相模原でロボ展示会、実証実験の経過報告


災害対応ロボットに関心を示す来場者

災害対応ロボットに関心を示す来場者

 さがみロボット産業特区ロボット展が2月16日、ユニコムプラザさがみはら(相模原市南区相模大野)で開かれた。今年度の実証実験支援事業の重点プロジェクトの口頭報告や展示もあり、各分野のロボットが一堂に会した。

 展示会には、医療・介護、見守り、災害対応などの分野から約30種のロボットを出展。開発担当者から直接説明を受けたほか、実際に使用することができた。

 注目を集めていたプロジェクトは、日産自動車の「自動運転技術」。20年の実用化に向けて開発を進めている。動画のみの展示だったが、ブースを訪れた人は「自動車部品を手がけているが、チャンスと捉えて新事業を立ち上げたい」などと関心を高めていた。

 相模原市産業振興財団は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)や市内中小企業と開発を進めている「小型無人機への無線給電システム」を紹介した。次年度は最終年度となるため、屋外での送電実験を行う。
(2016年3月1日号掲載)

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