中国の自動車メーカー「長城汽車」は1月、横浜市港北区に日本法人「長城日本技研」を設立したと発表した。高品質な日本製部品を仕入れ、技術力の向上と国際競争力を高める狙い。
同社は、乗用車やSUV(スポーツ用多目的車)などを製造。中国でのSUV需要の拡大を皮切りに、中東など海外への輸出を強化する。
長城日本技研は新横浜を研究開発拠点とし、技術人材を採用。燃費電池車や自動運転技術など最先端技術を開発する。
胡樹傑代表は、12日に開かれた開業式で「日本の成熟した開発理念を学び、世界各地に高品質な製品を届けたい」と強調した。
インベスト神奈川の外国企業誘致としては73社目。中国企業で8社目の誘致となった。
(2016年2月20日号掲載)