見本市「テクニカルショウヨコハマ2016」が2月3日から3日間、横浜市西区のパシフィコ横浜で開かれた。「未来をひらく新技術」がテーマで、過去最多の595社・団体が出展した。
(芹澤 康成/2016年2月20日号掲載)
37回目となる今回は、ビジネスソリューションや生産(加工技術)、環境・エネルギーなど5つの分野を設けた。相模原市内の企業も出展し、製品や技術を紹介した。
東鈴紙器(相模原市中央区小町通)は、色鮮やかなダンボール家具「トレリンシリーズ」を展示した。「女性客や孫を持つ人から好評」(鈴木和弥社長)で、会場を訪れた工業高校の女子生徒からも「かわいい」と注目を集めていた。
自動機械のメーカーの星工業(同田名塩田)は、試薬容器に自動で蓋を装着する「オートキャッパー」などを出展した。田中裕二専務は「工程の自動化や省力化をお手伝いしたい」と話した。
向洋技研(同田名)は、「テーブルスポット溶接機」を展示し、得意とする高速溶接技術を紹介した。溶接の痕や歪みが少なく、来場者から「加工面がきれいだ」などと評価を受けていた。